彼女は服装のスタイルを変えた
◆ アメリカ,ジョージア州,コロンバスに住むあるエホバの証人は,戸別伝道をしていたとき,流行の服装をした若い婦人にあいました。その婦人は長老派教会の信者で,日曜学校の先生でした。彼女の牧師は“自由思想家”の現代的な考えを教え,“モッド・ドレス”はその“表現”の一つだといいました。彼女の洋服のスカートはみな超ミニでした。
この婦人は証人の勧めに応じて,無償の家庭聖書研究をはじめました。そのうちに,聖書がクリスチャンの婦人に慎みのある服装をするようさとしていることに彼女の注意は巧みに向けられていきました。(テモテ前 2:9,10)その婦人は,彼女にとっては普通の長さの洋服を着て,王国会館にやってきました。それにもかかわらず証人たちは彼女をあたたかく迎えました。こうして彼女は思いがけなく,王国会館にいる婦人たちの慎みのある服装を見ました。
聖書を勉強していくにつれて,宗教指導者が彼女を誤導していたことが分かりはじめました。今彼女は,人はエホバの霊のもとにいるか,世の霊のもとにいるかのいずれかであることを知ったのです。彼女は泣きました。しかし,神の真理の価値をよく認識していたので,真理を他の人々にすすめはじめました。ほどなくして,彼女は慎みのある服装で王国会館に出席しはじめました。その場にいた証人たちは皆,彼女とともに喜びました。確かに神の真理は,神の意志に一致してその思いを作り変えるよう人々を助けます。―ロマ 12:1。