奉仕会の,質問と答えのプログラムに意義深い仕方で参加する
1 「わたしたちの王国宣教」の資料が奉仕会で考慮されるとき,すべての奉仕者に対して実際に役立つ数多くの情報が豊富に提供されます。とりわけ「質問と答え」や「討議」の形式で扱われるプログラムは,奉仕者の思考力を刺激するよう意図されています。
2 割り当てを受けた兄弟は,準備に先立ちこう自問することができます。「このプログラムが予定されているのはなぜか。それは会衆にどう役立ち,また当てはまるか。奉仕者はこのプログラムから何を学ぶ必要があるか。すでに効果性が実証された提案を奉仕者たちが覚え,区域で活用するために,どのようにプログラムを興味深く提供することができるか」。このように自問することにより,主題と要点との関連を際立たせつつどの節により多くの時間を用いるのがよいかを見極めることができます。そうすれば,奉仕者に記憶してもらいたい点,そして資料がなぜ,またどのように役立つかを強調できるはずです。このような資料の研究と熟考をもとに,司会者はふさわしい考え抜かれた質問を準備します。―「王国宣教」1990年1月号2ページ参照。
3 他の人々には何ができるでしょうか。会衆の書籍研究の司会者は,書籍研究の終了時に,聴衆の参加する奉仕会のプログラムに兄弟たちの注意を引き,予習を励ますことができます。前もって資料を読んでおくなら,ほとんどの人が,事実を尋ねる ― だれが,いつ,どこで,何を,といった質問に容易に答えることができます。それだけにとどまらず,なぜ,どのように,などの考えを刺激する質問や,野外での経験を求める司会者の呼びかけに即座に応じることができるよう,「ものみの塔」誌の欄外にあるような質問を自分で想定し,それを念頭に置きながら考えてみてください。さらに野外での経験や適用方法を欄外に簡単にメモしている人もいます。資料をどのように適用したいか,どんな点を感謝しているかなどを含め,自由に注解してください。自分の決意や感謝の気持ち,また今後の計画などを注解するなら,一層活気のあるプログラムとなるでしょう。
4 限られた一部の人ではなく,すべての人々が「希望を公に宣明する」ことにより,愛と良い業とに他の人たちを鼓舞してゆきましょう。(ヘブライ 10:23,24)この面で長老や奉仕の僕たちは率先すべきです。決して傍観者や批評家のように他の人が注解するのをじっと見守るのではなく,自ら熱意をもって討議に加わることができます。そしてすべての人が,注解する時にはできるだけ資料から目を離し,自分の言葉で短く答えるようにしましょう。(箴言 15:28)前もって準備し,意義深い仕方で参加することを習慣とするなら,あなたの奉仕はより産出的なものとなるでしょう。