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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1994
塔94 2/15 31ページ

エホバに対してどのような恐れを抱くべきですか

恐れとは,普通の用法では,危害もしくは苦痛を予期している状態,つまり一般に驚き,恐怖,動揺を特徴とする悲痛な感情を意味しています。しかし恐れはまた,何であれ傷つけたり害したりするようなものを冷静に認識する,もしくは考慮することをも意味する場合があり,人はそのような認識に基づいて道理にかなった仕方で警戒したり,知力を働かせて先を見通したりすることができます。

聖書は正しい恐れと誤った恐れがあることを示しています。したがって,人は危険に面して健全な恐れを抱き,十分警戒することによって災難を回避できる場合もあれば,病的な恐れを抱いて絶望的になったり,気力を失ったりする場合もあり,そのために死に至ることさえあります。神に対する恐れは健全な恐れです。それは畏敬の念であって,創造者に対する深い崇敬の念であると共に,創造者の不興を買うことを恐れる健全な怖れです。神の不興を買わないようにしようというこの恐れの気持ちは,この方が最高の裁き主で,全能者であり,ご自分に従わない者たちに処罰,もしくは死をもたらす力を持っておられるという認識と共に,この方の愛ある親切や善良さに対する感謝の念から生じます。

エホバ神に対する正しい恐れを抱くことは神に仕えようとする人たちにとって肝要です。エホバに対するこの深い恐れは「知恵の初め」であり(詩編 111:10),「知恵の始め」です。(箴言 9:10)それは人を傷つける病的な恐れではありません。『エホバへの恐れは浄い』ものです。(詩編 19:9)したがって,この恐れは箴言 8章13節で,「エホバへの恐れは悪を憎むことを意味する」と定義されています。そのような恐れは,人が悪い道へ進むのを阻む力になります。「エホバへの恐れによって人は悪から遠ざかる」からです。―箴言 16:6。

アダムとエバは神に対する正しい健全な恐れを働かせなかったために神に背きました。その結果,両人の心に悲痛な恐れ,つまり恐怖が生じたため,二人は神のみ前から隠れました。アダムは,「あなたの声が園の中で聞こえました。ですが……怖くなり(ました)」と言いました。(創世記 3:10)アダムの息子カインも弟アベルを殺害した後,同様の恐れを感じました。その恐れが一つの要因となって,カインは都市を建てることにしたのかもしれません。―創世記 4:13-17。

ヘブライ 12章28節で,クリスチャンは敬虔な恐れを抱くよう,こう諭されています。「過分のご親切のうちにとどまろうではありませんか。それによってわたしたちは,敬虔な恐れと畏敬とをもって,受け入れられる仕方で神に神聖な奉仕をささげることができます」。宣明すべき永遠の良いたよりを携えた,中天のみ使いは,「神を恐れ,神に栄光を帰せよ」という言葉で,その宣明を開始しました。(啓示 14:6,7)イエスは神への健全な恐れを人間に対する恐れと対照させ,マタイ 10章28節に記されているとおり,こう言われました。「体を殺しても魂を殺すことのできない者たちを恐れてはなりません。むしろ,魂も体も共にゲヘナで滅ぼすことのできる方を恐れなさい」。また,啓示 2章10節ではクリスチャンに,「あなたが受けようとしている苦しみを恐れてはならない」と助言しておられます。エホバに対する真の愛は,妥協につながる,人間に対する意気地のない恐れを追い出します。

しかし正しい恐れには確かに,世俗の権威に当然示すべき敬意が含まれます。なぜなら,クリスチャンは,犯罪行為に対して当局から科せられる正当な処罰が神の怒りの間接的な表明であることを知っているからです。―ローマ 13:3-7。

イエスは,「事物の体制の終結」の時には恐れの風潮が地を覆うようになることを予言されました。そして,「恐ろしい光景」が生じ,人々は『人の住む地に臨もうとする事柄への恐れと予想から気を失う』ようになると言われました。(ルカ 21:11,26)一般の人々はそのような影響を受けるとしても,神の僕たちはイザヤ 8章12節で言い表わされている,「彼らの恐れるものを恐れてはならない」という原則に従うべきです。使徒パウロは,「神はわたしたちに,憶病の霊ではなく,力と愛と健全な思いとの霊を与えてくださったからです」と説明しています。―テモテ第二 1:7。

賢人は人間ならびに人間の職業や災いの多い経験を注意深く研究した末に,こう言いました。「すべてのことが聞かれたいま,事の結論はこうである。まことの神を恐れ,そのおきてを守れ。それが人の務めのすべてだからである」― 伝道の書 12:13。

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