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目ざめよ! 1979
目79 10/8 27–29ページ

世界展望

「遅きに失する」恩赦

◆ 最近,カーター大統領は,良心上の理由で兵役を拒否し,第二次世界大戦中に三年間投獄されたことのある一エホバの証人に恩赦を与えた。その証人がこれまで欠かすことなく支払ってきた1万㌦にのぼる罰金の半分以上が取り消された。これについて報じたミシガン州のマコーム・デーリー紙は,この人の隣人とインタビューし,その隣人が,「友人の恩赦は遅きに失する」と語ったことを伝えている。その隣人は自分の考え方を示して,「戦うことについて隣りの人と同じように考えているわけではないが……人は自分の良心に従うべきだ」と語った。その隣人は次のようにも語っている。「カナダへ行った若者たちの多くのように,ただ兵役から逃れたかっただけなら,話は別だ。しかし,彼は,生まれた時からあのように育てられてきたのであり,自分の正しいと確信するところを行なっていた。35年間も,自分の最善を尽くして社会の役に立とうと努め,自分に対する政府の処置にはひとことも不平をこぼさなかった男がここにいるのだ」。

巨額な債務

◆ 米国政府の公債発行高は8,000億㌦(約160兆円)を超え,やがて1兆㌦(約200兆円)に達するものと思われる。しかし,政府の財政面の債務はこれだけではない。ウォール・ストリート・ジャーナル紙によると,同国政府には合計9兆㌦の支払い義務がある。公債に加えて,融資保証,保険債務,年金支払い義務などがある。これを納税者に割り振ると,一人当たり11万3,000㌦(約2,260万円)にもなる。深刻な経済不況の中にあって,政府はこうした債務の一部もしくは大部分を履行できなくなるに違いない。その総額は政府の処理能力をはるかに上回っている。

新しいラテン語聖書

◆ ローマ・カトリックの“聖人”ヒエロニムスの手による有名なラテン・ウルガタ訳聖書が,13年間かけて作られてきた新しいラテン語訳に正式に変えられた。ニューヨーク・タイムズ紙はこう伝えている。「新しい訳には,昔のテキストと比べて,驚くほどの新しい試みは何も見られないようである。しかし,言葉は現代に即したものにされ,西暦419年に没したヒエロニムスが30年の歳月をかけてこれを完成して以来得られた多くの貴重な学問上の知識が取り入れられている」。大衆に理解できる言語の訳が作られるまで,ヒエロニムスのウルガタ訳は,幾世紀もの間,教会で使用される唯一の聖書であった。そのため,ラテン語を理解できない一般大衆は書き記された神の言葉に全く近付けなかった。

よみがえる多産の祭り

◆ 金摩羅大明神と呼ばれる多産の神々を崇拝する信者たちが今年の四月に例祭を執り行なった。これらの祭りが野蛮であるとされるのを恐れた政府は,1960年代の初めまで,幾年もの間こうした祭りを中止させてきた。しかし,近年,「男根や外陰部の象徴をおおっぴらに見せる祭りが日本の各地で行なわれている」と,英文毎日は伝えている。「[規制]されていた当時と比べて,政府の規制や多くの人の見方が大きく変わったため,現在では外国人も暖かく迎えられ」,その上,「祭りに加わって」いる。

今日聞こえても,明日聞こえなくなる

◆ 聴力に何の変化も感じないため,がんがん響くポピュラーミュージックが聴覚を損なうことを認めない若者は少なくない。しかし,英国のリーズ工芸大学のR・W・フィアーンによると,多くの若者の聴力は10ないし15デシベル低下しているが,たいていそれに気付かない。しかし,二,三十年たって,聴力が自然に低下してくると,このわずかな聴力の低下が,よく聞こえるかどうかを左右しかねない,とのことである。またフィアーンは次のようにも述べた。「同僚の医師は,20歳代の初期に突如聴力を失うという悲劇に見舞われた人を何人か見いだした。原因とおぼしきものを一つ一つ調べて行くと,がんがん響くポピュラーミュージックが唯一の原因として浮かび上がってくる」。

ソ連と輸血

◆ 低体温法を用いた心臓外科における最近の進歩を論じた記事がソビエト・ライフ誌に載った。低体温法とは,血液循環装置を用いずに心臓を停止させるために患者を冷やすことである。インタビューの際,外科医エフゲニ・メシャルキンはこう語った。「我々は現在,脳および体の他の器官を損なうことなく,血液を全く循環させずに心臓の拍動を25分間停止させることができる」。この記事の中で,ソビエト・ライフ誌は,「低体温法を用いれば,患者に輸血を施さないですむ」とも述べている。これが暗に,輸血に伴う医学上の危険に言及したものであることは明らかである。

復元された手

◆ 新華社の伝えるところによると,中国の医師たちは男の人の右手を復元することに成功した。この人は四年前に両手を失った。上海の一病院の医師たちは,ステンレスで手のひらの型を作り,患者の腕から取った筋肉や血管,皮膚でこれを覆った。当人の足から二本の指を移植して,これを手の指にした。25歳になるその患者には正常な触覚があり,自分の“指”を使って食べたり,書いたり,マッチを擦ったりすると言われている。中国人の採用した個々の技術は知られていたが,米国における同様の試みは失敗に終わった,と米国ではその道の権威者であるマサチューセッツ総合病院のウイリアム・M・ハリス博士は語っている。同博士によると,「一連の既存の技術を使って,それを新しく組み合わせ,きわめて難しい問題の解決に当たったところが特異なのである」。

騒音は血圧を高める

◆ 実験用のサルに,典型的な“ブルーカラー”労働者が耳にする騒音を聞かせるとどうなるだろうか。三週間にわたって,サルの血圧は43%もはね上がった。マイアミ大学医学部の研究員アーネスト・パターソン博士は,「自分の血圧が30%も上がった状態が少しでも続いているのを知れば,ひどく不安になるだろう」と語った。高血圧は脳卒中や腎機能不全,ある種の失明と関係があるものと考えられている。実験動物の一日は目覚時計の音や電気かみそりのうなる音,テレビ番組の背景音などで始まった。次に30分間,カーラジオの音を含む,ラッシュ時の交通騒音が流された。“仕事日”には,ブルドーザーやディーゼル発電機やくい打ち機の音,昼食時の食堂の音などを録音したものが折りにふれて流された。日が暮れると,動物たちはフットボール試合のテレビ中継を聞かされた。夜は,冷暖房装置のモーター音や時折低空で飛ぶ飛行機の音,その他の騒音を耳にしながら眠った。これらの騒音は,いずれも政府の基準値以下で,“安全”と考えられているものである。

インフレに見舞われる諸教会

◆ 最近,英国国教会の総会は,教会で執り行なう結婚式と葬式の値上げを決定した。7月1日付けで,葬式はそれまでの22㌦(約4,400円)から27㌦(約5,400円)に,結婚式は32㌦(約6,400円)から40㌦(約8,000円)に値上げされた。

同様に米国では,ウィスコンシン州,ミルウォーキーの大司教管区司祭評議会で,正規の教区司祭が行なえない場合に特定の秘跡を執り行なって手助けをした他の司祭に支払われる費用が引き上げられた。告解を聞いたり,ミサを執り行なったりした場合の報酬は倍になった。中には,「洗礼,結婚式,葬式および特別なミサを執り行なって報酬を受けるという固定給の制度」に不快の念を抱く司祭たちもいる,とミルウォーキー・ジャーナルは伝えている。ある司祭は,同評議会に対して次のように不満を述べた。「この制度全体がひんしゅくを買っている。これでは秘跡で商売をしているに等しい。プロテスタントの友人たちから,我々が秘跡を売っているという言葉を聞くことになろうが,それもあながち間違いではないだろう」。規定料金の高い州へ出張する司祭さえいるという話も聞かれた。

賃金が最も高いところ

◆ 伝えられるところによると,今や日本は,製造業に従事する人々に世界最高額の賃金を支払う国である。タワーズ,ペリン,フォースターおよびクロスビー国際経営コンサルタントによれば,スウェーデン,ベルギー,ドイツ連邦共和国でも,時給の平均は米国を上回っている。

生きた汚染測定装置

◆ ナイル・カワカマスと呼ばれる魚は,健康であれば,毎分400回から800回の割合で弱い電気パルスを発する。ドイツ連邦共和国のゲッピンゲンでは,上水道の汚染を判定する助けとして,実験的にこの魚が用いられている。市の上水道の水が流れると,魚の入ったタンク内の電極が魚の発する電気パルスを検知する。電気衝撃が緩慢であれば,魚が元気を失っている証拠である。「衝撃電流の発生ひん度が危険値を下回ると,警報が鳴り,問題の原因に適切な処置が施されるまで,同市への給水は停止されることがある」と,ニューサイエンティスト誌は報じている。この同じ目的のためにこれまで用いられてきた淡水魚の場合,毎日検査をし,えさを与えねばならなかった。一方,ナイル・カワカマスは週に一度えさを与えればよく,検査も電子監視装置で行なわれる。

長寿を全うする

◆ ヨルダンの西岸で最近死亡したアラブ人の男性は140歳であったと言われている。AFP通信によると,アーマド・アブデル・ファター・エススウェッティという名のその人には223人の子孫がいたようである。この人は「たばこを吸わず,酒を飲まなかった」と言われている。

人造器官

◆ 医師たちは,最近とみに金属やプラスチック製の代用器官を患者の体内へ入れているが,それは一体どれほど有用だろうか。運動医学の権威である整形外科医デイビッド・バックマンは率直にこう語った。「テレビを見ていると,医学によって,老化した人体の諸器官を,元来備わっている器官よりも優れた人造器官に置き換えることが可能になったように思えてくる。残念ながら,これは非常にばかげた話である。今日我々の用いている人造のひざや腰はおおかたの運動に伴う筋肉の緊張や圧力に耐える力がなく,それを付けた患者は競技に加われないことが多い」。

いかがわしいテレビ番組

◆ 全米風紀連盟の調べによると,テレビ画面に映し出された,性を扱った場面の98%は結婚関係外のものであった。一年間にわたって『ゴールデンアワー』の番組を見た人は,あからさまな場面といかがわしい場面を含めて,2万回近くも性に関連した場面を見させられたことになる。飲み物が使われる場面で一番多く映し出されていたのはアルコール飲料であったことをも,その報告は指摘していた。ゆえに,絶えずテレビを見る人,とりわけ感じやすい年ごろの若者たちは性の不道徳やアルコール中毒に慣らされているという結論を下さざるをえない。

堕胎の増加

◆ ワシントン特別区の人口危機対策委員会によると,現在世界中で,四件の妊娠のうち一件は堕胎に終わっている。年間少なくとも4,000万件の堕胎が行なわれており,そのうちの半数は非合法であると見る向きもある。こうした非合法の堕胎は出産適齢期の女性の死因の主なものとなっている。同委員会は,堕胎の件数がこれからも増加すると見ている。より多くの人が小人数の家族を望むようになっている上に,堕胎に代わる家族計画事業が不足し,出産適齢期の女性が増加しているからである,と同委員会は告げている。

打つ手がない

◆ アメリカ社会保健協会の会長ウイリアム・カニック・ジュニアの話では,約500万人のアメリカ人が治療法の知られていないある種の性病にかかっている。しかも,この病気は急速に広まっている。これは単純性疱疹二型ウイルスによって引き起こされ,生殖器の周囲にできるかいようで識別される。その症状は二ないし五週間続き,「激しい痛み」を伴うと言われている。出産時に,産婦の体内に疱疹によるかいようがあると,赤子がこれに感染する危険が極めて大きい。ひとたびこれに感染すると,赤子の半分は死亡するか脳に障害を被る。また,これに感染した女性が子宮頸部のガンにかかる率は普通の人の五倍に上る。「様々の異なった相手と性関係を持つのをやめる健康上の理由があるとすれば,それは外陰部疱疹である」と,アメリカ社会保健協会は語っている。それで,聖書の高い道徳規準にかなった生活を送り,淫行や姦淫,同性愛行為を避けることこそ最善の道である。

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