ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 目82 4/8 8–11ページ
  • 貧困の問題を根本的に解決する

視聴できるビデオはありません。

申し訳ありません,ビデオをロード中にエラーが発生しました。

  • 貧困の問題を根本的に解決する
  • 目ざめよ! 1982
  • 副見出し
  • 関連する記事
  • 過去において
  • 神が今日示される関心
  • この問題の解決策
  • 待つことで満足する
  • 貧困が終わる日は近い
    目ざめよ! 1998
  • 間もなく,貧困はなくなる!
    エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1995
  • まもなく訪れる貧困のない世界
    エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 2005
  • 増大する貧困 ― あらゆる人に対する脅威
    エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1975
もっと見る
目ざめよ! 1982
目82 4/8 8–11ページ

貧困の問題を根本的に解決する

カルメンのところを訪れたのはエホバの証人でした。この証人はカルメンが自分の問題に独力で立ち向かわなくてもよいことを悟るよう助けてくれました。ほかならぬエホバ神ご自身がその困難な状態を気遣っておられるのです。聖書の中で神は次のような方として描写されています。「立場の低い者をまさしく塵の中から立ち上がらせておられる。神は貧しい者をまさしく灰溜めから高められる」― 詩篇 113:7,新。

これはカルメンの慰めとなりました。特に,神が過去にどのように貧しい人を助け,今日どのように助け,将来どのように助けてくださるかを学んで慰められました。この情報をご自分で検討してみるなら,人生に対するカルメンの態度が根底から変化したわけを理解できるでしょう。

過去において

西暦前1513年にエホバ神がイスラエルの国を建てられた時に神がお与えになった律法には,貧しい人々のための,愛のこもった規定が設けられていました。まず第一に,この律法が“上層”あるいは“下層”階級なるものを設けていなかったことは注目に値します。当初,どの家族の前にも平等の機会が開かれていました。しかし,今日の多くの人々は,階級差別が今日の貧困の主要な原因の一つであると考えているのではありませんか。

言うまでもなく,この不完全な世にあって,人々の境遇は変わり得ます。そして,中には貧困に陥る人もいるでしょう。イスラエルでもそのようなことがありました。そうしたことが起きた時に,律法はどのようにそうした人々を助けるものとなりましたか。

律法は施しではなく,寛大な精神を示すよう他の人々に勧めていました。ですから,季節ごとの祭りを行なう際に,イスラエル人は「父なし子ややもめ」を含めるよう強く勧められていました。―申命記 16:9-11,新。

貧しい人がお金に困っているなら,その同胞である民はその人が必要としているものを何であれ貸し与え,寛大に,利息を取らずにそうするよう勧められていました。(申命記 15:7,8; 23:19,20)ですから,比較的裕福な民はその兄弟であるイスラエル人の困苦欠乏をよいことにして甘い汁を吸うようなことはできませんでした。しかし一方,貧しい人はその負債を返済する義務を感じたことでしょう。

収穫時に,貧しいイスラエル人は,収穫をする人の仕事が済んだ後に,他の人々の畑やぶどう園で落ち穂拾いをすることが認められていました。このようにして,家族の必要とするものを備えるために働くことができました。人が大きな負債を抱えた場合,その人は一定の期間自分を奴隷として売ることができました。奴隷といっても,それほどひどい生活ではありませんでした。その権利は法によって保護されており,そのようにして負債を返済することができ,返済している間も家族は安心して生活できました。―レビ記 19:9,10。申命記 15:12-15。

神はイスラエル人に,「貧しい者がその地の中から絶えることはない」と言われました。とはいえ,貧しい人には貧困状態から抜け出すための助けを得る道が開かれていました。人々が神に信仰を示している間は,こうした備えが役に立ちました。(申命記 15:11,新。詩篇 37:25)エホバは今日も貧しい人々に同じような関心を示しておられますか。確かに示しておられます。

神が今日示される関心

ある時,イエスは大勢の群衆に話をされましたが,その群衆の中には貧しい人々も多く含まれていたに違いありません。イエスはエホバが動物や植物をすばらしい仕方で気遣っておられることを思い起こさせ,そうした人々を励まされました。次いで,このことから教訓を引き出されました。それは今日神に仕えたいと願う貧しい人々にとって本当に意味深い教訓です。

イエスはこう言われました。「では,神が,きょうここにあってあすかまどに投げ込まれる野の草木にこのような衣を与えておられるなら,ましてあなたがたに衣を与えてくださらないことがあるでしょうか。信仰の少ない人たちよ。それで,思い煩って,『わたしたちは何を食べるのか』,『何を飲むのか』,『何を身に着けるのか』などと言ってはなりません。これらはみな,諸国民がしきりに追い求めているものです。あなたがたの天の父は,あなたがたがこれらのものをすべて必要としていることを知っておられるのです」― マタイ 6:30-32。

どうしたら貧しい人は神が自分のことを気遣っておられると確信できるでしょうか。自分の生活の中で神を第一にすることによってです。イエスが続いて述べておられる通りです。「それでは,[神の]王国と神の義をいつも第一に求めなさい。そうすればこれらほかのものはみなあなたがたに加えられるのです」― マタイ 6:33。

カルメンと同様,エホバの証人の宣べ伝える『王国の良いたより』に耳を傾ける他の貧しい人々も,神が貧しい人をも含めご自分に仕える人すべてを愛し,守ってくださることを学びます。(マタイ 24:14)そして,神は本当に助けてくださるのです。前の記事に挙げられていた聖書中の実際的な助言を備えるだけでなく,神はご自分の崇拝者を見守り,彼らが生きてゆけるように取り計らわれます。神が,「きょうこの日のためのパンをわたしたちにお与えください」という祈りに文字通りの仕方で確かに答えてくださった,と証言する人は少なくありません。―マタイ 6:11。

しかし,『王国の良いたより』に耳を傾ける人々はそれよりもさらに重要な教訓を学び知ります。イエスはこう言われました。「人は,パンだけによらず,エホバの口から出るすべてのことばによって生きなければならない」。(マタイ 4:4)こうして,霊的な事柄の価値を学ぶのです。

神の言葉聖書を通して,家庭内で幸福を得る方法を学びます。神との緊密な関係を持つことや自分に対する神のご意志を行なう方法を学びます。そして,「いっさいの考えに勝る神の平和」を得るのです。(フィリピ 4:7)今日の裕福な人々のほとんどはそうした平安な思いを持っていません。しかし思いの平安には,物質の富を幾ら積んでも,それをはるかに上回る価値があります。

「良いたより」に耳を傾ける人は別の価値ある事柄をも学びます。自分の貧しい状態は必ずしも恒久的なものではないことを学び知るのです。

この問題の解決策

不平等な経済体制が貧困をもたらすこともあります。また,戦争・ききん・病気・人種および社会的偏見・「時と予見し得ない出来事」あるいは単なる人間の不完全さが貧困をもたらすこともあります。(伝道之書 9:11,新)人間が貧困を根絶できないのも全く無理のない話です。

しかし,クリスチャンは今日至る所で,『王国の良いたより』を宣べ伝えています。この良いたよりは,神の王国がすでに天に設立され,間もなくこの地上の支配権すべてを掌握するというたよりです。クリスチャンは,幾世紀もの間この王国を求め,こう祈ってきました。「天におられるわたしたちの父よ,あなたのお名前が神聖なものとされますように。あなたの王国が来ますように。あなたのご意志が天におけると同じように,地上においても成されますように」― マタイ 6:9,10。

この王国は世界政府になります。そして不公平な経済体制を撤廃します。そこには人種的および社会的な偏見の入り込む余地はありません。その政府の最も重要な法律は,「あなたは隣人を自分自身のように愛さねばならない」という命令をも含む愛の律法になるからです。―マタイ 22:39。

さらに,戦争が人類に貧困をもたらすことももはやなくなります。神は「地の果てに至るまで戦いをやめさせる」からです。(詩篇 46:9,新)病気や人間の不完全さもやがてはなくなります。「神は彼らの目からすべての涙をぬぐい去ってくださり,もはや死もなく,嘆きも叫びも苦痛ももはやない。以前のものは過ぎ去ったのである」と書かれているからです。(啓示 21:4)その時,貧しい人々は働いて貧困から永久に抜け出す機会に恵まれ,ずっと昔から存在してきたこの重荷はついに人類から除き去られるのです。

待つことで満足する

こうした「良いたより」を聞いて,カルメンのような人が人生に対して全く異なった見方をするようになった理由がお分かりになりますか。響きが良いだけでなく,真実な音信がここにあるのです。神の王国によって,神が成し遂げると言われた事柄すべてが行なわれることを示す圧倒的な証拠があります。テロ行為のために難民になった,大勢の子供を抱えた別の婦人が心を動かされて次のように語ったのももっともなことです。「霊的な生活の豊かさのゆえに,私たちはこの[貧しい]境遇で満足しています。確かに,満ち足りた気持ちで敬神の専念を保つことは大きな利得と言えます」。―テモテ第一 6:6-8もご覧ください。

つつましい生活を送る人々の多くは,貧困の問題に対する神の解決策を調べ,この重荷を完全に除き去る神のご予定の時を喜んで待っています。待っているその間,同様の信仰を抱く人々と交わり,その信仰を他の人々に分かつためにあらゆる機会を捕らえています。このようにして,物質的には貧しいものの,霊的な富を享受しています。

世界の貧困に悩まされていますか。もしそうなら,カルメンや他の無数の人々に役立ったその同じ情報を調べてご覧になってはいかがですか。そうすればあなたも,もはや貧困がなくなる時を目にする機会にあずかることになるでしょう。

『その神エホバに望みを置く者は幸いだ。神は天と地,海およびそれらの中にあるすべてのものの造り主,定めのない時に至るまで真実を守られる方,だまし取られる者たちのために裁きを執行してくださる方,飢えた者たちにパンを与えてくださる方。……エホバは盲人たちの目を開き,エホバはかがんだ者を立ち上がらせておられる』― 詩篇 146:5-8,新。

[8,9ページの図版]

神の王国は貧困を引き起こす状況を永遠に除き去る

[10ページの図版]

神が鳥を養っておられるのであれば,ご自分に仕える人間にも食物をお与えになるのではないだろうか

    日本語出版物(1954-2026)
    ログアウト
    ログイン
    • 日本語
    • シェアする
    • 設定
    • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
    • 利用規約
    • プライバシーに関する方針
    • プライバシー設定
    • JW.ORG
    • ログイン
    シェアする