質問箱
● 神権宣教学校の「助言用紙」に付けられる記号はそれぞれ何を意味していますか。
研究生の話が終わると,神権宣教学校の監督はその日の割り当てで考慮された助言点に対して,「助言用紙」の上に「努」,「改」,「良」といった記号を付けます。「神権宣教学校案内書」の101ページ7節には,これらの記号の意味が次のように説明されています。
「使用される記号は次のとおりです。『努』(努力してください): 特定の話の特質を改善するため,さらに努力を要する場合。『改』(改善された): 研究生はある点に関して少なくとも一度はすでに努力し,改善した証拠を示しているが,また今度も努力するほうが良いと考えられる場合。『良』(良い): 考慮中の特質が十分に発揮されたので,学校の次の割り当てを準備する際,話の特質の別の点に関する研究に進んでも良いと認められる場合」。
会衆によっては,これらの記号のうち,「改」という記号の用い方が誤解され,「改」の記号が付けられた場合は次の研究に進むことができると考えられているようです。しかし,上記の引用文からお気づきのように,「改」が付けられたなら,「また今度も」努力することになります。したがって,「良」が記された時だけ,次の特質に進むことができます。学校の監督および研究生の双方がこのことを理解しておくことができるでしょう。
割り当てを果たす研究生は,学校の監督の助言を進んで求めるべきです。「1983年の神権宣教学校予定」の「助言と短評」の部分には,「話をする人たちが会場の前の方に座るのは望ましいことです。それは時間の節約に役立ち,学校の監督が各研究生に直接助言を与えることをも可能にしてくれます」と述べられています。このことを適用して,聴衆の最前列の席を研究生用に用いている会衆もあります。こうした点に加えて,各研究生がその日の集会のあとすぐに学校の監督のもとに行き,助言用紙を受け取るようにすれば,大変感謝されるでしょう。学校の監督は細かな点を忘れないうちに助言を補足できるので,研究生も助言から一層大きな益を得られることになります。