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目ざめよ! 1981
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第1部

世界中で増大する薬物中毒

国際連合の報告によると,薬物の乱用は「今や世界的流行の域に達し,増加の一途をたどって」います。ヘロインを例に取って考えてみましょう。

□ 英国では,1978年から1979年の間に,ヘロイン中毒であると分かった人が20%近く増加し,女性の中毒者の割合も増加の一途をたどっています。押収されたヘロインの量も1年間にほぼ2倍に増加しました。

□ メキシコには,63万人ほどの薬物中毒者がいる,と社会復帰の専門家は述べています。「メキシコの薬物使用者全体の7%はヘロインに依存しているが,これは警戒を要する徴候である」と一当局者は述べています。

□ ビルマではヘロインの原料がよく栽培されていますが,それが同国内で用いられることは今までほとんどありませんでした。ところが事態は変化し,現在ではビルマに推定3万人のヘロイン中毒者がおり,同国政府は憂慮しています。

□ ドイツ連邦共和国では,これまでの10年間に薬物を摂取しすぎて死ぬ人が急増しました。実際,同国の薬物による死者の割合は,今や米国の6倍にも上っています。「1974年3月以来,ヘロインの供給が市内で不足した日は1日もない」と西ベルリンの麻薬取締官は語っています。

□ 米国では1970年代に(当時ヘロインの供給が減少したため)ヘロイン中毒者が減少しましたが,その後急激に増加しています。ニューヨーク市では数年前よりもヘロインの価格が下がり,麻薬に関連した死者の数は増加しています。1977年に中毒は“根治”したとされながら,1980年に再びその習慣を始めた一人の中毒者は,「4年前に1日200㌦かけて続けていた習慣が,再び始めた今回はわずか100㌦しかかからない」ことを認めています。ニューヨーク市の麻薬に関連した死者の数は,1978年から1979年に77%増加しました。

しかし,ヘロインは薬物中毒の氷山の一角にすぎません。ニューヨーク市やロサンゼルス市の形成外科医は,コカインを吸入して鼻中隔に10㌣硬貨大の穴が開いた人の鼻を整形し,商売が繁盛しています。一外科医は,「危険なのは,その部分の症状が悪化してもそれに気付かず,手遅れになってしまう場合が多いことである」と警告し,「今まで見た中で一番大きな穴は長さが4分の3インチ(約2㌢)ほどあるだ円形のものであった」と加えています。

パラフェナントレン(“天使の粉<エンジェル・ダスト>”と呼ばれる)のような新しい薬物はコカインよりもはるかに安く,米国中に出回っています。医師によれば,パラフェナントレンの効果は極めて予測しがたく,「緊張型分裂病と区別できない」症状を引き起こしかねません。ロサンゼルス警察は,パラフェナントレンの使用者がその薬物の影響を受けている間に手錠を断ち切った例を3件報告しています。パラフェナントレンの影響が完全に体から抜けることはないようですが,たとえあったとしてもそれにはかなり長い時間がかかります。パラフェナントレンは体から排出されずに蓄積されるからです。

しかし,現代の薬物中毒には,ヘロインやパラフェナントレン,コカインをはじめとする“麻薬”以上のもの,それよりもはるかに多くが関係しているのです。先進国の多くでは,外見はいやしからぬ薬物中毒者の新しい世代が現われてきています。そうした人々をご存じですか。

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