“アニー”は清潔すぎる
“アニー”という大作映画は当初一般映画に指定されていたということですが,製作者は一般映画に指定されると,観客を引き付けないのではないかと心配しました。そこで,キャロル・バーネットのせりふを書き替えて,神をのろう間投詞を入れるよう求めました。せりふはその通りに書き替えられ,映画はPG(親の許可を必要とする)の部類に入れられました。こうすれば,新しい道徳を取り入れた大衆に訴えるものになる,というわけです。―ニューヨーク・サンデー・ニュース・マガジン,1982年5月16日号。