自己評価
指導力や協調性といった特質について,人々は自分をどのように評価しているでしょうか。アメリカの大学理事会は1,000万人の若者たちにそのことを質問しました。「その答えを見ると,アメリカの高校の最上級生は劣等感に悩んではいない」と心理学者のデイビッド・G・マイヤーズは書いています。同氏はこう述べています。「“指導力”について,70%の若者は自分を平均より上であると評価しており,平均より低いと評価したのは2%だった。……“協調性”については,平均より低いと評価した者は答えた82万9,000人の学生のゼロ%だった。60%の学生は上位10%の中に入っていると考え,25%もの学生が上位1%の中に入っていると考えていた」。