健全な導きに従えばこうなるはずです
家族が強いきずなで結ばれていることはなぜ重要ですか。「文明全体の存続あるいは滅亡は,家庭生活が強固であるか弱体であるかに依存してきた」― ワールドブック百科事典,第7巻 24ページ。
利己主義,苦々しい口論,意思の疎通の欠如そして疑う心は家族を弱めます。健全な導きがあれば,家族はどうなるはずですか。それを導きにするとき,家族を弱めるこれらの影響を遠ざけることができるでしょう。かわって無私の気持ち,深い愛情,そして信頼が家族全員の間にはぐくまれます。ゆえに信頼できる導きに従うならば,もっと良い夫と妻,もっと良い父と母,もっと良い息子と娘が生まれるものと当然に期待できます。確かにそこには一致した家族 ― 家族の者がそれぞれ自分のことをおもに考えるのではなくて皆の益を求める家族が生み出されることでしょう。
健全な導きはまた,安心感,健康,他の人との良い関係を損なうことのあるストレスを避け,あるいは最小限にとどめるのに役立ちます。
神経科専門医も認めているように,ストレスは,健康を害して生命にもかかわるような変調をからだの中に引き起こすことがあります。いらだち,生活の不安,対人関係がうまくゆかないことなどから身体の病気になる人は,自分の態度や見方を変えるように援助されるとき,健康を回復するかもしれません。それで適切な導きは予防策ともなり,現在の状況の下で生活を最大限に楽しめるようにします。では必要なのはどんな種類の導きですか。
人間は,物質的なものに執着しすぎないようにするための導きと,またどうにもならないような状態に落ちぶれる心配もないという保証を与えられることが必要です。このような導きは,ねたみ,憎しみ,偏見そして疑いを克服するのを助けるものでなければなりません。それは身体的また精神的に有害な習慣を避けるように人を動かすものであることが必要です。
どんな人間あるいは人間の集団にしても,あなたと,あなたの愛する人々にとって安全また幸福な将来を指し示す,優れた導きを与えることができますか。
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健全な導きに従って生活するとき生まれるのは………
これではなくて…… 強いきずなで結ばれた家族です
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これから…… これへ