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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔(研究用)2018
塔研18 05月号 32ページ
2012年にウクライナのニージニャ・アプシャで開かれた大会

ウクライナのニージニャ・アプシャで開かれた地域大会(2012年)

収穫は大きい!

イエスは,終わりの時に追随者たちが豊かな収穫を楽しむことを予告しました。(マタ 9:37; 24:14)このイエスの言葉は,ウクライナのザカルパトスカヤ州で確かに成就しています。ある地域の3つの町には50の会衆があり,5400人以上の伝道者がいます。a この3つの町では,なんと4人に1人がエホバの証人です。

この区域の人たちについて,バシレという兄弟はこう述べています。「人々は聖書に敬意を抱いており,正義感が強く,家族の絆を大切にし,誠実に他の人を助けます。わたしたちの信条にいつも同意してくれるわけではありませんが,聖書から話すと注意深く耳を傾けてくれます」。

もちろん,伝道者の比率の高い区域で奉仕するのは簡単ではありません。ある会衆には134人の伝道者がいますが,区域には家が50軒しかありません。兄弟たちはどのように伝道しているのでしょうか。

多くの兄弟姉妹は,自分たちの区域だけでなく必要の大きな所でも奉仕しています。90歳のヨナシュという兄弟はこう言います。「わたしたちの会衆の区域には,伝道者1人に対して2軒の家しかありません。わたしはまだ元気だったころ,160㌔ほど離れた未割り当て区域にも行き,ハンガリー語で伝道しました」。兄弟たちはこのような奉仕をするために,大きな努力を払っています。ヨナシュはこう言います。「列車に間に合うように午前4時に起き,帰りの列車が出発する午後6時まで伝道しました。週に二,三回このような奉仕をしました」。そうした努力は報われたでしょうか。こう述べています。「この奉仕から大きな喜びを味わいました。ある家族が真理を学ぶのを援助できました」。

もちろん,すべての人が遠くの地域まで伝道に行けるわけではありません。でも,高齢の兄弟姉妹を含めすべての人が,地元の区域で一生懸命に伝道しています。この3つの町では,2017年の記念式に伝道者数の2倍近くの人が出席しました。町の人たちの半分が出席したことになります。どこで奉仕していても,わたしたちには「主の業においてなすべき事[が]いっぱい」あるのです。(コリ一 15:58)

a フリボーキー・ポチック,セレドネ・ボジャーネ,ニージニャ・アプシャという3つの町です。

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