支部の手紙
王国伝道者の皆さん:
今年の年句であるコロサイ 3章14節の,『愛を身に着けなさい。それは結合の完全なきずなです』という聖句は,新しい年を始めるに当たって何とふさわしい聖句でしょう。分裂を深めるサタンの体制下にあって,わたしたちは真のクリスチャンをしるしづける愛の特質を一層十分に表わしてゆきたいものです。
さて去る11月3日,海老名ベテルの王国会館に午前,午後と二組に分かれて集まった関東地方の合計950人ほどの長老たちは,海老名ベテルの敷地に予定されている大会ホールの建設計画について説明を聴き,活発な質疑応答によってこの計画に対する深い関心と熱意のほどを示しました。1984年7月ごろの完成を目指し,建設工事の準備が進められています。既に完成した関西大会ホールと共に,関東大会ホールはエホバの崇拝の発展に大きく貢献するものと期待されます。
さて,皆さんは10月の奉仕報告を知って喜ばれることでしょう。9月に続いて10月も1,000人以上の方々が新たにエホバへの奉仕に加わり,7万4,186人という伝道者の最高数に達しました。正規開拓者1万4,504人,開拓者合計2万8,053人はいずれも最高数で,伝道者の38%,つまり10人のうち4人近くが開拓奉仕にあずかったことになります。雑誌配布も5月の最高数より28万冊多い181万7,000冊が配布されました。わたしたち各自が雑誌をよく読んで十分益を得るように努め,これからも雑誌配布の業に積極的に励みましょう。
エホバの組織と交わる多くの新しい伝道者一人一人がクリスチャンの円熟性を目指し,再訪問や家庭聖書研究の業にも参加して弟子を作る業にあずかるのは大切なことです。(ヘブライ 5:12-6:2。マタイ 28:19,20)すべての伝道者が少なくとも一つの家庭聖書研究を司会するように励むとき,エホバはさらに多くのみ名の賛美者を育ててくださることでしょう。支部で奉仕するわたしたちは皆さんの魂を込めて行なわれる熱心な奉仕に大いに励まされ,感謝しています。
心からの愛を送ります。
日本支部の皆さんの兄弟たち