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  • 新たな薬物中毒者 ― だれか身近な人の中にいますか
  • 目ざめよ! 1981
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目ざめよ! 1981
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第2部

新たな薬物中毒者 ― だれか身近な人の中にいますか

夫と離婚し,大学生だった娘が中退してから,メアリー(仮名)の緊張感は募りました。メアリーはこう告白しています。「非常に心が乱れ,昼食時にマーティニを飲むようになりました。午前中の中休みにもアルコールを飲むようになったため,掛かり付けの医師で友人でもあるジャックに診察してもらいました。ジャックはバリアム(精神安定剤)を処方してくれました。それはストレスを抑えるのに役立つという話でした」。

メアリーはアルコール中毒にはなりませんでしたが,精神安定剤<トランキライザー>中毒になってしまいました。メアリーは「ジャックも私もその事実に気付きませんでした」,と語っています。ある日の午後,何の気なしに精神安定剤と睡眠薬を一緒にたくさん飲んで,この人は意識を失いました。その時のことを思い起こしてこう語っています。「薬で昏睡状態に陥った私は,なべを火にかけっ放しにしていました。すんでのところで大火事になるところでしたが,ちょうどその時,息子が帰宅しました」。

めったにない事件だと思われますか。決してそうではないのです。全米薬剤乱用対策協会の推定では,米国だけでも約200万人の女性が処方薬の中毒にかかっています。1977年4月までの12か月間に,米国でバリアムに関係した死亡事故は880件あったと見られています。これらの事件のほとんどの場合に,犠牲者たちはバリアムをアルコールあるいは他の薬剤と併用していました。

ダーボンという薬について考えてみましょう。広く用いられているこの痛み止めは,息の根を止めることもあります。米国では1978年だけでも,1,200人がこの薬を誤用して死亡したと見られます。

処方薬乱用の事例は女性に多いとはいえ,男性がその影響を受けないわけではありません。アメリカの会社幹部の間にも薬を飲み過ぎる人が多くなっており,その薬がアルコールと併用されることも珍しくありません。

深酒をするビジネスマンが酒を断つのを助けるために,医師が精神安定剤を処方した例もあります。しかし,一医師は次のように伝えています。「少なくとも95%は1年以内に再びアルコールを飲むようになる。しかし,もっと悪いことに,その時までに全体の3分の1がバリアムのとりこにもなっている」。

バリアムのような精神安定剤には,筋肉障害やてんかんの治療など数々の合法的な使用法があります。では,精神安定剤のとりこになる人が非常に多くなっているのはなぜでしょうか。

そうした薬が単なるストレスに対処するため誤って処方される場合があるのです。米国の首都ワシントンの公民調査会の理事長シドニー・ウォルフ博士はそれについて,「現在,精神安定剤の処方箋は実際の必要の10倍以上も書かれている」と述べています。種々の調査によると,診察の際に思い煩いの根本原因を取り除くだけの時間はとてもないと考える医師は少なくありません。それで,処方箋に手を伸ばすわけです。

精神安定剤の製造業者はラベルに「日常のストレス」と闘うためにこの薬を使うべきではないという率直な警告を印刷することに最近同意しました。患者は望む薬を手に入れるため,医師にうそをついたり,友人から薬を借りたり,幾人かの医師に診てもらったりします。薬剤の乱用を避ける最終的な責任は使用者にあります。

どうしたら精神安定剤に伴う問題を回避できますか。幾つかの提案があります。

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