神のことばは麻薬の習慣から離れるのを助ける
ある若者は,次のように話しています。「わたしは高等学校を卒業してまもなく麻薬を使いはじめ,短時日の間に麻薬を使ういろいろな場面に深く巻き込まれるようになりました。LSDによる“陶酔”状態を幾日も,時には幾週間も続けたことがあります。麻薬類の販売にも関係し,しばらくの間はそれを自分の生活の手段とさえしました。その後,不潔な注射針を使ったために肝炎にかかり,それが治るまでにほとんど一年かかりました。その間にわたしは“白呪術”の勉強も始めました。
「その後,わたしは道でひとりのエホバの証人に会い,その人といろいろ話しはじめました。彼が以前,人生について自分と同じような考え方をしていたことを知っていたからです。ただ聖書の中にだけほんとうの意味での真理を見いだした,と彼は言いました。それでわたしは,そのことについてもう少し話し合うことに同意しました。
「何度か会っているうちに,彼は,わたしの歩みが,神に近づくどころか,いかに神から離れてゆくものであるかを聖書から示してくれました。正直な気持ちになるとき,わたしの行なうべきことは,聖書を調べてみることしかありませんでした。最初に,それがほんとうに神のことばであるかどうかを確かめ,ついで,エホバに喜ばれることは何かを知ってそれを行なうことでした」。
今,この青年は,麻薬を乱用する習慣から全く離れたこと,そして,聖書に基づく確かな希望を得たことを深く喜んでいます。