質問箱
■ 子どもは,霊的な円熟に向かって成長するために,何を学ばなければなりませんか。
クリスチャンの親は,「エホバの懲らしめと精神の規整とをもって」子どもを育てるため,多くのことを行ないます。(エフェ 6:4)例えば,毎朝,子どもと日々の聖句の討議を行ないます。また,家族の崇拝その他の時に,一緒にビデオを見て話し合ったり,「若い人は尋ねる」のどれかの記事を取り上げたり,聖書の物語を演じたり,実際の場面の練習を行なったりする家族もいます。それでも,子どもたちは,「円熟に向かって進んで」ゆけるよう,聖書の深い真理も教えられる必要があります。―ヘブ 6:2。
わたしたちは,区域で会う人にはどうするでしょうか。最初のうちは他の出版物を用いる場合があるとしても,その後の訪問で,普通,「聖書は実際に何を教えていますか」の本を用いた聖書研究に移行するよう努めます。その出版物を学び終えたなら,「自分を神の愛のうちに保ちなさい」の本を用います。なぜでしょうか。研究生は,『聖書の教え』の本で,聖書の基礎的な知識を取り入れ,「神の愛」の本で,聖書の原則をどのように日常生活に当てはめるかを学びます。両方の出版物の研究により,新しい人はキリストのうちに「根ざし……信仰において安定した者」となれるのです。(コロ 2:6,7)子どもたちにとっても,それらの資料は益となるのではないでしょうか。子どもたちも,贖いや王国や死者の状態について学ぶ必要があります。神が苦しみを許しておられる理由やこの事物の体制の終わりの日を見分ける方法を知るべきです。エホバの証人が真理を持っていることを確信しなければなりません。年少であっても,聖書の原則や,「知覚力」を訓練する方法を理解する必要があります。(ヘブ 5:14)もちろん,親は子どもの年齢や理解力を考慮に入れます。それでも,多くの場合,子どもたちは,かなり年若い時から聖書の深い真理を学び始めることができます。―ルカ 2:42,46,47。
親の皆さんのために,『聖書の教え』の本に基づく学習ガイドがjw.orgに載せられるようになります。それらは,以下のページから入手できます: ホーム > 聖書の教え > 若い人。さらに,「神の愛」の本に基づく学習ガイドも準備されます。もちろん,それらの本自体を用いることもできます。親は,晩の家族の崇拝の時や,それぞれの子どもとの個別の研究を司会する時,また個人研究を行なうよう子どもを訓練する際に,そうした資料を用いるかどうか見極めることができます。