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目ざめよ! 1977
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聖書の目録はいつ確立されましたか

「神の言葉の目録および解釈は,カトリック教会によって最終的に確立されました」。これは一人の司祭が,エホバのクリスチャン証人と聖書を学んでいる一婦人にあてて,書き送った言葉です。その司祭の言葉は,「新カトリック百科事典」の次のような言葉と完全に一致するものです。「カトリックの教理によると,聖書正典の正しい規準は,教会により決定されており絶対に間違いがない。聖書正典の決定は,教会史上かなり後代(トレント公会議の際)まで行なわれなかった」― 第三巻,29ページ。

トレント公会議は16世紀に開かれました。聖書の目録は,実際それほど後代になるまで確立されなかったのでしょうか。

イエス・キリストと第一世紀の弟子たちには,どの本が神の霊感によるものかを決定する面で確かに何の問題もありませんでした。仲間のユダヤ人同様,イエス・キリストは,今日一般に「旧約聖書」と呼ばれる書物の三つの基本的な部分,すなわち律法,預言者,詩篇をみ父の言葉として受け入れていました。例えば,イエスは復活後,ある二人の弟子にこう語りました。「まだあなたがたとともにいた時に,わたしが話したことばはこうでした。つまり,モーセの律法の中,そして預言者たちと詩篇の中に,わたしについて書いてあることはみな必ず成就するということです」。(ルカ 24:44)クリスチャン・ギリシャ語聖書(または「新約聖書」)は,「聖書」,「聖なる書」,また「聖なる書物」といった名称を用いています。(使徒 18:24。ローマ 1:2。テモテ第二 3:15)これらは当時生きていた人々にとって,明らかに特別な意味を持つ名称でした。そのような「聖なる書」に何が含まれるかといった問題が,キリスト教世界の聖職者が16世紀にそれを明確にしたと主張する時まではっきりしなかったとは決して言えません。

ヘブライ語聖書の確立された正典中の書だけを受け入れたイエス・キリストや初期の弟子たちの模範にトレント公会議が見倣わなかったのは,注目に値する事柄です。同公会議では,経典外聖書が受け入れられました。ラテン語ウルガタ訳を翻訳した学識豊かなヒエロニムスは,ある婦人にあてて彼女の娘の教育に関して手紙を書いた中で,経典外聖書について次のように述べています。「経典外聖書はすべて避けるべきである。しかし,彼女がそうした本を読みたがるなら……それらの書が,各々に付されている著者の名ゆえに際立っているものの,彼らの作でないこと,誤りが多いこと,また粘土から金を探し出すのは大変慎重さを要する仕事だということを彼女に教えねばならない」。

また,経典外聖書あるいは第二正経を聖書正典の一部と言明したことにおいて,トレント公会議は使徒パウロの次の言葉を無視していました。「ユダヤ人は,神の音信を託された民である」― ローマ 3:2,カトリック訳のエルサレム聖書。

クリスチャン・ギリシャ語聖書についてはどうですか。聖書のこの部分を成す書物は,初めから霊感によるものとして受け入れられていました。当時,奇跡的な賜物として,霊感の言葉を識別する力を持つクリスチャンがいました。(コリント第一 12:10)そのために使徒ペテロは,使徒パウロの手紙を霊感による聖書の残りの部分と同類とみなすことができました。次のように書かれています。「わたしたちの愛する兄弟パウロも,自分に与えられた知恵にしたがってあなたがたに書いたとおりであり,彼はそのすべての手紙の中でしているように,これらのことについて述べているのです。しかし,彼の手紙の中には理解しにくいところもあって,教えを受けていない不安定な者たちは,聖書の残りの部分についてもしているように,これを曲解して(います)」― ペテロ第二 3:15,16。

このようにクリスチャン・ギリシャ語聖書の正典が早くから確立されていたということは,西暦二世紀から四世紀のものとされる,霊感による書物の目録によっても確証されています。

結局のところ,聖書中のすべての書物は,ごく初期のころから霊感によるものとして信者によって受け入れられていたことが分かります。聖書が書き終えられた西暦一世紀の時点では,どの書が正典かに関して幾世紀も後に決定されるべき事柄は何も残されていませんでした。

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