開拓者精神は広まっています!
1 1971奉仕年度中,特別および正規開拓者そして他の熱心な伝道者は日本各地の124の新しい都市でわざを開始し,数多くのすばらしい経験を得ました。また,夏の2,3か月の期間に機会を捕えて休暇開拓を行なったり,未割当区域で奉仕したりした人びとも多数います。彼らはなんと大きな祝福にあずかったのでしょう。たとえば,ふたりの若い兄弟たちが黒磯に行きましたが,6週間に61冊の本と569冊の雑誌を配布し35件の予約を得ました。そのうち6件の予約は,不在の家を再び訪問して得ました。この経験が東京・久が原巡回大会で紹介されたところ,さっそくふたりの正規開拓者が,その町の多くの新しい研究を司会し,その土地の関心のある大ぜいの人びとをさらに見いだして援助すべく,黒磯に行くことを進んで申し出ました。
2 また,家庭の主婦あるいは家族のかしらの立場にありながらも,自分たちの会衆とともにすぐれた開拓奉仕を行なっている伝道者も大ぜいいます。ふたりの幼い子どもを持つ,ある新しい姉妹は,1969年6月に奉仕を始め,10月17日にバプテスマを受け,同年12月に休暇開拓を始め,1970年5月以来,正規開拓者として奉仕していると語りました。そして夫の激しい反対に会いましたが,幾つもの研究の中からひとりの人をバプテスマを受けるまでに導き,またもうひとりの人を伝道に携わるまでに援助する喜びを得ました。休暇および正規開拓に関心を持っている人びとすべては,巡回大会の土曜日午後の集まりに出席するよう勧められています。この集まりに出席すれば,開拓者のわざに関する数々の実際に即した励みになることを聞いて鼓舞されるでしょう。あなたは休暇開拓奉仕を,次いで正規開拓奉仕を今奉仕年度のご自分の目標にすることができますか。開拓奉仕を始めるにあたって最大の障害となるのは,わたしにできるだろうか,という疑問であることに多くの人が気づいています。もし何も妨げがなく,資格を備えているのであれば,確かにあなたはエホバの強さにささえられて開拓奉仕を行なえます。―イザヤ 40:28-31。
3 なんらかの妨げがあって開拓者として名簿に載せられることはむずかしくても,大ぜいの人たちはやはり開拓者精神を表わしています。たとえば,八代会衆の最近バプテスマを受けた83歳の姉妹は,外出できませんが,手紙を書いて開拓者精神を表わし,これまでにそうした手紙を合計132通送りました。その結果,ルーテル教会に50年交わってきた3人の人たちが今,別の町で研究しています。そのうちのひとりはすでに大いなるバビロンを去り,また他のふたりも同様の行動を取るよう決意しています。確かに神の霊は年齢・身体上の障害・生活事情などによって拘束されるものではありません。