質問箱
● クリスチャンは他の宗教の葬式に出席してもよいでしょうか。
クリスチャンは肉親を失った遺族を慰めたいと思います。しかし,偽りの宗教の行なう葬式では焼香や祈りなどの崇拝行為が求められるのが普通です。それらの行為をクリスチャンが行なえないのは明らかです。(マタイ 4:10。コリント第一 6:9,10)崇拝に関して,クリスチャンは断固としてエホバ神に忠実を示すでしょう。
しかし,葬式に伴う崇拝以外の事柄にどの程度参加するかは各人が聖書の原則を踏まえて決定すべき事柄です。例えば,葬式の儀式の場に出席するかどうかを決定する前に次のような要素を自問したいと思うことでしょう。自分が儀式の場に出席しながら崇拝を拒むなら他の人々は感情的にならないだろうか。自分はその圧力に耐えて忠誠を守れるだろうか。また,他の人の感情を荒だてるのと儀式の場に出ないのとどちらのほうが良いだろうか。また,儀式の場に自分が居合わせたり,葬式の行なわれる偽りの宗教の建造物に入るのを他の人が見る場合,その人をつまずかせる危険はないだろうか。(コリント第一 8:9,10)そのことに対して自分の良心に疑念はないだろうか。―ローマ 14:23。
また,クリスチャンは霊魂不滅の考えを示すような葬式の役目を引き受けて,偽りの崇拝を受け入れているかのように振る舞いたいとは思いません。しかし,食事の準備や買い物,掃除など裏方としての仕事を行なうことに異存はないことでしょう。