「ものみの塔」誌を推奨する
1 あなたは「ものみの塔」誌の新しい号を毎号受け取るさいどのように感じておられますか。ほんとうにわたしたちは,その備えの点でエホバに多く負っており,エホバの愛ある導きに深く感謝してはいないでしょうか。何にもまして,「ものみの塔」誌はわたしたちの主要な教科書として,エホバのことば聖書そのものに注意を向けさせてくれます。わたしたちにとって,各号の「ものみの塔」誌は聖書の知恵を収めたなんとすばらしい宝庫であり,十分な理解,助言,そして慰めを与えてくれるのでしょう。
2 わたしたちは「ものみの塔」誌を通して,聖書中の多くの貴重な真理の理解を得てきました。わたしたちは,人間が出現する以前に生じた事柄を学びました。(創世 1:1-26)また,エホバ自身,神のお名前,神の顕著な特質,み子,そして神の目的の中でみ子の占める重要な立場にも精通するようになりました。(コロサイ 1:17,18; 2:3)さらに,聖書が預言の本として他に類を見ないものであることも学びました。聖書だけが歴史上のできごとのほんとうの意味を教えており,またそうしたできごとがなぜそのようになったのかをも示しています。(ルカ 19:41-44)そのうえ聖書はこの世の現在の諸政府全体の将来をさし示し(ダニエル 2:44),また現代のできごとを説明し,まもなくエホバが邪悪な者をすべて一掃されることをも教えています。(詩 37:9,10)「ものみの塔」誌は神のみことばのこうしたすばらしい真理を明らかにしているのですから,この雑誌を推奨すべきなんと強力な理由があるのでしょう!
3 「ものみの塔」誌は,今日の世の出版物となんという対照をなしているのでしょう。週刊誌はますます人間の動物的本能に訴えるものとなっています。新聞は犯罪,退廃,不道徳などにかんする低俗な記事をますます大きく取り上げています。それでも多くの人々は1か月900円もの新聞代を惜しみなく払います。「ものみの塔」誌と「目ざめよ!」誌の場合,購読料は1か月がわずか100円,1年の予約料金は1,200円ですから,これらの雑誌を読むほうがどれほど建て起こされるかしれません。少なくともこれら2つの雑誌のうちどちらか一方を予約して益にあずかれるよう勧められるでしょう。即座に予約できない人々には,「神のことば」あるいは「真理」の本に2冊の雑誌を添えて150円の寄付で,あるいは2冊の雑誌を50円の寄付でそれぞれ提供できます。
4 予約を得る秘訣の1つは,奉仕のための備えを整え,そうした備えを効果的に用いることです。きれいな聖書,雑誌,贈り物の小冊子,予約用紙,ペン……その他のものをすべて前もって用意しておきますか。予約の取り決めを説明する際,家の人に予約用紙を2枚見せて,その1枚を受け取りとして相手に渡すということを説明しますか。また,予約を期待してペンを取り出しますか。あなたは野外で奉仕を始める前に,家族の者または他の仲間の証人とともに少しの時間をさいて,区域内のいろいろな家の人や関心のある人にどのように話すかを練習しますか。そのようにすれば野外奉仕への意欲も強められます。
5 冬の間の数か月は聖書研究のわざを強化するのに理想的です。この季節は人々に出版物を読むよう勧めるにも,また人々の家庭でいっしょに聖書を研究するにも都合のよい季節です。とくに新しい予約者には,真理の本のちらしや新しい研究を始める他の方法を十分に活用してください。数か月の間,熱心に研究してきた人で,この春新しく伝道者になる資格が得られそうな人には特別に余分の時間を費やすこともできます。エホバの賛美者になるに際して,聖書の原則および自分の責任と特権をはっきりと理解するようそれらの人を援助してください。そのうえで,それら研究生が良いたよりを伝えるわざに参加したいという願いを持っているならば,そのわざに携わるよう招待してはいかがですか。そうすることは,研究生にとっても,またそれら研究生に耳を傾ける人々にとっても,なんと大きな祝福となるのでしょう。