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目ざめよ! 1971
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医師に謙虚さが必要な理由

医師のなかには,かなり独断的に自分の意見を主張する傾向の強い人がいる。多くの場合,そのような医師は,自分の判断は絶対に正しく,『しろうと』などからとやかく言われる必要はない,という態度をとる。しかし事実はどうであろうか。

患者を診断するさいの医師の誤診を大きく取り上げた記事が,1967年8月1日号「ニューヨーク州医学ジャーナル」誌に掲載された。それは「死前および死後診断の相関関係の欠如」と題する記事であった。つまりこの記事は,検屍と患者がまだ生きていたときの医師の診断とに矛盾があることを示している。「死前診断と死後診断との食い違いを示す例は書物にいくらでも見られる」と述べたあと,同記事は,11種の病状にかんするいくつかの統計をかかげている。

その報告によると,なかでも,肺の循環組織の中の凝血塊のような肺栓塞の場合,正しく診断された症例は50%弱で,誤診の比率は症例によって異なるが,10%から89%におよぶ。胃腸内出血,すなわち,胃または腹の出血の診断は,診断回数の33%がまちがいであった。肝臓の梗塞(肝臓組織の壊死部分)の場合,そのほとんどが患者の死亡以前には認められていない。心筋炎,すなわち心臓の筋肉壁の炎症の場合も,その大部分について同じことが言われている。

フランスでは,1,000件の検屍のうち,死前診断が正しかったのは,55.4%にすぎず,死後はじめてひどい続発症の発見された例が23.5%もあった。

その一例。食事中に吐き気を催すくせのある女性が,レストランで食事をしているときに窒息して死んだ。二人の医師はそれをひどい心臓発作と診断した。ところが検屍の結果,ステーキの小片がのどにつまって窒息したことがわかった。正しい診断が下されていたなら,彼女の一命をとりとめていたかもしれない。

この医学記事は,さらに次のように述べている。「検屍がしばしば診断を訂正するということは……医学の分野でまだいかに多くを学ばねばならないかを指摘する客観的な論評と言うことができる」。

そうである以上,謙虚さは,医業に携わる人々が培うべき美徳ではなかろうか。

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