1992奉仕年度の日本の目標
1 日本支部は,9月から始まる新奉仕年度中「教える技術を向上させる」という新しい目標を設け,その達成に努力を傾けることにしました。この目標には,効果的に家庭聖書研究を司会することにより研究生を神の組織に導き,新しい伝道者の産出を図ったり,会衆の種々の集会の出席を高めたりすることが含まれています。またこの目標には,演壇からの教え方を改善することによって,会衆全体の霊性の向上を図ることも関係しています。
2 創造者という概念を持たず,聖書に接する機会の少なかった人々に真のキリスト教を教えることは決して容易ではありません。しかしわたしたちは,この業を一つの挑戦とみなし,教える者として自分の分を力強く果たしてゆきたいと思います。この点で,優れた教え手であられるイエスや,諸国民の間で効果的に宣教者の業を行なったパウロなどの立派な模範から多くを学ぶことができます。
3 エホバは終わりの日に収穫の業を速めておられ,世界じゅう至るところで,『人々を弟子とし教える』業が驚くほどの産出を見るよう祝福してこられました。(マタイ 28:19,20。アモス 9:13)わたしたちが教える技術を一層向上させてこの業にあずかるとき,引き続き豊かな収穫の喜びを刈り取ることができるでしょう。
4 今後協会は,教える技術の向上を図る上で役立つ事柄を「王国宣教」で取り上げてゆく予定です。それで長老や奉仕の僕はもちろんのこと,開拓者を含むすべての奉仕者たちが,教える技術を習得し,大群衆の一員となる可能性のある人々を真理と救いの道に導くように努力してまいりましょう。