驚くべきブラインシュリンプ
ブラインシュリンプの名は,高濃度の塩水中でも生きられるその能力に由来しています。(英語で,ブラインは塩水をシュリンプはエビを意味する。)その塩水中では,塩分の濃度が高すぎて,捕食動物は生きていられません。しかし,それにも増して舌を巻くのは体長がわずか1.3センチにも満たないこの小動物の卵の生存能力です。ほぼ一滴の水気もないように乾燥させた後,摂氏マイナス190度にまで冷やしても,適当な温度の塩水中に戻すと,卵はふ化します。逆に,完全に乾燥させた後,沸騰点以上の高熱に二時間さらしても,ブラインシュリンプの卵はふ化能力を失いません。これは,創造者エホバ神がこの生物に付与した驚くべき耐久力を如実に物語るものです!