「その信仰に倣う」
1. 10月19日の週から,会衆の聖書研究で何を学びますか。
1 2015年10月19日の週以降,わたしたちは,会衆の聖書研究で「その信仰に倣う」の本を研究します。この出版物は,14人の信仰の男女に関する聖書の記述を取り上げています。そして,それらの忠実な人たちを,エホバに仕えつつ試練を乗り越えた実在の人物として生き生きと描いています。さらにこの本は,それらの人物から教訓を引き出し,それを今日どう当てはめられるかを示しています。―ヘブ 6:12。
2. 「その信仰に倣う」の本の幾つかの特色を挙げてください。
2 本の特色: この本には年表と地図があり,それぞれの人物が,どの時代にどこで生活していたかが分かるようになっています。加えて,各章には「考えてみましょう」という部分があり,黙想したり学んだ教訓を当てはめたりするのに役立ちます。さらにこの本には,よく調査され,細かな点を描いた美しい挿絵がたくさんあります。記述を思い描く助けとなるでしょう。
3. この出版物の研究から益を得るために何ができますか。
3 益を得るには: 冒頭の統治体からの手紙はこう勧めています。「想像力を働かせ,登場人物がどう感じたか,どんなものが見えたかをイメージしてみましょう。自分がその人物だったらどう行動しただろうか,と考えてください」。想像力を働かせるとは,あれこれ推測するという意味ではありません。霊感による記述を心に描き,その人物がどう感じたかを考えるということです。そのためには時間と黙想が必要です。(ネヘ 8:8)会衆の聖書研究が章の途中から始まる場合,司会者は最初の30秒から60秒を用いて,前回の復習をしてください。「考えてみましょう」の討議が含まれていない時は,結びに1つか2つの復習の質問をするとよいでしょう。
4. 「その信仰に倣う」の本を研究すべきなのはなぜですか。
4 わたしたちが生きているこの世は,毎日様々な仕方で信仰を弱めさせようとしています。この本と,この本のもとになった「ものみの塔」の連載記事は,信仰を強めるための神からの贈り物です。(ヤコ 1:17)では,会衆の聖書研究に定期的に出席し,その討議の際じゅうぶん注解に参加することにより,この備えを大いに活用しましょう。