支部の手紙
王国伝道者の皆さん:
沼津市にあった旧ベテルで協会が独自の印刷・製本の仕事を始めてから約10年が過ぎました。当時ほとんど経験のなかった兄弟たちが業を始めました。しかし,神の組織は常に前進し,その手の業を改善させ,増加させます。1978年には合計の雑誌印刷部数が1億冊に達しました。今この時点でその累計は約2億1,000万冊になりました。今奉仕年度中に2億3,000万冊に達する見込みです。その他の出版物の印刷や製本の仕事を考えると,ベテルでの仕事は本当に豊かに祝福されてきたと言えないでしょうか。
喜ばしいことに,統治体は日本支部が3台目の高速オフセット輪転機を入手することを承認してくださいました。約1年後には納入されるでしょう。これは従来の機械の能力をはるかにしのぐ最新鋭機で,1分間に最高1,000冊の雑誌を印刷することができます。(現在は平均270冊)これにより永年続いている交替制や残業を解消できると考えています。わたしたちは野外の宣教活動や自分自身の研究のために,確かに印刷された神の言葉とその理解を助ける文書を必要としているので,こうした点での進歩と拡大に対しエホバ神に感謝しています。
昨年の11月の野外奉仕報告によると,伝道者数は新最高数の7万4,759名になりました。さらに正規開拓者も増加し続け,1万4,619名に達しました。宣教活動の主な目的のひとつは人々を教えることです。そして兄弟たちがこのことをよく銘記していることが分かります。再訪問と家庭聖書研究もそれぞれ最高数をかぞえました。―マタイ 28:19,20。
進歩,前進を続ける神の会衆の中にあって,わたしたちひとりひとりも自分の分を立派に果たしてゆきましょう。自分の賛美の質,証言の巧みさに心を用いてゆきたいと思います。ベテルの中の奉仕であっても,野外での活動であっても,この緊急な時代のクリスチャンの信仰の業に熟練してゆきましょう。(箴 22:29)そのようにして人々を盲目にしているベールを切り裂き,その心に真の光を輝かせましょう。―コリント第二 4:3,4。
1年中で一番寒い時です。寒冷地の兄弟姉妹たちの熱心と努力をわたしたちは感謝いたします。皆さんの信仰と業の上に豊かな祝福を祈りつつ,
日本支部の皆さんの兄弟たち