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目ざめよ! 1982
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それは考え方か

暴力行為の根源

● 「犯罪は犯罪者の物の考え方から生ずる」と,米国バージニア州アレグザンドリアの臨床心理学者兼コンサルタントのスタントン・セームナウ博士は,インタビューの際に述べました。同博士は,かたくなで多くの場合乱暴な犯罪者を対象にした無数のインタビューと,そうした人々を社会復帰させるための努力とを通じて,犯罪者の精神を探ることに17年を費やしたチームの一員でした。

環境や育ちが決定的なものではないとお考えになるのはなぜですか

貧しい人々の大半は犯罪者ではありません。裕富でも犯罪者になる人は少なくありません。少数派の大半は犯罪者ではなく,多数派の中にも犯罪者になる人は大勢います。私たちが扱った犯罪者の半分以上は安定した家庭の出でした。そうした人たちの兄弟や姉妹や隣人は,普通,同じ環境の下で生活しながら犯罪の道に進みませんでした。

環境を変えるだけでは十分でないと言われるわけですか

その通りです。スラム街を一掃しても犯罪はなくなりません。犯罪はスラム街にではなく,人の精神に宿っているのです。環境を変えたところで,内面的な人となりは変わりません。聖書も,『その心に思うごとくその人となりもまたしかればなり』と述べている通りです。(箴言 23:7,文語訳)犯罪者の考え方を変えなければなりません。

調査の結果,最も一貫して見られる考え方の誤りはどのようなものであることが分かりましたか

言うまでもなく,犯罪者たちは誤った考えを誤った考えとはみなしません。しかし,「犯罪者の性格」の中で,私たちは欠陥のある考え方の型を52列挙しました。その中で最も一貫して見られるのは次のような考え方です。(1)世界は自分たちのもので,何であれ自分たちの欲するものを,望むときにいつでも取ることができるという見方。(2)恐れを切り断つ能力。極度に楽観的である。けがをしたりつかまったり良心のとがめを感じたりすることに対する恐れさえも,その瞬間は完全に切り断たれてしまう。(3)チームワークの感覚がない。9人の犯罪者から成る野球のチームがあれば,各々自分がキャプテンだと考えるであろう。(4)極端な考え方をする。自分は第一人者か,さもなくば全く取るに足らない者と考える。

どのようにして考え方を変化させるのでしょうか

当人が変える気にならなければなりません。当人がふさぎ込んでいるときに近付くようにします。拘禁されたり,自分の家族を失いそうになったりしているときがよいかもしれません。その人の生い立ちについて聞いて,自分は環境の犠牲者で救いようがないと考えさせるのではなく,当人の生活がいかに堕落しているかを丁重な仕方で話します。本人の自己嫌悪を増し加えるように努めます。

どんな明確な理想を教えるのですか

全面的な傾倒の必要性,また他の人に責任を転嫁してはならないということです。幾らかの進歩を示していた一犯罪者はこう述べました。『両親がもっと愛を示していてくれたなら,自分は犯罪者にはなっていなかっただろうとこれまでは考えていました。でも,今では自分のような息子だったからこそ,親がそのようになってしまったのではないかと思います』。「自分がしなければならない」が「自分にはできない」に取って代わりました。また他の人に対する感情移入を教えました。

犯罪に戻ることを防ぐものは何ですか

私たちはそうした人々に自分で自分の批評家になるよう,つまり自分の考え方が道徳的に正しいかどうか常に自ら鑑定するよう教えました。このように絶えず道徳的に自らを評価することが,犯罪をとどめる最も重要な方法です。

博士の努力はどれほど成功を収めていますか

私たちのやり方を開発し,それにみがきをかけた後,1970年から1976年までの間に30人の大物の犯罪者と密接に働きました。そのうちの13人は完全に変化を遂げ,法律をよく守る市民になっています。

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