ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 宣 91/12 3–4ページ
  • 個人や会衆の霊を燃え立たせる

視聴できるビデオはありません。

申し訳ありません,ビデオをロード中にエラーが発生しました。

  • 個人や会衆の霊を燃え立たせる
  • わたしたちの王国宣教 1991
わたしたちの王国宣教 1991
宣 91/12 3–4ページ

個人や会衆の霊を燃え立たせる

1 ここ数年の間に,エホバは驚くべき仕方で日本における野外の活動を祝福してくださいました。わずか3年間で,500以上の新しい会衆が設立され,新伝道者数は3万人を上回るものとなりました。エホバはご自分の霊をもって,1世紀と同様にわたしたちが野外で精力的に働くとき,その業を祝福し導いてくださいます。―使徒 16:6-9,14参照。

2 全世界には6万3,000余りの会衆がありますが,会衆の歴史,成員数,交わる長老や奉仕の僕の数など様々な要素により,神の民の会衆にはその会衆特有の霊があります。そうした霊は,会衆の人々の思いや心の中で働いている力によって育まれてゆきます。パウロは,1世紀のフィリピ会衆が示していた立派な精神を次のように言い表わしました。「主イエス・キリストの過分のご親切が,あなた方の示す霊と共にありますように」― フィリピ 4:23。

3 今日のエホバの証人の諸会衆においても,様々なすばらしい霊が示されているのは喜びです。多くの会衆は互いに対する友情や愛に富んでいるに違いありません。また平和の霊が行き渡っている会衆も多いことでしょう。聖書の助言や長老たちによって与えられる提案に敏感にこたえ応じるという立派な精神が醸し出されているかもしれません。さらに,人をよくもてなす霊が定着している会衆もあります。各成員が神の霊と協働してその自由な活動を促進させているところでは,熱意や熱心さの霊に燃え立つ生気あふれる会衆としての順調な成長が見られてゆくに違いありません。では,あなたやあなたの交わっている会衆の霊は燃え立っているでしょうか。

4 聴いて学び,エホバに教えられるための集会: 神の霊は集会の取り決めを通して働きます。エホバ自ら集会の主人役となっておられ,わたしたちに「命の水を価なくして受け」るよう勧めておられます。(啓示 22:17)キリスト・イエスも,「二人か三人がわたしの名において共に集まっているところには,わたしもその中にいる」と述べておられるゆえ,わたしたちはこれといった理由もなく集会を休みたいとは思いません。(マタイ 18:20)長老や奉仕の僕たちは,集会での熱意を燃え立たせる面で大きな役割を担っています。単に割り当てを無難にこなすという態度ではなく,会衆に対する関心,プログラムに対する認識や喜びを表わすよう努めるべきです。もし,割り当てを受けた兄弟たちが明らかに準備不足で熱意に欠けたプログラムを提供するなら,聴衆の霊が燃え立つことをどうして期待できるでしょうか。自分自身を奮い立たせるものを持っていると感じるようになるまで,話す資料を十分検討するようにしてください。そして,内面からわき上がってくるものに動かされて,十分の声量を用い,熱意をこめ,生き生きと話してください。

5 エホバの愛ある備えから最善の益を得るためには,出席者も事前に集会の準備をしておく必要があります。思考力を働かせ,知識を活用する方法を考えながら聴くよう意識的に努力している人もいます。話し手への注意がそらされるほどノートをたくさんとったり,話の資料となっている出版物ばかり見ていて,話し手とのコミュニケーションが失われることのないようにしてください。このように,聴く能力を改善することによって,わたしたちは論じられている事柄の真意やその背景となっている聖書的な原則を把握できるようになります。そのような人は,聴いて得た教訓を活用することにより,いわゆる規則のようなものに頼らなくてもすむようになります。(箴言 1:5)こうした学び方は,神への献身の思いを強め,生気にあふれた崇拝を実践する活力となります。

6 開拓者の任命や特別集会の計画が発表されたり,会衆を鼓舞する経験が語られたりすると,わたしたちはごく自然に喜びや感謝を表わしたいと思うようになります。巡回大会や特別一日大会を含む大きな大会についても同じことが言えます。『忠実な奴隷』級によって準備され,割り当てを受けた兄弟たちが多くの時間や努力を払って提供した特別なプログラムや励ましに感謝し,結びの歌と祈りの後にその感謝を心からの拍手をもって表わすのはふさわしいことと言えます。ある国々では,地域大会に出席した人々から感動や興奮の余り拍手が沸き起こり,プログラムを中断せざるを得なくなるという光景が幾度も見られました。わたしたちもためらうことなく,心からあふれる感謝の気持ちや喜びを伝えることができるでしょう。集会で賛美の歌を歌うことは,エホバの民にとって祈りと共に崇拝の重要な部分です。その歌詞は,いずれも真の崇拝と直接結びつく築き上げる内容のものであり,わたしたちが大きな声で心をこめて歌うなら,エホバに一層の賛美を帰することになるでしょう。

7 活発な雰囲気を醸し出す: 会衆の霊を燃え立たせるもう一つの方法は,成員同士が親しくし,互いをもてなし合うことです。(ヘブライ 13:2)集会にやってきたとき,王国会館で仲間のクリスチャンから笑顔で迎えられたり,互いに温かいあいさつの言葉をかけ合ったりするのは何とさわやかなことでしょう。では,あいさつ以上の個人的な関心をどのように表わせるでしょうか。集会の前後に人々を親しみを込めて歓迎したり,若い人を含む仲間と互いを知り合う目的で話し合ったりするのはいかがですか。また,新しい人や研究生を長老や他の奉仕者に進んで紹介し,個人的に親しくなってもらうことも大切です。そうすれば,研究生をいつも自分一人で世話するのではなく,研究生が他の人からも益を受け,長老たちからは,研究生の抱える問題を克服したり霊的に進歩したりするのに役立つ助けを受けることができるでしょう。

8 会衆によっては,集会の前後に賛美の歌がバックグラウンドミュージックとして大きな音で流されるため,会話を交わすことが難しいという状況が見られるようです。また,集会の始まるかなり前から案内係が出席者に着席を促しているため,会場内が重苦しい雰囲気に包まれているところもあるようです。それで長老たちは,集会の前後や集会中,物事が適正に取り決められているかどうかを時々見守る必要があります。初めて集会に出席した人のために,歌の本や,その日に討議される「ものみの塔」誌が用意されていますか。新しい人のそばに座って聖書を一緒に見てあげるふさわしい援助者がいますか。集会に遅れて来る人をだれが案内しますか。こうした事柄すべては,単に会衆の雰囲気を明るいものにするだけではなく,新しい人を含む会衆の成員一人一人にさわやかさと安らぎをもたらすものとなるでしょう。

9 会衆の様々な成員と知り合う: クリスチャン会衆には,霊的に古い人や新しい人,年配の人や若い人など,様々な境遇と背景を持つ人々が交わっています。長老たちには神の羊の群れを牧する責任が委ねられていますので,次のように自問してみるのは良いことです。「自分は様々な打ち合わせだけに気を取られ,集会前後,温かい関心を払うことを忘れていないだろうか。会衆の成員一人一人をよく知り,各人の事情や必要について気づいているだろうか。兄弟姉妹たちの家族をよく知っているだろうか。未信者の家族をどうすれば援助することができるだろうか」。こうした点を念頭に置きながら,長老たちは,集会の前後の時間や野外奉仕で共に働く時,あるいは家庭を訪問して,奉仕者たちに近況を尋ねたり,歩むべき道となすべき業とを知らせたりして牧羊の業に率先します。(出エジプト記 18:20)ときには奉仕者のほうから長老たちを自宅に呼び,家庭の事情をよく知ってもらったり,必要な援助を積極的に求めたりすることができます。

10 このようにして長老たちが会衆の各成員をよく知ることにより,個々の奉仕者の能力や賜物を考慮しつつ,励ましを与えたり,会衆の福祉に貢献する何らかの務めを割り当てたりすることができるようになります。そうすれば,年配者であれ若い奉仕者であれ,新しくても古くても,自分自身が会衆のために役立っているという自覚を持ち,会衆を築き上げる働きをするようになることでしょう。また,個々の成員も長老たちを個人的に親しく知る努力を払うことができます。

11 会衆の成員同士も,互いをよく知り合うよう意識的に努力することができます。もしかしたら会衆には,これまで一度も親しく会話を交わしたことのない兄弟や姉妹がいますか。新しい会衆に移ってきて間もないために,仲間の兄弟姉妹たちと親密な関係を築くことができないでいるでしょうか。ではご自分の心を広げ,仲間の兄弟たちと知り合うように努めてください。(コリント第二 6:11,12)このように会衆の成員同士の温かい交流が図られることにより,互いを気遣ったり,必要が生じる場合にはいつでも助け合ったりする関係を築くことができるでしょう。そしてこのような精神は,会衆の範囲を超えてすべての兄弟たちに愛と気遣いを示すようわたしたちを動かしてくれるのです。

12 今日,クリスチャン会衆にはエホバの霊が働いており,そこには自由があります。(コリント第二 3:17)もしわたしたちがエホバの定められた境界内にしっかりととどまり,同時に神を喜ばせる善良な業に心をこめて携わるなら,エホバはその働きをこれまで以上に祝福してくださるに違いありません。(箴言 10:22)それゆえわたしたちは自分の霊,つまりそれぞれ独自の気質,性向,あるいは動機となる力を吟味し,自由を真に感謝する伸び伸びとしたクリスチャンとなり,会衆の霊を燃え立たせることに貢献してゆきましょう。

    日本語出版物(1954-2025)
    ログアウト
    ログイン
    • 日本語
    • シェアする
    • 設定
    • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
    • 利用規約
    • プライバシーに関する方針
    • プライバシー設定
    • JW.ORG
    • ログイン
    シェアする