キリストの愛にこたえ応じていますか
1 使徒ヨハネは主の歩みを思い返し,「イエスは,……それまでも世にあるご自分の者たちを愛してこられたのであるが,彼らを最後まで愛された」と記しました。(ヨハ 13:1)この記念式の時期に,わたしたちの思いは,キリストの愛の最大の表明に向きます。贖いに信仰を働かせ,宣べ伝える業に熱心に携わり,イエスのように「終わりまで」耐え忍ぶことによって,その愛にこたえ応じることができます。―マタ 24:13; 28:19,20。ヨハ 3:16。
2 キリストの愛にこたえ応じる: イエスは地上での生涯の最後の週を,たいへん活動的に過ごされました。(マタ 21:23; 23:1; 24:3)わたしたちもキリストに見倣い,愛に動かされて,エホバへの奉仕に「精力的に励み」ます。(ルカ 13:24)あなたは,宣教に費やす時間を増やすことによって,4月の増し加えられた証言活動の取り決めを生かすことができるでしょうか。
3 今年,主の晩さんは,4月19日,水曜日の晩に行なわれます。この意義ある行事にどれほどの人が集うでしょうか。それはかなりの程度,わたしたちにかかっています。聖書研究生や関心を持つ人々,親族,仕事上の知り合い,学校の友達など,招待しようと思う人のリストを作りましたか。その人たちに連絡し,心からの招待を差し伸べましたか。記念式の二,三日前に,そのことを思い起こしてもらうようにすることができますか。招待した人は会場に行くために助けが必要でしょうか。長老たちは,宣教奉仕に不活発になっている人も招待できます。記念式は週末ではなく週中の晩に行なわれますが,すべての人にとって出席が大切であることに変わりはありません。
4 準備して臨む: 記念式に出席するに当たって,よく準備し,自分の思いをふさわしく整えておくことは肝要です。パウロは仲間の信者に,この集いが厳粛なものであることを銘記するよう説き勧めました。(コリ一 11:20-26)家族研究の際,ヨハネの福音書の13章から17章を読み,イエスの犠牲が自分にどんな意味を持つか,一人一人が述べることができるかもしれません。記念式の週の日ごとの聖書通読も忘れないようにしましょう。
5 キリストに対するわたしたちの愛は深まり,それは4月19日のずっと後までも続くでしょう。わたしたちは,キリストに対する愛を永久に表わしてゆくことを決意しています。今年の記念式によって,その決意はいっそう強まることでしょう。