支部の手紙

王国伝道者のみなさん:

11月の運動でみなさんすべてが示したすばらしい努力にわたしたちは胸を躍らせています。初めてみなさんは「千年王国」の書籍を提供し，一か月で，18万486冊というたいへん優れた配布をなさいました。また，それは雑誌運動の月ではありませんでしたが，みなさんは雑誌の重要性を忘れませんでした。11月のみなさんの雑誌配布101万5,806冊は，10月の「目ざめよ！」運動期間中に配布したものに次ぐ二番目のものです。時間は10月の最高数よりもわずか241時間少ないだけです。正規開拓者たちは引き続き増加し，4,395人となり，野外の伝道者は昨年の平均を26パーセント上回る2万8,423人でした。家庭聖書研究は5万515件に増加しました。これらすべてはみなさんが，エホバの賛美となるように集めるわざに心と魂をささげておられることを物語るものです。みなさんの会衆は2月も伝道者新最高数を得ることができますか。

さて，わたしたちは再び「ものみの塔」運動に入っております。「年鑑」によると昨年，全世界で238万7,904の「ものみの塔」と「目ざめよ！」の新予約が得られました。日本では驚くほど多くの新予約，27万1,259が得られましたが，これは全世界の十分の一以上のものです。1月から4月までのこの4か月間に，わたしたちは人々に「ものみの塔」と「目ざめよ！」を提供するすばらしい機会を持つことになりますが，特に「ものみの塔」運動の期間ですから，「ものみの塔」を提供する機会となるでしょう。しかしながら多くの人々は両方の雑誌を予約したいと望むでしょう。予約なさらない方々には60円の寄付で両方の雑誌を提供するようにしてください。これらの雑誌の中に含まれている現代の出来事の深い意味に対する洞察や将来に対する希望は他のどんな定期刊行物の中にも見いだすことができないものです。

昨年中，全世界で王国伝道者により2億7,323万8,018冊という最大の雑誌配布がなされました。もちろん日本で配布された980万7,587冊はこの中に含まれています。何とすばらしい証言がなされたのでしょう。

みなさんすべては「ものみの塔」と「目ざめよ！」の印刷部数の増加を見守っておられることでしょう。一号当たりで「ものみの塔」は昨年70万部以上，「目ざめよ！」は90万部ほど増加しました。1975年が過ぎ去る前に，もし協会が全世界の印刷施設を用いて毎号1,000万部を印刷することが必要となるなら，それはすばらしいことではありませんか。日本では，全世界の協会の印刷機で印刷されるものの二十分の一に当たる，毎号50万部を間もなく印刷できると期待しています。すでに，わたしたちの二台目の高速輪転機が動き始めています。2月8日号と22日号の「目ざめよ！」はこの新しい印刷機で生産された最初の雑誌となりました。

おそくとも2月中には，みなさんすべては「1975年のエホバの証人の年鑑」をそれぞれ受け取ることができるでしょう。わたしたちは発送上の問題が配達を遅らせているのを残念に思っています。しかし，何と胸を躍らせることがこの中に含まれているのでしょう。そしてもしみなさんが，研究している人々や，親族そして友人のためにもっと欲しいと思われるなら，どうぞ会衆にさらに注文するようにお求めになってください。わたしたちはすべての必要を満たす十分な数を持っているでしょう。

1975年が経過してゆく時，「年鑑」は奉仕会や神権宣教学校で広範囲に用いられるでしょう。沼津や東京のベテル･ホームそれに宣教者ホームでは毎日朝食の時に，読み終えるまで「年鑑」を約5分間，一緒に読むことを習慣としています。わたしたちは同様な取決めをすべての家族や開拓者の群れで行なっておいでになるようお勧めします。「年鑑」は支えとなる『時に応じた食物』とこれから先，将来に忠誠を保つための強い励ましを含んでおります。

支部の監督，ロイド･バリー兄弟は最近ニューヨーク･ブルックリンのエホバの証人の統治体の一人として奉仕する任命を受けました。1975年2月1日から本間年雄兄弟は日本で支部の監督として奉仕するよう協会の会長により任命されました。みなさんすべてがエホバの組織に忠節な支持を与え，ご自分の働きに多くの喜びを見いだされますように。集会に出席し，野外で忠実に働き，常に組織と密接であってください。そして神の民として大患難を通過し，輝かしい新秩序に入る準備をなさってください。わたしたちすべてが，み子キリスト･イエスを通して示されるエホバの過分のご親切により新秩序における永遠の命を得ることができますように。

日本支部の兄弟たち