2020「いつも喜びましょう！」地区大会のビデオ制作

地区大会のビデオは私たちの心を揺さぶり，聖書を理解する助けになっています。2020「いつも喜びましょう！」地区大会のために114のビデオが制作されました。その中には統治体の成員と援助者による43の話も含まれています。ビデオ制作のためにどれほどの労力と費用が必要だったのでしょうか。

世界中の900人近くの兄弟姉妹がこのプロジェクトのためにたくさんの時間を費やし，自分のスキルを活用しました。2年にわたるこのプロジェクトに費やされた時間は合計10万時間になります。「ネヘミヤ: エホバからの喜びは力となる」という76分のドラマの制作には7万時間かかりました。

それだけではありません。ボランティアとして働く兄弟姉妹を支え，ビデオ制作に必要な資材や設備を準備するために，かなりの費用がかかりました。

オーディオ/ビデオサービス部門で働くジャレド･ゴスマンはこう話しています。「統治体の教育委員会は，ビデオに世界のさまざまな国の文化や要素を取り入れたい，と考えています。この組織が世界的なものであることを伝えるためです。それでこのプロジェクトには11カ国の24チームの兄弟姉妹が参加しました。多くの費用がかかり，良い計画と協力が必要でした」。

特別な機材やセットが必要なビデオも多くあります。例えば，「ネヘミヤ: エホバからの喜びは力となる」のドラマの場合，ニューヨーク州パタソン近くのマウント･イーボーのスタジオ内にセットが組まれました。寄付を有効活用しつつ，歴史的に正確なセットを作るためにどんなことが行われたでしょうか。エルサレムの城壁を再現したセットは，軽量の材料で作られました。高さ6メートルの木の枠に発泡材を張り，表面を塗装して石のような仕上がりにしました。このような壁を何枚も作りました。この壁は軽量で動かしやすかったのでいろいろなシーンで使うことができ，コストを抑えることができました。それでも，ドラマのセットを作るのに10万ドル（約1060万円）近くかかりました。a

こうした舞台裏を知ると，今年の地区大会のプログラムへの感謝が深まります。大会を視聴して，世界中の兄弟姉妹はエホバをもっと賛美したいと思うことでしょう。皆さんがdonate.jw.orgや他の方法で惜しみなく寄付してくださっていることに深く感謝いたします。