支部の手紙
王国伝道者のみなさん:
毎年夏の間,一時的な特別開拓者の取決めが設けられ,これらの方々はまだ全然奉仕されていない区域での奉仕に専念しています。1976年7月から10月にかけて,100人の兄弟姉妹たちが50の群れを作って93の町村で奉仕を楽しむことができました。区域の人々は音信によく耳を傾け文書を求め,良い業がなされました。この期間中1万6,567冊の書籍と5万8,277冊の雑誌が配布され,340件の聖書研究が司会されました。何と優れた証言がなされたことでしょう。一時的な特別開拓奉仕の期間が終わって奉仕者が区域を去る時,別の奉仕者がこれらの区域に入ったり,一時的な特別開拓者がそのまま区域に留まるなどして,九つの新しい群れが正式に発足しました。
これら一時的な特別開拓者たちの中には二人の幼い子供を持つ夫婦もいました。彼らは長崎県の離島での奉仕を楽しみました。9月の最後の日曜日,公開講演を計画し,車を用いて40余りの部落でこのことを宣伝しました。当日は町のスポーツ大会と重なりましたが,13人の方々が講演会に出席しました。初めて出席した二人の主婦は研究を希望し,彼らの家で行なわれた研究には3組の夫婦を含む13人の方々が開拓者の到着を待ちわびていました。何という大きな喜びでしょう。未割当ての区域に住む人々の中には本当に心から真理を待ち望んでいる人々が大勢いるのです。
日本ではまた900以上の町村が未割当ての区域として残っており,これらの区域に住む人々は全人口の約6%,670万人を越えています。「大患難」が到来する前にこれらの方々にも是非王国の音信を伝え,証言を行ないたいと望んでいます。新しい補助開拓の取決めや,調整された正規開拓奉仕の取決めにより,さらに大勢の方が開拓奉仕に励んでおられるのはうれしいことです。1977年夏にもエホバのご意志であれば一時的な特別開拓奉仕が取り決められますが,それ以外にも正規あるいは特別開拓者として,または家族として未割当て区域や必要の大きな所での働きはいつでも求められていますので,このような奉仕に携わりたい方々は支部に手紙をお書きください。具体的で,実際的な提案をしたいと思います。
10月に正規開拓,補助開拓,伝道者合計は新最高数に達しました。そして再訪問や研究を高めるための新しい3種類の小冊子が出されましたが,みなさんはすばらしい感謝と熱意をもってこれを活用なさいました。新最高数である27万冊以上が配布されたのです。これからなすべきことは関心を示す方々すべてを親しく再訪問して効果的に家庭聖書研究を取り決めることです。新しい「良いたより」の書籍も入手できたのは何と感謝すべきことでしょう。これらの備えを用いて,教える業にいままで以上の努力を傾けましょう。
日本支部のみなさんの兄弟