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  • ダイヤモンドの改良
  • 地球のまわりに不思議な帯
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  • 火星からの報告
  • 危険にさらされる酸素の供給
  • 魚を脅かす窒素
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    目ざめよ! 1974
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目ざめよ! 1972
目72 9/8 30–31ページ

世界展望

つめたい高圧線

◆ アメリカでは目下冷却高圧線開発の研究が押し進められている。これには多くの利点がある。冷却高圧線を地下に走らせると,高圧線によってそこなわれることのたいへん多い,いなかの風景がよくなる。電線は冷されるときわめてすぐれた良導体となり,現在頭上を走っている高圧線に使われているのと同じ太さの電線の8倍もの電力を運ぶことができる。冷却されない地下高圧線の場合は,熱が上がり,そのために送電能力が落ちるので,電線の長さを30㌔以上にすることは不可能に近い。冷却された電線は地下を幾百㌔までも伸ばせるが,途中数か所に冷却所を必要とする。この方式の費用は,従来の地下電線の1㌔当りの費用の60%ほどであるといわれている。

ダイヤモンドの改良

◆ ダイヤモンドにいろいろな欠陥があることは珍しくない。ダイヤモンドの中にはいり込んでいる物質を取り除くことは最近までできなかった。ところがレーザーはそれを可能にした。最近行なわれたある実験では,ダイヤモンドのきわめて小さな部分にレーザーを集中させた。レーザーははいり込んでいる物質のところまで小さな穴をあけてそれを取り除いた。ダイヤモンドが本来持つ光の反射には何の変化も起きなかった。また,穴は拡大しないと見えないほどの小さなものだった。

地球のまわりに不思議な帯

◆ 去る4月,アポロ16号の宇宙飛行士は月から紫外線を使って地球の写真を撮った。科学者が非常に驚いたことに,それらの写真には,地球の一部をおおう2本の輝く帯がうつっていた。それら2本の帯は,地表から高い所を流れている電流のためにできたものであるという学説が立てられた。

月に関する学説は総くずれ

◆ 人間は太陽系のいろいろな個所に宇宙船を打ち上げているので,それら宇宙研究の道具が持ち返る情報のために,これまでの学説を次から次へと捨てなければならなくなった。去る4月に打ち上げられたアポロ16号が持ち返った9㌔ほどの月の岩石の研究は,もう一つの学説をくつがえした。月の内部から流れ出た溶岩が,高い地域の大半をうめたという説があった。しかし,そうした地域の一つから持ち返った岩石の見本には,溶岩であることを示すしるしがなかった。ウォール・ストリート・ジャーナル誌は結局,「月面の80%を占める高地の生成に関する,入念に構成された理論は今や捨てられねばならない」と述べた。

火星からの報告

◆ 宇宙船マリナ9号は火星から興味深い報告を送り続けている。マリナ9号は昨年11月に火星の回りをまわりはじめて以来,6,800枚の写真を送ってきた。その写真の中には,火星の表面の,差しわたし90㍍ほどの小さな部分の写っているものもある。また広い地域を撮ったのもある。それらの写真には,大火山,深い峡谷,隕石のために割れ目のひどい地域,南極の,直径が320㌔と言われている凍った一酸化炭素の「氷の帽子」と思われる部分が写っている。

危険にさらされる酸素の供給

◆ ある科学者の推定によると,地球の,遊離酸素の50%近くは南米のアマゾンの密林によって作られている。ブラジルや外国からの開発者たちは,その地域に投資すればばく大な税金が免除されるので,家畜飼育場やその他のものを作るのに土地を開墾するため,森林ではおびただしい量の木が伐採されている。過去4年間に,そのような方法で300を越す家畜飼育場が作られ,その面積は40万㌶以上におよぶ。ブラジル科学振興協会の会長ワーウック・エステブス・エール氏によれば,アマゾンの森林は木こりによって35年以内に滅ぼされるかもしれない。科学者たちは,いったん森林が切り倒されると,薄い表土は熱帯の雨に洗い流され,あとに残るのは砂漠だけということになるのではないかと憂慮している。そのうえに,地球への命を与える酸素の供給は激減する。

魚を脅かす窒素

◆ 昨年,アメリカのコロンビア川では,サケと大マスの約90%が,水中の窒素過剰のために死んだ。水が窒素ガスで過飽和になっているのは,コロンビア川に多くのダムが作られているからである。水は,ダムを越えて流れるとき,空気を捕えてそれを水中深く運ぶ。水中のより強い圧力のために窒素が水に溶け,ある場合には,普通の量を越えて42%にもなる。水中の窒素量が10%よりも多くなると魚は冒され,25%を越すと死ぬ。自然にできた高い滝も窒素の過飽和状態を生むが,川床が岩なので窒素が消える。コロンビア川ではダムとダムの間に,水の流れのおそい湖がいくつもできているので,自然の滝の場合のように窒素の消えることがなくなった。したがって,一つのダムから次のダムへと移るごとに窒素の飽和状態がひどくなる。現在この問題を是正する努力が払われている。

タバコが禁止されないのはなぜか

◆ 喫煙が有害な証拠はますますふえている。喫煙が健康に悪いことを疑う医者はほとんどいない。したがって多くは,なぜタバコの使用が公に禁止されないのかと考える。カナダの保健大臣ジョン・ムンロは,それに対する一つの答えを与えている。彼は次のように語った。「そうすることを考える際,カナダの人がすべてタバコを吸っているわけではないこと,また,タバコ産業それ自体はカナダの経済の健康に大いに貢献していることを忘れることはできない」。換言すれば,人々はタバコ産業で金をもうけており,他の人がどんな影響を受けるかを特に心配していないということである。同大臣はまた,禁止をしても効果がないと考えていることを明らかにした。

体重を適度に保つ理由

◆ 16年間にわたる心臓病の研究によると体重が25%超過している人は,ふとっていない人よりも心臓障害を起こす率が50%も高い。心臓の発作やまひ,あるいは冠状動脈障害は,男女とも,適当な体重の人よりもふとり過ぎの人に多い。

病める社会

◆ カナダの新聞,スペクテイターの去る5月2日付の社説は,マリファナの使用が広まっていることにふれ,人間社会の状態に関して次のように論評した。「マリファナの吸煙は,『強い麻薬』を常用するのと同様,新しい自由への踏み段,自分の好きなように行なう個人の権利の実現と考えられるべきではない。健全で秩序のある社会というのは,個々の人の自制を理想とし,法律のあまり目立たない社会である。もし社会が腐敗や絶望で病んでいれば,法律がなんと言っていようと役には立たない。人類は常に,観念を鼓舞されることを渇望してきた。それに対して,法律は無力であり,唯一の効果的な武器は宗教である。そして,わたしたちの社会における宗教の悲しむべき状態は取り上げていうまでもない」。

ドイツで看護婦が不足

◆ ドイツの雑誌,デア・シュピーゲルの1972年3月27号は,西ドイツで看護婦が非常に不足していることを報じた。患者の世話をする看護婦がいないため,約3万台の病院のベッドがあいている。看護婦という仕事に対する興味が失われたのであろう。病院当局者たちは,仕事の分担を改善し,昇進の機会を多くすることによって,この事態が緩和されるのを望んでいる。

精管切除の問題

◆ 男性の不妊手術である精管の切除が流行している。ウィリアム・A・ノレン博士はこれを次のように評した。「わたしたちははたして極端に走らなかったであろうか。今から5年,10年,あるいは20年後に,人ははたしてこの手術をしたことを後悔しないだろうか。私は,患者も医者も精管切除に伴うと考えられる問題を過小評価したり,見過ごしたりする場合が多い思う」。ノレン博士によれば,一つの問題は,「精管切除はほとんど元に戻せない」ことである。なぜだろうか。切除した管のみぞは針の先ほどの太さにすぎないから,それをととのえて並べるのは外科医にとってたいへんむずかしいことであり,また成功するチャンスは少ない,と同博士は言う,別のむずかしい問題は,妻が死亡して再婚したり,子どもが死んで別の子どもが欲しくなったりするなど,後ほど人の生活に変化が起こることである。さらに性交能力というもう一つの要員がある。同博士によると,性交能力は95%が精神的なものである以上,手術が人間に与える心理的な悪影響のために,精管切除術はこの能力に影響を与えうる。この手術を再考すべき,別のもっとたいせつな理由は,神は生殖能力を取り除くことを是認されないと聖書に明示されていることである。

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