メソジスト教会の牧師の所見
1971年1月,アメリカ,テキサス州のテイラーで開かれたエホバの証人の大会に出席した1,649人の群衆の中に土地のメソジスト教会の一牧師がいた。その牧師は聖書の公開講演を聞くことに加え,18の会衆から出席していた証人たちのふるまいや会話を観察する機会を持った。翌週,そのメソジスト派の牧師は,証人たちの大会に関する所見を教会新聞の中でこう述べた。
「多くの祈りや会話は,神のことばの内容や,決して古びることのない事柄に関するものであった。エホバの名前には深い敬意が払われ,誉れが帰せられていた。これらエホバの証人は確かに風変わりな人たちである。彼らは何かを代表しており,また非常に明確な訓練を受けている。彼らは系統だった仕方で定期的に神のことばを勉強している。親は子どもたちを肝要な事柄で忙しくさせている。エホバの証人には明るさや喜びがあるが,これは人を引きつけるもので,健全なものである。彼らにはまじめな態度が見られるが,それは注目すべきことであり,また尊敬すべきことである。彼らは自分たちの信じている事を知っており,また自分たちの信じているかたを知っている。そして彼らは会合を開くさい,集まるのに十分大きな場所を見つけるのに苦労している。絶えず,筋違いな事柄を扱っている他の教会の場合,集まるのに手ごろな小さな場所を見つけるのが問題である。みなさんは,世間ずれした宗教家である我々が,これらの人々から何か価値ある教訓を学べるとお考えだろうか。それとも我々は,自分たちに成し遂げうる事柄をすでに成し遂げていると考えているのだろうか」。