1993奉仕年度の日本の目標
1 日本支部は,1993奉仕年度にも,拡大を続けるエホバの組織と歩調を合わせ,勤勉な働きを続けてゆく上で次の二つの目標を取り上げることにしました。それは,(1)家庭聖書研究を産出的に司会する,(2)個人および家族として進歩する,というものです。
2 わたしたちはこれまで幾年にわたり,家庭聖書研究を数多く取り決め,時間をかけて研究司会に取り組んできました。しかしながら,わたしたちの目的は単に聖書研究を司会することにあるわけではありません。家庭聖書研究は,活発で,行動を促し,進歩を速めるもの,救いのための神の取り決めである霊的パラダイスに研究生を導く目的で司会されるものでなければなりません。天の王国政府は,今や427万人を超える民を教育し,世話し,新しい世に導くための現実の政府として機能しているのです。研究生がこの事実を認識し,その民の一人となるためには,わたしたちが聖書研究を産出的に司会しなければなりません。研究生は伝道者となり,献身し,バプテスマを受けてエホバの証人の一人になる必要があるのです。
3 2番目の目標は,個人としても家族としても霊的に進歩することです。会衆の霊性が長老や一部の古い奉仕者だけに依存しているのではなく,会衆全体が関係していることを認識しているなら,わたしたちは,表面的な知識に満足するのではなく,真理を心の中に広く深く根づかせる決意を抱くはずです。(エフェソス 3:17)家族の霊的進歩を図るため,家族の頭はどのように聖書研究のプログラムを計画し定着させることができますか。聖書研究の成果が,会衆の集会の質の向上に貢献するためには何が必要ですか。若者であれば将来,開拓奉仕を軸に神の組織でいっそう有用な働き手となることを目指していますか。未信者の家族を援助し,真理に引き寄せるために何を行なうことができますか。こうした点が,今後,様々な機会を通して「王国宣教」の紙面で取り上げられてゆくことになります。