支部の手紙
王国伝道者のみなさん:
10月に再び「目ざめよ!」の予約運動に参加できるのは大きな喜びではありませんか。確かに区域は以前よりももっとひんぱんに回られていますが,真理に関心を示す人々は引き続きエホバの崇拝に集められています。次の経験は,区域が何度回られていても,慰めを与える音信を本当に必要としている人々がたくさんいることを気付かせます。
世の中と将来に対する極度の絶望感を抱いていた一人の主婦は,一度目の自殺に失敗し,二度目の自殺を綿密に計画していました。この人の姉は「ものみの塔」や「目ざめよ!」誌を持って来ては聖書研究を勧め,記事を読んでくれることさえありましたが,この人は耳を傾ける気力さえありませんでした。姉がおいていった雑誌がたまったので処分しようと思い,初めて雑誌に手をふれ,何気なくめくった最初の記事は「目ざめよ!」誌の「寂しさはいやされます」というものでした。引き込まれるように最後まで読み通し,ただ一冊の雑誌から生きる希望を得たのです。今ではバプテスマを受けた姉妹となったその人はこう語っています。「わたしは…生きることへの無限の喜びを胸一ぱいに感じております。言い尽すことのできないエホバの備えに…心から感謝したいと願っています」。
そうです,わたしたちはこの体制の邪悪な事柄のために『嘆きかなしんでいる人々』に慰めとなる希望を与えていきたいと望んでいます。この点で「目ざめよ!」誌は何と大きな力となるでしょう。10月中予約活動に励むと共に,予約しない方々に対し,2冊の雑誌と研究用の3冊の小冊子を配布し研究にも力を注ぎましょう。―エゼキエル 9:4。
7月の野外奉仕報告によると,伝道者数は3万7,870人で6月より189人少ない数でした。7月に五つの地域大会があり,ある方々は奉仕の機会を持てなかったかもしれません。しかしみなさんの努力はすばらしいものでした。どうぞこれからも勤勉な努力により毎週の定期的な奉仕に励み,奉仕を忘れずに報告するようになさってください。長老のみなさん,伝道者たちを援助しましょう。
日本支部で働く,みなさんの兄弟