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目ざめよ! 1983
目83 8/22 29–31ページ

世界展望

堕胎の犠牲者

● ソ連: ソ連通の西側医学専門家たちによると,ソ連で毎年行なわれる堕胎は1,000万件に及ぶ。生まれてくる子供一人につき2件から3件の堕胎があると言われている。ソ連の普通の婦人は平均4回くらい堕胎を行なうので,いざ子供を産むとなると,早産や死産になる例が増えているということである。

● スペイン: 堕胎を合法化しようとする政府の計画は,ローマ・カトリックの優勢なこの国に政治的な激しいショックを与えている。刑法が緩和されてもそれは,強姦とか異常胎児,あるいは妊婦の命や健康が危険になっている場合などの特殊な状況のもとで行なわれる堕胎にのみ適用されるものである。もしほかの理由で堕胎が行なわれるなら妊婦も医師も懲役刑に処せられるというこの刑法の厳しい面は残るだろう。多くの反対グループは,1982年11月に法王ヨハネ・パウロ2世がマドリードを訪問した際に行なった堕胎に反対する演説の中で,「罪のない者の死を合法化できるものは何もない」と述べたことを指摘して堕胎に異議を唱え,これを殺人と呼んでいる。ところが不思議なことに,厳しい刑罰があり,教会が堕胎に反対の立場を取っているにもかかわらず,1980年には1万8,000人から2万人のスペイン人が堕胎を行なうため英国へ出かけて行ったということである。堕胎の合法化に好意的な人々の主張によると,スペインでは昨年30万件もの堕胎が行なわれただろうということである。

「若者の反抗」の増大

● オーストリアの首相,ブルーノ・クレイスキーは次のように語った。超大国が軍備管理交渉に真の意欲を示さなければ,西側諸国は「自由主義諸国において,1968年の学生の反抗よりもさらに深く,さらに深刻な若者の反抗」を引き起こす危険を冒すことになる。パリのインターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙に掲載されたインタビューの中で,同氏は軍拡競争に触れ,次のように警告した。「学生だけでなく,カトリック教徒,社会主義者その他,若い世代全体が反対を表明することを望んでいる」。この抗議の雰囲気の高まりと,それが生み出すかもしれないものとを同氏は「民主主義にとって非常に重大な危険」と呼んでいる。

猛威をふるった山火事

● 最近オーストラリアでは,山火事が発生して手のつけられない状態になり,わずか24時間のうちに,日照りに悩まされていた南西岸の州,ビクトリア州とサウスオーストラリア州に沿って800㌔にわたる土地を焼き払ってしまった。オーストラリアの中央部にある砂漠から吹いて来る風速26㍍以上の強い風にあおられて火はたけり狂い,ユーカリの森,つまり森林地帯を燃やし,30万㌶が焼土と化した。ビクトリア州だけでも木材の損失は4,500万㌦(約112億5,000万円)とされている。火事あらしによる死者は70人を超え,多くの教会,学校,ホテル,2,000戸を上回る民家などが火にのまれた。その地域にも何百人ものエホバの証人が住んでいるが,自分たちの間にけが人が一人も出なかったこと,また破壊されたり損害を被ったりした王国会館が一つもなかったことを感謝している。

仕事にあぶれる十代の若者

● 大ロンドン市議会の指導者ケネス・リビングストーンは,首都に住む失業中の十代の若者について,『野生動物のような生活をしている』と述べている。デーリー・テレグラフ紙の伝えるところによると同氏は,「何千人もの子供たちがロンドンの街をうろついており,荒れた生活をしている。国がすべての人に適当な家や仕事や保健手段を供給する資力を持つ1983年という年にこうした状態が見られるのは恐るべきこと」と述べた。市議会の別のスポークスマンが付け加えて語ったところによると,こうしたことから十代の非行や違法行為が生まれる。「国が就職の機会を提供しないので働く動機も与えられず,見捨てられている,と彼らは考えている」からである。

「卒業証書病」

● 「ホワイトカラーの仕事に就くことを願うあまり,資格証明書症候群がアフリカ全土にまんえんしている。最後に卒業証書がもらえさえすれば何を勉強しようと問題ではなく,卒業証書なしに学校を出る[よりも]いつまでも学生でいるほうがましだという考えである」と,「アフリカ・ナウ」誌は述べている。国際労働事務局アフリカ職業・技能計画が最近行なった調査によると,西アフリカのフランス語圏諸国では,卒業証書が給料の良いホワイトカラーの仕事に就くかぎになっている。しかし,おもに農業中心の経済であるためにその機会は限られている。したがって,卒業証書保持者の間の失業者の増加が懸念されている。その差を埋め合わせるために,ベニンなどは将来農業を目指すよう若い人々に勧めかつ彼らを教育するために農業志向の計画を発足させた。

「コンピューター熱」

● シンガポールは,アジアの電子技術の中心となるべく日本に挑戦するための備えをしている。シンガポール政府は,「バス系統から行政事務を行なう省庁に至るまで」すべてをコンピューター化し,「シンガポールを,流れ作業方式による生産から“ブレーン・サービス”に脱皮させ」,「1990年までには東南アジアのコンピューター・センター」とする野心的な目的を抱いて大きな努力を傾けている,と「サウス」誌は伝えている。コンピューターでナンバーワンになるための政府のキャンペーンによる盛んな宣伝と展示のおかげで,学校制度の中に「ちょっとしたコンピューター熱が生じている」と同誌は述べている。

地下鉄の代用貨を吸い上げる泥棒たち

● ニューヨーク市の子供たちは,地下鉄の代用貨を盗む新しい手を考えだした。回転木戸の硬貨投入口から代用貨を吸い出すのである。交通局公安課のある警視補がニューヨーク・タイムズ紙に語ったところによると,「代用貨を吸い上げて」それらを売りさばき,「一日に50㌦から100㌦(約2万5,000円)もうけている子供たちもいる」。地下鉄の乗客が回転木戸を通ろうとすると,子供が口を開けて飛んで来る。すると「突然代用貨は姿を消す」と交通局のスポークスマンはこぼしている。代用貨を吸い上げるのは「非衛生的で,違法行為であり,捕まることになる」と彼は付け加えた。ある地下鉄の駅で,代用貨の販売係が代用貨投入口にトウガラシの粉を振り込んで,この変わった形の盗みを防止しようとした。効果があっただろうか。同紙は次のように報じている。「子供たちはバケツに水を入れて戻って来て回転木戸に注ぎ,残った水をその係員にあびせた」。

教会と国家の戦い

● 地中海の中ほどにある一つの島で,マルタ政府とローマ・カトリック教会の戦いが繰り広げられている。1971年にドン・ミントフが首相に選出されるまで幾世紀もの間,教会がマルタ島の政治,社会,教育を牛耳っていた。しかし物事は変化しはじめた。ニューヨーク・タイムズ紙によると,ミントフ氏はローマ・カトリックの学校制度によって教育され,兄弟の中にも司祭になっている人がいるが,マルタ島の生徒の5分の1から4分の1を教育する「教会学校に対して公然と宣戦を布告した」。政府は,すべての教育は無償でなければならないという態度を譲らない。さらに,昨年は「教会学校に対する自発的な寄付を非合法化し,授業料を凍結し,国立高等学校卒業生に対しては大学入試の点数を上乗せすることを定めた」と,同紙は伝えている。

サハラ砂漠周辺の飢きん

● 国際連合食糧農業機関の報告によると,アフリカのサハラ砂漠周辺の「食糧事情は日増しに悪化している」。マリ,セネガル,モーリタニア,ベルデ岬諸島などの広範囲にわたる地域が深刻な食糧不足に脅かされている。最大の危険にさらされているのは人口470万のチャドである。農産物の収量は40%減少し,家畜類は家畜の伝染病で危険にさらされている。690万の住民を擁するマリ共和国も干ばつのために深刻な問題に直面している。国連関係者たちは,国際的な穀物の供与により,10年前にサハラ砂漠周辺の何十万もの住民が被ったような飢きんによる荒廃を避けたいと考えている。

盗賊の女首領

● インドの中央部で悪名をとどろかせた盗賊の女首領で26歳のフーラン・デビおよび彼女の一味25人が,ニューデリーの南東290㌔のところにある町で,今年の2月にインド当局に投降した。彼女とその一味は3年にわたり,樹木の茂るチャンバル河谷に住む人々を脅し,2,000人もの警察官をうまくまいていた。この女は殺人約50件,武装強盗70件の罪で起訴されている。射撃の腕は相当のものだという評判である。彼女の盗賊生活はひどく美化されて伝説的なものになっていたので,事前通告のあった彼女の投降を見ようと,5,000人が押しかけた。しかし,タイム誌が伝えているように,ある古参の警官の話で,彼女の生活の魅力的な面もいっぺんに色あせてしまった。「強盗団員は30歳になるころには皆死んでいる。……彼女の夜は寂しいものだ。彼女はもうひところのような美人ではない」。

本当に“スーパー接着剤”

● 重量333㌧の鋳物をどのようにして重量制限110㌧の橋の上を通すかという問題が,「接着剤の巨大なおけを幾つも」使うことによって解決された。ヨークシャー・ポストの伝えるところによると,作業員たちは,「鋼鉄の板に接着剤を塗って,橋の下側に張りつけた」。こうして橋は補強され,鋳物とトラックを合わせて500㌧近い重量に耐えることができた。これは,それまでに英国の道路を運ばれた最も重い荷の2倍以上の重量であった。

世界の乳幼児死亡率

● 世界保健機関によると,満1歳に達しないうちに死亡する乳幼児の数は,世界の国々の間で大きな開きがある。例えばニジェールでは生まれてくる子供1,000人につき200人が死亡する。しかしスウェーデンでは7人が死亡するにすぎない。国民一人当たりの財産が最も多い国であるカタールでは,乳幼児の死亡率は138人という驚くべき数に上るが,米国では満1歳にならないうちに死亡する子供は1,000人につき13人である。フランスの乳幼児死亡率は9.9人,オーストラリア11人,英国12.2人,ドイツ連邦共和国13.5人,タイ15.6人,ギリシャ18.7人,ソ連36人,メキシコ44.1人,ブラジル84人,南アフリカは97人である。

電話に熱中

● トランスカナダ・テレフォン・システムの報告によると,1981年にカナダ人が電話を利用した回数は230億回で,住民100人に対する電話の数は世界で第4位である。筆頭はアメリカで100人に対し83.7台。第2位はスウェーデンで79.5台,その次がスイスで72.4台。カナダは住民100人につき67.2台の電話を所有している。

せきを制御する

● せきが出てひとしきり止まらないと怖いような気持ちになるし,人前だときまりの悪い思いをする。しかし,たんを運び上げて気道をすっきりさせる場合のせきは有益である。では,どのように制御してせきを有益なものにできるだろうか。ブルックリン肺協会は「フレッシュ・エアー通信」の中で,せきが出そうに思えるときに次のようにすることを提案している。「1.深く息を吸い込む。2.呼吸を数秒止める。3.せきを2回する。最初はたんを切るため,次はそれを口まで運ぶため。4.静かに鼻で息を吸い込む。5.たんを吐き捨てる。強いティッシュかペーパータオルを使う。たんを飲み込むと胃の調子を損なうことがある」。

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