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  • 存続するカースト制度
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  • 自分の“皮膚”を“焼く”
  • 自分たちの指導者に従っている
  • 著しい対照をなす出席者数
  • 心臓病の治療にペットを
  • トルネードなら,家にいるのが安全
  • 脅しを受けた教会
  • “未知の部族”が発見される
  • 中国旅行
  • 「パートタイム」の労働者
  • 兄弟同士の争い
  • もはや限られた存在ではない
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目ざめよ! 1980
目80 7/22 28–30ページ

世界展望

正直者を見いだす

◆ 米国の政治家の半数以上が賄賂を受け取ったことが連邦捜査局(FBI)の調査によって明るみに出た後,ニューヨーク・デーリー・ニューズ紙は「一般市民の正直度をテスト」してみた。同紙の記者が,財布を10個,ブルックリンの商業地区に置いてきた。財布にはそれぞれ,お金が5㌦(約1,200円)と電話番号を記したカードが入っていた。最初に電話をしてきた人は「エホバの証人であった」とデーリー・ニューズ紙は報じた。後日,そのエホバの証人は,同紙の記者に対して,「それを自分のものにするなら,盗みを働くことになります」と語った。

移動する国境

◆ イスラエル-エジプト平和条約の定めるシナイ砂漠の国境線の段階的な変更は密輸業者に恩恵をもたらすものとなった。遊牧生活を送るベドウィン族が高級盗難車をイスラエル支配地区の砂漠に埋め,国境線が移動してその地域がエジプト側に移るのを待っているようである。国境線が移動すると,ベドウィンの密輸業者は自動車を掘り出してエジプト人に売る。こうすると輸入税がかからないからかなりのもうけになる。伝えられるところによると,イスラエルの当局者は,こうした目的で埋められた自動車を200台近く発見したとのことである。もうけをたくらむベドウィン族が次の国境の移動を待って何台の自動車を砂の中に埋めているかはイスラエルの当局者にも皆目見当がつかないとのことである。

存続するカースト制度

◆ インドには,多くの批判を浴びているヒンズー教のカースト制度が依然として残っている地域がある。そのため,今日でも,上位カースト集団のヒンズー教徒といわゆる不可触賤民との間に危険な対立の引き起こされることがある。ヒンズー・デーリー紙が最近伝えたところによると,インドの南部で,上位カーストの寺院に入ろうとした不可触賤民を上位カースト集団のヒンズー教徒が襲い,不可触賤民14人が病院に運ばれた。上位カースト集団のヒンズー教徒はその後さらに,不可触賤民の家を襲い,40戸を焼き払った。同じ日,別の村では,不可触賤民の出入りが禁じられている地区に入った婦人が襲撃され,これがきっかけで騒ぎが発生して,26人が病院に収容された。

銀行家のジレンマ

◆ ブラジルが外国の銀行に負っている負債は約500億㌦(約12兆円)で,この額は発展途上国の中で最高とされている。同国は,対外貿易や長期借款の支払いで1980年中に資金がさらに150億㌦(約3兆6,000億円)不足するものと予想されている。同国としては,世界の銀行家からお金を借りる以外に方策はほとんどない。ブラジルの経済学者たちはお金を借りることができるものと確信している。その理由は,学者の一人が語った次の言葉に示されている。「こちらが100万㌦(約2億4,000万円)借金をすればこちらが破産するが,500億㌦(約12兆円)借金して[それを返さなければ]銀行家が破産する」。

黒い服で暑さをしのぐ

◆ おおかたの人は,暑さをしのぐには淡い色彩の服を着るのがよいと信じている。では,シナイ半島のベドウィン族の服が昔から黒いのはなぜだろうか。テルアビブ大学とハーバード大学の何人かの研究者がその理由を調べることにした。英国の科学雑誌ネーチャーの伝えるところによると,黒い服の表面温度は白い服の場合より実に摂氏で6度も高いことを研究者たちは知った。ところが,どちらの服を着ても,服の内側の空気の層と人間の皮膚の温度は同じであった。そこで,研究者たちは次のような結論に達した。温度の高い服のほうが,対流や煙突効果の関係で空気の流れが良いものと思われる,というのである。その結果,おそらく,淡い色彩の服より涼しく感じられるのであろう。

着飾る法王

◆ 法王ヨハネ・パウロ二世とその前任者たちは,つつましい一漁師の足跡に従っていると主張しているが,そのわりには,漁師とは似ても似つかぬ装いをしてきた。ニューヨークの米国ファッション協会は最近,審査の結果,「1979年の政治家ベストドレッサー」にヨハネ・パウロを選んだ。ロンドン・デーリー・メール紙は法王の様々な服飾の推定価格を分析した。略服五組み,正装用の服三組み,儀式用の服五組み,締めて6,245ポンド(約340万円)であった。「漁師の使徒ペテロをしのばせる赤いくつは115ポンド(約6万2,000円)する」と同紙は伝えた。

インドを襲う『不安を抱かせる犯罪の波』

◆ 「ここ数か月に[インド]に忍び寄ってきている犯罪の波は急激な増加をみせ,早くも不安を抱かせる段階に達しつつある」と「今日のインド」誌は報じた。同誌の記事が指摘するところによると,1977年には,「全国で1時間につき131件の犯罪が記録されていた。その内訳は,殺人2件,強盗2件,[武装集団による強奪]2件,騒擾行為7件,窃盗23件,種々の軽微な犯罪95件であった」。しかし,「犯罪の発生件数を示すグラフは急カーブを描いて上昇し」,昨年の暮れには,「1時間につき平均212件の犯罪が発生するまでになった。その内訳は,殺人3件,強盗4件,[武装集団による強奪]3件,騒擾行為9件,窃盗30件,他の犯罪行為163件であった」。

「ヤクウシ」― いったいどんな動物か

◆ 「中国の獣医は牛とヤクを掛け合わせてヤクウシを作っている」とウォール・ストリート・ジャーナル紙は伝えている。ヤクはチベットのような寒冷地に生息している。一方,中国の人々は同国の動物から乳や肉をもっと得たいと望んでおり,そこでヤクウシが登場する運びになったのである。

自分の“皮膚”を“焼く”

◆ 強力なランプで「膚に日焼け」を起こさせる店が米国の各地に続々とお目見えしている。しかし,米国皮膚科学学会によると,この流行は「安全でも無害な行為でもない」。同学会の光線生物学委員会は,これによって皮膚が「害を受けてなめし革のようになり」,皮膚ガンの発生する危険があることを警告する声明を出した。同委員会のフレデリック・ウルバフ博士の指摘によると,自然の太陽光線に皮膚を過度にさらすことには皮膚問題の専門家が多年にわたって警鐘を鳴らしてきたが,これらの店では有害な紫外線に余分にさらされることになるため,危険はいっそう大きくなる。

自分たちの指導者に従っている

◆ 今日の若い人々の間に不正直な行為や不正行為がこれほどはびこっているのはなぜだろうか。その答えの一つを示唆する出来事が起きた。ニューヨーク市の地方検事が,公立学校の教師11人を自分たちの教育記録を捏造,つまりごまかして,昇進と給料の引き上げをもくろんだかどで告発したのである。これは「ニューヨーク市の全教育機構[の教師たちの間]にはびこっている犯罪行為のほんの一例」にすぎないため,これらの教師たちが公訴されることはないだろう,と地方検事は語った。このようなわけで,若者たちは自分たちの指導者に従っているにすぎないのである。皆がしていれば安心というところであろう。

著しい対照をなす出席者数

◆ 「プロテスタントの主要宗派は[1970年代の]10年間,困難な時期を経験した」という自分の主張を例証しようとして,カナディアン・プレスのレスリー・K・タルは次のように書いた。「例えば,カナダ全体のエホバの証人の出席者数は聖公会の全出席者の93%である」。もしこれが正しければ,100万人近くの会員を有する聖公会では,わずか6万人ほどの人が交わっているにすぎないエホバの証人とほぼ同数の人が礼拝に出席しているだけということになる。

心臓病の治療にペットを

◆ 米国,ペンシルバニア大学のアーロン・キャッチャー博士によると,心臓発作に見舞われたことのある人でも,ペットを飼っていると,生存の可能性が通常より三倍も大きくなるとのことである。同博士はこう語った。「犬を飼っている人は,当然のことながら,運動をするという益にあずかっている。だが,猫からトカゲまで,他のペットを飼っている人を調べたところ,こうした人々も生き延びる率が大きかった」。犬や猫をかわいがることは血圧を下げるのにも役立つと同博士は語った。

トルネードなら,家にいるのが安全

◆ トルネード[米国のたつ巻]を避けるために自動車で逃げようとするのは最善だろうか。ジョージア州アトランタの連邦防疫センターの科学者は,そうすることは最善ではないと語っている。事実,テキサス州で昨年発生した強力なトルネードに巻き込まれて,自動車に乗っていた人56人が死傷したが,そのうちの43人はトルネードから逃げようとして自動車を走らせていた人たちであった。しかし,逃げ出して被害に遭った人のうち20人の家屋は無傷かほとんど被害を受けずに残っていた。サイエンス誌に載った研究者たちの報告によると,嵐を逃れようとして車を走らせた人の死傷率は1,000人につき23人であった。家にいて死傷した人の割合はこれより低く1,000人につき3人であった。しかし,移動住宅の居住者の危険率は1,000人につき85人であった。

脅しを受けた教会

◆ ルーテル教会が人々を搾取してきたと非難する一グループからパプア・ニューギニアのルーテル派の教会員が暴力をもって脅された,と同地のポスト・クーリエ紙は伝えている。モロベ州の四つの村を代表すると主張するそのグループは,「77年におよぶ非人道的行為,社会的怠慢,搾取型経済」に対する多額の賠償金を同教会に要求した。ポスト・クーリエ紙によると,その要求には,「そのグループの地域にあるユースホステル,店舗,荷揚場,滑走路,農園設備など,教会のすべての資産を直ちに引き渡すこと」も含まれている。

“未知の部族”が発見される

◆ 最近,英国のパプア・ニューギニア探検隊が奥地で移動生活を送る一部族を発見し,研究者の知らない未知の人々が地球上に依然存在していることが再び例証された。ポガエア族という仮称で呼ばれるこれらの人々は,これまでに白人を一度も見たことがなく,探検隊のヘリコプターが初めて着陸した時には逃げ出した。ポガエア族は弓と矢で野ブタを狩り,野の果実や木の実で栄養分を補っている。探検家たちは長さ6㍍の正体不明のトカゲを発見したとも伝えられている。

中国旅行

◆ 新華社によると,中華人民共和国を訪れる観光客の数は1979年に30%増加し,80万人に上った。増大する需要にこたえるため,多数の新しいホテルが建設され,航空路や運輸手段が整えられつつあるとのことである。

「パートタイム」の労働者

◆ 今日,人々は昔と同じほど勤勉に働いているだろうか。経営コンサルタント会社セオドア・バリー・アンド・アソシエイツから出された,「米国の労働者は就業時間のわずか55%しか実際の仕事や生産業務に従事していない」という報告がそれに答えている。同社の報告によると,「祖父の代には就業時間の80%ないし85%が生産業務にあてられていた」。他の工業国においても労働者の生産性が著しく低下しているとはいえ,アメリカ人の生産性はそれ以上に急激に低下している。こうしたむだにされる時間によって米国の産業界が被る損失は年間3,500億㌦(約84兆円)に達すると言われている。

兄弟同士の争い

◆ ニューヨーク市ブルックリンのバロウパーク地区にただ一つの非正統派ユダヤ教の会堂がある。その地域にはハシディズムを奉じる人たちが多い。ニューヨーク・タイムズ紙の記事が最近伝えたところでは,この非正統派ユダヤ教徒の会堂は正統派ユダヤ教徒によって破壊されてしまった。正統派は,この保守派の神殿が「異端的」な慣行によってユダヤ教を「破壊」していると主張している。乱暴を働いた者たちは,窓のステンドグラスを二枚割り,ペンキのスプレーで壁に黒いカギ十字を描いた。彼らは,自分たちが“TORAH”(律法)と呼ばれるグループに属していると語った。この“TORAH”とは“Tough Orthodox Rabbis and Hasidim”(ならず者の正統派ユダヤ教教師とハシディズム信奉者たち)を意味するのであろう。ニューヨーク・タイムズ紙の伝えるところによると,乱暴を働いた正統派ユダヤ教徒たちは,「由緒あるメヒツァー,つまり仕切りが取り去られ,男女の同席が許された」などと様々な不満を記したポスターを残していった。

もはや限られた存在ではない

◆ 百万長者も昔ほど限られた存在ではなくなった。米国には現在,52万人の百万長者(100万㌦以上の資産を有する人)がいる。前年と比べると15%以上の増加である。つまり,アメリカ人500人につきおよそ一人が100万㌦(約2億4,000万円)を超える資産を有していることになる。

小さな麻薬愛好者

◆ 米国フロリダ州のある陪審員は最近,4歳になる息子の非行を助長したかどで28歳の女性に有罪の宣告を下した。彼女は幼子にマリファナを巻いて吸うことを教えていた。判事は彼女を投獄した。

マラリアに効く古代の薬草?

◆ 「中国医学ジャーナル」誌は,マラリアに対する古代薬草療法が2,000人以上の患者を対象にした実験で効果を挙げたと報告している。それはキングハオとして知られている一種のアジア産ニガヨモギの抽出液である。古代文献の示すところによれば,それは西暦341年にマラリアに対して用いられていた。その効果が“再発見”されたのは,ようやく1971年になってからである。

北京最初の銀行強盗

◆ 北京では,1949年に現在の中国政府が政権を執って以来はじめてと言われる銀行強盗の事件で,二人の男が約17万円相当の中国通貨を人民銀行から略奪した。手製の武器で身を固め,覆面をした強盗は,恐怖におののく出納係を脅し,そのうちの一人は引き出しから金をさらうためにカウンターを跳び越えた。約50名の警官が直ちに跡を追おうとしたが,強盗は逃げてしまった。

スフィンクスの修復が延期される

◆ ギゼーの大ピラミッドとスフィンクスの検査官であるザヒ・ハワスは次のように述べている。「スフィンクスは実に危険な状態にある。いつの日か頭が落ちる恐れがある」。風によって運ばれた砂が,この古代遺跡の外面を侵食しており,専門家たちは,海水が下の方から浸透性のある石灰石にしみ込んで,内部も損なわれているのではないかと懸念している。スフィンクスの側面に新しい石灰石をあてがう修復計画は,働きにきた善意のれんが職人たちが,スフィンクスの前足から古代の石材を取り除き始めた時に突然中止させられた。「彼らは,申し分のない新しい石灰石の石材を持っており,そちらの方が古く汚い石材よりもましに見えると考えていた」とあるエジプト学者は述べた。ショックを受けた当局者は,一時的に仕事を中止した。

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