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目ざめよ! 1975
目75 2/22 29ページ

世界展望

悪化する食糧情勢

1974年も終わり,世界の人々に食糧を供給する見通しは,しだいに暗くなっている。こうした状況を食糧問題の専門家たちはどう見ているだろうか:

● 「1974年は,気象予報官が間違ったレバーを全部引いたような年であった」とアメリカ農務省の役人ドン・パールバーグは言明した。危険なほどに減少した備蓄をなんとか回復させるために豊作が期待されていたその時に,「予想外れの」不作に見舞われた。「この収穫年が終わるころまでに人々は穀物入れの底をこそげているであろう」とパールバーグは警告した。

● 1975年の見通しはどうであろうか。最近の米国農務省の予想は,1974-75出荷年に全世界で生産される穀物量が,74年6月30に終わった前年に消費された量より3,600万㌧も減少するであろうことを示している。それは1億5,000万人を養うはずの量である。その間に世界人口のほうは7,800万人ほど増加しているであろう。

● “緑の革命”の“父”ノーマン・ボーロウグは,「本当の苦難を招くおぜん立ては整った」と注意を促している。彼は,以前に述べた警告,つまり,「天候異変と肥料不足のために幾千万もの人が死ぬかもしれない」という考えを今ても捨てていない,と述べた。これから起ころうとしている事柄の初期の先ぶれはすでに始まっている。

● 「人々が幾十人という単位で死んでいる」と,バングラデシュ,ダッカ市における世界保健機関の代表者は述べた。「コレラが多くの場所で流行病の形で発生した」。貧しい村民たちは飢がのために「細菌の感染に対する抵抗力を持たない」ままにされたからである。輸送また通信の問題のために,約束された救援食糧が幾週も幾月も滞ったままになっている。「同国政府は,飢がのために多数の死者が出ることは避けられないとしてあきらめているように見える」と,ニューヨーク・タイムズ紙は伝えた。

● 現地の私欲も救援行動を難しくしている。飢がをかかえるあるアフリカの国のトラック所有者たちは,救援用の穀物を運搬するのに,世界で一番高い距離重量あたりの料金を要求する。「我々は独占権を持っているのだから,我々が料金を決める」と,その首領は言い放った。彼らは,自国の人々が飢えているにもかかわらず,近隣の国からの安くて速いトラックが食糧を運搬するのを許さなかった。

人口と宗教

◆ 世界の人口問題の原因として,宗教が直接,間接に責められる例がしだいに多くなっている。カトリック教会は,大方の産児制限手段を公式に否認していることで知られている。ところで,アラブ人であり,世界保健機関の役員であるアブデル・R・オムランは,国連の雑誌「セレス」の中で,イスラム教徒もこの問題をかかえていることを認めている。イスラム教の指導者たちは「家族計画を非とする教義を唱え」ている,と彼は述べている。オムランはさらにこう述べている。イスラム教が優勢である国はたいてい,「社会文化的」な理由から,「女性は大いに多産であることがまだ本質的に求められている……また,避妊はまだ広く受け入れられてはいない」― 1974年7,8月号。

進化論の“秘義”

◆ 宗教上の教義と同じように,進化論も,事実に直面すると,“秘義”という隠れみのを着けねばならない場合が多い。コーネル大学の生物学者ジョン・L・シスンは,サイエンス誌の中で再び次の点を認めている。「さまざまな無脊椎動物の硬い個所が……化石の記録の中で,どちらかといえば突然に現われて来るのはなぜかということは,生命の歴史に関する秘義の一つとなってきた」。よく唱えられる“捕食説”(捕食動物や寄生動物から身を守るために硬い殻が発達したとする主張)は別の“秘義”を造り出す。シスンは明らかにそれらの生物自身が「化石の記録に現われる最初の大きな捕食動物である」という点を述べている。―1974年10月4日付。

現代のゾロアスター教徒

◆ イランの古代からの宗教ゾロアスター教を奉じる2万5,000人の人々は,時代の流れに追いついてゆくために変化を余儀なくさせられている。人里離れたところの塔の屋根に死体を雨ざらしにして腐敗させるのが幾世紀にもわたる彼らの習慣であった。しかし今では死者を埋葬しなくてはならない。なぜだろうか。回教徒たちが塔の上をヘリコプターで飛び回り,新聞に載せるための写真を撮って塔の神聖さを“侵した”と言うわけである。また,医学生たちも死体の一部を盗んだ。

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