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  • 目ざめよ! 1974
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目ざめよ! 1974
目74 12/8 26–27ページ

聖書はそれをどう見ていますか

催眠術はクリスチャンにふさわしいものですか

催眠術は幾世紀もの間神秘に包まれていました。かつては異教の祭司や,やしの調法な道具でしたが,今日では,“りっぱな社会的地位”を得つつあります。精神病学者,歯科医,牧師,その他多くの人々が,時折催眠術を利用します。催眠術は,精神身体医学上の病気の治療,お産を軽くすること,幻覚剤を用いる習慣を捨てさせることなどに役だつとして,賞賛されています。ある牧師は次のように書いています。「わたしは牧師であり,司牧カウンセラーであり,数年の経験を持つ現役の催眠術師でもあるが,催眠術を行なったためになんらかの面で害を受けたという人はひとりも知らない。……人間が自分の益のために利用する種々の現象の中でも,催眠術はたしかに最も安全である」。

しかし,催眠術は危険であると考えている人々もいます。事実,催眠術師の中には発狂した人たちもいます。またこの分野の指導的権威者であるアンドリュー・ソールターはこう言いました。「催眠術によって暗示をかけられた被術者たちは,金を盗み,ガラガラヘビをつかまえようとして飛んで行き,ある男の顔 ― 被術者にわからないように,目に見えないガラスで保護されていた ― に硫酸をあびせかけるようなことをした。……率直にいって,催眠術を使って人々に犯罪を行なわせることは可能である」。したがって,催眠術はクリスチャンにふさわしいものであるか,という質問が提起されるのはごく当然なことです。

危険をはらむものであるということ自体,真剣に検討するに価します。クリスチャンが自分の知性を危険にさらすのは,まちがっていませんか。催眠術師が不謹慎な人であれば,危険な命令を出すかもしれません。そのような命令を実行することによって自分の命と他人の命を危険にさらす権利がクリスチャンにありますか。もちろんありません。献身したクリスチャンはエホバのものですから,思いとからだを,神を喜ばせ,神の誉れとなるような方法で用いなければなりません。―ローマ 12:1; 14:7,8。コリント第一 10:31。

ステージの上で行なわれる,一見余興のように見える催眠術の実演ですら,クリスチャンは考えてみなければなりません。仮に被術者が,あなたは犬だ,と言われて無意識にほえようとしたり,四つんばいになって犬のように飛び回ろうとするとします。それは人を卑しめることではありませんか。創造者を心から尊敬し,人間が「神のかたち」につくられたことを知っている思慮深いクリスチャンは,そのようなことを見て喜んだり,おもしろがったりするようなことは確かにしないでしょう。―創世 1:26,27,新。

催眠術をかけられている間に,施術者と姦淫を行なうといった,非常に不道徳なことを行なった人たちもいます。言うまでもないことですが,エホバを喜ばすためには,クリスチャンはそのような悪事を避けねばなりません。クリスチャンは結婚の清さを尊重しなければなりません。「神は淫行の者や姦淫を行なう者を裁かれるからです」。(ヘブライ 13:4)そして神のみまえにおける自分の立場と永遠の命の見込みを危うくしかねない状況を避けることが大切です。

催眠術がどう作用するかを知っている人間はひとりもいません。しかし,このことにかんして,催眠術の背景を無視すべきではありません。「催眠術の歴史は神秘学と複雑に織り混ざっており,今日でさえも,催眠現象の多くは,『心霊術的な』ものとされている」と,「神秘学百科事典」は述べています。催眠術といえば,聖書が「邪悪な霊の勢力」と呼んでいるものを連想する人もあるでしょう。(エフェソス 6:12)たとえばJ・ガーニャーは自著「死者の崇拝」の中で,メスメリズム(催眠術)とか,霊媒が持っている力などは,「古代の魔術の現象の再生にすぎない。その現象は,異教の呪術師や占い師,魔法使い,降霊術師などが,彼らの神と考えていた悪霊たちに援助を求めた方法と全く同じやり方でつくり出された」と述べています。―使徒 16:16-18とくらべてください。

エジプトでは,ヤコブすなわちイスラエルの息子ヨセフが生きていた時代に,魔法を使う祭司たちが早くも権勢をふるっていました。(創世 41:8,24)後日,モーセはそれらの魔術師たちに反対されます。(出エジプト 7:11,22; 8:7)それらの祭司たちが,催眠術を使ったかどうかわかりませんが,後代のエジプト人は,病気や不具になると,「神殿睡眠」として知られている状態にある間に神々の手で健康を取りもどしてもらおうとしました。神殿睡眠は実際には,魔法を使う祭司たちの特定の行為か,あるいは彼らが燃やす特殊の香から立ち昇る煙霧のどちらかによってひき起こされる催眠状態でした。古代のバビロニアの占い師たちやその他の者たちも,催眠術やそれと関係のある現象によって病気を治そうとしました。

昔の神のしもべたちは,神秘学と関連のある習慣をどのようにみたでしょうか。古代のイスラエルの忠実な人々は,そのような事がらとは一切関係を持たなかったでしょう。エホバがモーセを通して次のように宣言されていたからです。『なんじらのうちに……うらないする者 邪法を行なう者 まじないする者 魔術を使う者 法印を結ぶ者 くちよせする者 かんなぎの業をなす者 死人にとうことをする者あるべからず』― 申命 18:9-12。

クリスチャンはモーセの律法の下にはありませんが,その高潔な原則の価値をよく認識しています。(ローマ 6:14。コロサイ 2:13-17)神の霊感によることばである聖書が神秘学とそれを行なう人々を罪に定めているのを知っていますから,真のクリスチャンは,オカルトおよびそれと関係のある事がらを,エホバは非としておられるとみています。(マラキ 3:5。啓示 21:8)昔エフェソスで,魔術を行なっていた人々がクリスチャンになりましたが,彼らは魔術を捨てただけでなく,高価な魔術の本も焼き捨ててしまいました。―使徒 19:18,19。

しかし,催眠術がオカルトと無関係であるにしても,真のクリスチャンはそれを避けます。なぜなら,催眠術は,人が自分の意志を完全に他の人間に支配させることを要求するからです。これと対照的に,イエス・キリストは,天のみ父のご意志を常に行なうことが自分の義務であること,そして別の人間の意志に不当に服従することによっては,それは行なえないことを認めておられました。(ヨハネ 6:38。ヘブライ 10:9,10)キリストは,神のご意志が成し遂げられるように祈りなさい,と弟子たちに教えました。(マタイ 6:9,10)クリスチャンは神に献身したのですから,自分の意志を催眠術師に引き渡すようなことをしてはなりません。―ローマ 12:2。

一部の牧師は,教区民に助言を与えるときに催眠術を利用します。しかしそれはイエス・キリストに見倣っているとは言えません。聖書は,生活上の諸問題にかんして与える必要のある助言の,神から是認された源です。(テモテ第二 3:16,17)催眠療法ではなくて神の聖霊こそ,人々が道徳上の汚れ,偶像崇拝その他の不敬虔な特徴を捨てて,愛,喜び,平和,辛抱強さ,親切,善良,信仰,柔和,自制などを持つよう助けるために神が備えてくださったものです。(コロサイ 3:5-11。ガラテア 5:22,23)さらに,クリスチャンが苦難に対処するのに必要な力を与えてくれるのは,催眠術師ではなくてエホバです。―フィリピ 4:6,7,13。

クリスチャンが,他の人々を治療するさいに時折催眠術を使う医師にかかるかどうかは,そのクリスチャンが個人で決定しなければなりません。(ガラテア 6:5)しかし真のクリスチャンは,自分自身の場合に催眠術を使うことはさせません。なぜなら催眠術はクリスチャンにふさわしいものではないからです。

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