支部の手紙
王国伝道者の皆さん:
「王国の一致」地域大会に出席し霊的に大いに強められた皆さんは,一致した民として,熱心に,また喜びをもってエホバへの奉仕に励んでおられることでしょう。
7月末,統治体の一員としてライマン・スウィングル兄弟は,香港,台湾省,フィリピンへの旅の途中,日本に立ち寄られました。同兄弟は親切にも調布B大会で兄弟たちに経験を含めた励みとなる話をしてくださいました。物質主義的な傾向の強い経済大国の日本において,兄弟たちが物質欲に満ちたこの世の一部になることなく,非常に大勢の方が開拓奉仕に励み,世界の他の国々の兄弟たちに良い模範となっていることを同兄弟は指摘されました。―ヨハネ第一 2:15-17。
この夏の地域大会が開かれた最初の週に山陰地方では集中豪雨があり,益田市,浜田市およびその近くの地方に大きな被害がでました。兄弟姉妹たちも家屋の浸水などかなりの被害がありましたが,死傷者が出なかったことは幸いでした。昨年夏の長崎地方の水害のときと同様,協会からは直ちに被災地の兄弟たちに救援金が送られました。全国の兄弟たちや中国地方の各巡回区からは必要を補って余りある救援金が送られましたが,これは兄弟姉妹たちに熱烈な愛を表わす優れた方法の一つと言えるでしょう。協会には「救援基金」と呼ばれる会計が保たれ,兄弟たちからその旨指定されて送金される救援金はその特別の会計に入金され,将来必要が生じたときに直ちに役立てられます。
さて,地域大会の行なわれた7月中,野外奉仕はどうだったでしょうか。伝道者の新最高数8万1,310名は昨年の平均伝道者数に対して20%の増加に相当します。正規開拓者数も最高数で,初めて1万6,000名台を超えました。
神権宣教学校の聖書朗読は9月末から創世記に入り,ヘブライ語聖書をこれから読み進むことになります。新しい「霊感」の本を十分活用しながら新世界訳聖書の66冊の書に精通するのに何と恵まれた機会となることでしょう。
心からのアガペー愛と共に,
日本支部の皆さんの兄弟たち