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  • 目ざめよ! 1972
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目ざめよ! 1972
目72 8/22 16ページ

ラクダはどのようにして暑さを克服するか

◆ 生理学教授,ナット・シュミット・ニールセンはサハラ砂漠でラクダに関する研究を行なったが,その調査結果は,創造者の驚くべき設計によって造られたラクダが,自然環境の極度の暑さにどのように耐えられるかを次のように明らかにしている。

「砂漠の炎熱のもとでは,岩などの無生の物体の温度は摂氏65度以上になる場合もあるが,そのような環境のもとでラクダは人間同様,発汗によって体温を耐えうる程度に調節して維持している。しかし,人間の体温は日中気温がしだいに上昇してもほとんど一定しているが,ラクダの体温は約40度に達するまで徐々に上昇する。体温が上昇しても,ラクダはほとんど発汗しないが,体温が40度に達すると,はじめて盛んに発汗する。また,体温が上昇すると,ラクダは熱の吸収を少なくする。もちろんその吸収される熱の量は外界の温度と体温との差によって左右される。

「さらにラクダは砂漠の涼しい夜の間,体温を通常以下に下げて,からだの熱の荷重を低下させる。夜明けごろには体温は28度にまで下がる場合がある。こうして,体温が40度まで上昇し,発汗を余儀なくされる時までには1日のかなりの時間が過ぎてしまうのである。体温を適当に変化させる能力を備えているゆえに,ラクダは日中の最も暑い時間以外はほとんど発汗しない。一方,同じ環境のもとで人間はおよそ日が出てから没するまで汗をかく。…

「そのうえ,ラクダは自分の毛を断熱材代わりに用いて熱の荷重を低下させる。ラクダが相当の毛を脱ぎかえる夏の間でさえ,陽光に照りつけられる背中には厚さ10㌢ほどの毛をたくわえている。われわれはラクダの中の一頭の毛を刈ったところ,毛を刈り取られたラクダは,毛を刈り取らなかったラクダより60%も多く発汗した。…

「ラクダのこぶも熱の荷重を減少させるのに間接的に役だっている。たいていの哺乳動物は脂肪の形で余分の食糧をたくわえており,多くの場合,その皮下脂肪はかなり均等にからだ全体にゆき渡っているが,皮下脂肪を一か所にたくわえているラクダは,皮膚と体組織との間に断熱材がないので,そこでは発汗作用で体温を下げる方法が取られている。断熱材がないため,体外への熱の放出は容易に行われる。断熱材の役目をする毛が熱の体内への流入をおそくするのと同様である」。

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