森林がなくなると鳴き鳥もいなくなる
中央アメリカと南アメリカ北部の森林は,ここ25年の間に,木材や他の木製品を生産するためにその約35%が伐採されました。これらの地域では約55種の鳴き鳥が越冬し,春と夏を北アメリカで過ごすために渡って行きます。森林がなくなったので,ムシクイ,タイランチョウ,モズモドキ,フウキンチョウ,モリタイランチョウなどの,さえずる鳴き鳥もいなくなりました。「米国魚類・野生生物監督局」は全国の1,700か所で毎年春に調査を行なっています。非常に多くの鳥が毎年春になると北へ向かって渡って行きますが,その調査によれば,1968年以来その数は確実に減少しています。