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目ざめよ! 1981
目81 7/8 24–25ページ

見ていることの意味がお分かりですか

今日,人と人とが合意するのはますます難しくなっているようです。相対立する見解を持つ人が互いに歩み寄れないでいることはほとんどどの水準の人間関係にも見られます。原因は何であれ,これは多くの人々にとって重大な問題になっています。

家族内で

何世紀か前には,離婚を夫婦の不和を解消する方法として容認していた人はごく少数に過ぎませんでした。そもそも結婚とは,「死が二人を分かつまで」続くものだったのです。

しかし今日では,結婚を一時的な取決めとみなす人がますます多くなっています。幾つかの国では,大半の結婚が早晩,離婚に終わることが報告されています。最近,ドイツのある新聞は,「一生同じ人と過ごさなければならないという考えは廃れかけている」と報じました。ニューヨーク・マガジン誌もこう伝えています。「お互いに関係が持てればそれでいい。身を落ち着けたり,人と折り合って生活してゆくことなどだれも望んでいない」。

労使関係で

今世紀に入って労働組合が大きな影響力を行使するようになり,労使間の争いが一層はっきりしてきました。組合員はストライキを打って,合意を図る当事者同士の交渉が失敗に終わったことに公衆の注意を向けます。労使が合意に達するには,何週間も,何か月も,時には何年もかかることがあります。

五大陸の13か国を対象に行なわれた調査によって,1938年から1970年の間に労働者のストライキの件数が286%増加し,問題が解決されるまでの労働時間の損失だけでも709%増加しました。

1980年に行なわれたブリティッシュ・スティールのストライキについて,ある雑誌は,そのストライキが「戦後の英国で最長のものとなった」ことを伝えました。最終的に合意が成立しましたが,『労使双方とも手放しで喜べる理由はありません』でした。

ストライキに参加する人々の数が増えているだけではありません。それに加わる人々の種類も多様化しています。かつては,医師,警察官,教師その他,公僕とされる人々がストライキをすることなどほとんど考えられませんでした。しかし,今では事情が違います。僧職者の間でさえストライキが行なわれています。イタリアでは何年か前,50人のカトリック司祭が教会の管理方法の一部に変更を求めてバチカン当局と交渉を行ない,それが不調に終わると,怠業ストを行ないました。

政府間で

ことに,第一次世界大戦後国際連盟が設立されて以来,国際間の不一致は新しい様相を帯びてきました。1945年には,国際連盟の後身である国際連合が設立されました。現在までのところ,この組織は第三次世界大戦のぼっ発を抑えています。しかし,多くの人がそのような核戦争の引き金になるのではないかと恐れている地域紛争を終わらせることに成功しているでしょうか。

その答えとして,『世界のどこかで毎日,平均12の戦争が行なわれている』というストックホルム国際平和研究所の報告を考えてみてください。さらに,エスクワイア誌に載ったある研究によると,1945年に第二次世界大戦が終わって以来,150を超える戦争が行なわれてきました。

諸国家に平和をもたらす上で国連の力がごく限られたものであることは明白です。国連は,一地域の紛争を全地球的組織の手で解決すべき“世界的問題”としてきましたが,それは構成国間の意見の対立を激化させたに過ぎませんでした。

また,悲しいことながら,国際協定も多くの場合十分な効果を上げていません。実際そうした協定は,合意できない点についてその後も話し合うことに同意するだけのものに過ぎません。

こうした事態は何を意味するか

中には,家族内,労使間,また諸国家間には常に意見の相違があったと語って,問題の深刻さを過小評価する人がいるかもしれません。意見の相違が常に存在していたのは事実です。しかし,ここで問題になっているのは次の点です。人々や諸国家の間で互いに合意を得ることは以前よりも容易になっていますか。それとも難しくなっているでしょうか。1914年以前よりも人々の間には自分中心で利己的な態度が少なくなっているでしょうか。それとも,そうした態度は著しく認められるようになっていますか。

個人としての意見は様々あるとしても,わたしたちが「対処しにくい危機の時代」に住んでいることを否定する人はほとんどいないでしょう。聖書はテモテ第二 3章1節から5節でそのことを予告していました。その時代に人々はとりわけ「容易に合意しない者」となることが述べられています。わたしたちが現実に目にしている事柄からすると,聖書のこうした言葉は正しく今日の世界を描写していると言えないでしょうか。

聖書は,人間が互いに合意できなくなることが「終わりの日」の際立った特色になると述べています。今日そうした事態が著しく見られます。わたしたちがサタンの邪悪な体制の「終わりの日」にいることをエホバの証人が信じている理由の一つはそこにあるのです。神の約束によると,その後神はご自分の義の政府によって全人類をやがて一つに結び合わされます。その時には,幸福な家族,快適な労働条件,完全な政府がありますから,人々が合意に達するのはずっと容易になります。

[24ページのグラフ]

(正式に組んだものについては出版物を参照)

離婚は

今世紀に入って急増している

離婚率

50

45

40

35

30

25

20

15

10

5

0

1900 1910a 1920 1930 1940 1950 1960 1970 1975 1980

米国 西ドイツ カナダ

[脚注]

a 第一次世界大戦始まる

[24ページの図版]

スト決行中

[25ページの図版]

世界大戦 ― 1914年以前にはなかった

第二次世界大戦後,150の戦争

1914年以降,9,000万人を超す戦死者

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