パウロが書いたコロサイの手紙
この写真はP46として知られるパピルス写本の1ページ。この写本は西暦200年ごろのものと考えられ,パウロの手紙9通が収められているが,現代の聖書とは順番が違う。(メディア・ギャラリーの「パウロが書いたコリント第一の手紙」と「パウロが書いたコリント第二の手紙」参照。)写本のこのページには,パウロが書いたフィリピの手紙の最後の部分と,コロサイのクリスチャンへの手紙の最初の部分が載っている。コロサイは小アジア南西部の町。このページは,アイルランドのダブリンのチェスター・ビーティー図書館に所蔵されているチェスター・ビーティー・パピルス2の一部。ハイライトした部分が書名で,「コロサイ人へ」と書かれている。このパピルス写本は,写本家たちが早い時期から聖書の各書を書名で呼んでいた証拠となっている。
クレジット:
© The Trustees of the Chester Beatty Library, Dublin, BP II ff.15 & 90
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