質問箱
● 「あなたの奉仕会」に備えられた筋書きを,割当てを受けた人はどれほど徹底的に扱うべきですか。
集会の割当てを扱う人たちは,与えられた時間内に扱える以上の資料があてがわれていることに気付くかもしれません。経験を含めるなど,資料を地元に適用させようと努める時,特にそうなるかもしれません。一方,そうした資料を求めれば教えてくれるような奉仕者が少ししかいない,ごく小さな会衆では,詳細な筋書きは感謝されるでしょう。それで,集会の割当てを扱う兄弟たちが,それぞれの部分で地元に適用できる主要な点を用い,できるだけ例を挙げながら説明して,資料を土地の事情に合わせて調整することが提案されています。つまり,主要な点を徹底して扱うために,幾つかの小さな点は省くかもしれないということであり,それは講演が時間を超過しそうな時,公開講演の話し手が副次的な点をカットするのと同じです。しかし,これは筋書きに示されている集会のその部分の基本的な目的から討議がはずれることを意味してはいません。
時々筋書きになった聖書の討議がありますが,それらは,経験などを織り込むとふさわしく扱いきれないほどの資料や聖句が載っていることもあります。その部分を扱う人は,このことを考慮に入れてどの聖句や要点が最重要か,前もって注意し,その他のものは時間が許す時にのみ用いるのがよいでしょう。あまりに一般的な点を多く網羅するよりも,二,三の点をわたしたちの生活に適用しながら取り扱うのは良いことです。
これは,奉仕会の割当ての準備が重要でないという意味ではありません。割当てを受けた各人は,兄弟たちに十分に仕える責任を銘記しながら真剣にプログラムを準備することが期待されているのです。