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  • 罪とは何か
  • 金融危機は続く
  • 新しい「神学」?
  • 喫煙に対する警告が増し加わる
  • 学校を使わない教育
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  • 苦もんする英国国教徒
  • アルコール中毒の払う代価
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目ざめよ! 1984
目84 4/22 29–31ページ

世界展望

広がる脅威

● 致死的で大変恐れられている病気,エイズは,恐怖の網を張り巡らしつつある。アジアウイーク誌によると,この病気は世界中の16か国で発見されており,その患者数(これまでのところ2,500人)は6か月ごとに2倍に増えている。アジアではまだエイズの患者と断定された人はいないが,3人の擬似患者 ― 二人はタイ,一人は香港<ホンコン>にいる ― が現在検査を受けている。極東の医学当局者は,この病気の徴候が少しでも見られないかと同性愛者,血友病患者,麻薬中毒者などに監視の目を光らせている。日本の同性愛者の浴場は外人に対して戸を閉じているが,300軒に及ぶ東京のゲイバーでは「平常通り営業」を続けている。

罪とは何か

● 昨年の10月にローマで開催された第6回世界司教会議に,211人のローマ・カトリック教会の司教たちが,懺悔と清めを論ずるために集まった。「この主題が選ばれたのは,告解を求めるカトリック信者の数が激減している現状を逆転させたかったからである」とニューヨーク・タイムズ紙は伝えている。過去15年間のその減少率は,「70%にも達する」とみられる。その減少の理由を,教会員が産児制限や離婚などの問題に関する教会の教えを退けたことに求める人もいれば,聖職位階制を非難する人々もいる。主要な要素としてひんぱんに取りざたされたのは,罪の意識の喪失であった。ロンドンのエコノミスト誌は,教会内部のある人々が「罪の概念を,『赦しではなく,治療のみを要する社会的ゆがみ』に変えたり,『社会的不公正』のせいにしたりしているため,『そもそも罪というものがあるとすれば,それは体制を維持している人々の責任だ』ということになる」と述べている。そのようなわけで,この会議に集まった司教の約半数はその場を利用して,社会的な問題や政治的な問題について語った。

金融危機は続く

● 「世界の金融制度はあと何度,危機を乗り切ることができるだろうか」と,ニューヨーク・タイムズ紙の論説が問いかけている。アルゼンチン,ブラジル,フィリピンといった窮地を脱したばかりの国々は,再度金融面で苦境に陥っている。世界中で40以上の国が外債にはまり込んでおり,その総額はおよそ7,000億㌦(約168兆円)に達する。ある国々は,自国の輸出で得られる利益の半額にも達するほどの利子の支払いにあえいでおり,輸出の拡大という望みは世界経済が全般に不振であるため妨げられている。破産は別の解決策となるが,「人間に及ぶ害は甚だしいものとなり,政治上の結果も革命的なものとなり得る」とその論説は述べている。同紙によると,工業諸国が過去に払った救済のための努力により破産は阻止されてきたが,「新たに生じている危機の各々は,これまでなされてきたことの妥当性に疑問を投げかけ,次に打てる手も十分ではないという可能性を」高めている。

新しい「神学」?

● SF映画の急増によって見られる影響はいろいろあるが,今日の若い人々の思いの中にある神のイメージが変わりつつあると言えるかもしれない。「今日のUSA」という新聞には,「おじいさんやお父さんという神のイメージは自分とは何の関係もない。神は『スター・ウォーズ』や『ジェダイの復讐』の中の“フォース”のように,より力強いものである」という17歳の若者の意見が引用された。

一部の僧職者はこの一時的な流行を利用しているかに見える。「これらの新しい映画は,今日の生活における超越的な存在と神の力の象徴であるゆえに,良いものである。我々はこのような映画のテーマを,人々を教える際に活用している」とバプテスト教会の一当局者は述べている。さらに,この傾向を,「『E.T.』,『スター・ウォーズ』,『ウォーゲーム』,『スーパーマン』など,異なった名前が付された神学の復興」とみなす一ラビは,「神学は極めて重要なものであるので,それを教会や会堂だけにゆだねておかないのが最善の策である」と主張している。では,それはSF映画の製作者にゆだねるべきものであろうか。

喫煙に対する警告が増し加わる

● 英国政府のある調査は,11歳から16歳までの中等学校の生徒たちが,年間約6,000万ポンド(約216億円)相当のたばこを吸っていることを明らかにした。1年生のときには常習的にたばこを吸う生徒は1%,時々吸う生徒は3%であるとその調査は示しているが,5年生になると,常習的に吸う生徒が27%に増え,1週間で平均47本のたばこを吸う。一方,時々吸う生徒は10%に達する。ある学校では問題に対処するため,喫煙者のための診療所を開設する予定があり,同時に小売店主には,子供たちへのたばこの販売を中止するよう申し入れている。報告は,ばら売りのたばこが1本7ペンス(約24円)で子供たちに売られていることを示している。

サイエンス誌の伝えるところによると,アメリカの最近の一研究は,「男性の平均寿命と女性の平均寿命の違いの主因が喫煙にある」ことを示唆している。米国の保険会社の最新の統計によれば,女性は男性よりも7.5年ほど長生きする。しかし,全く喫煙をしなかった男性と女性については平均寿命が「事実上同じ」であることを研究者たちは突き止めた。研究者の一人はこう述べている。「この新しい研究は,男性のほうが早く死亡する要因となっているのはストレスであるいう考えと必ずしも矛盾しない。ストレスが男性を喫煙に向かわせるので,その両方が原因となると考えられるからである」。他の専門家はこの発見に懐疑的だが,「性差の約半分は喫煙で説明がつくのではなかろうか」と考えている。事実はどうであろうと,若い婦人たちは今日の若い男子よりもはるかに高い割合でたばこを吸うようになっているため,平均寿命の強みも間もなく失われてしまうと研究者たちは考えている。

学校を使わない教育

● 12歳になるルツ・ロレンスはオックスフォード大学への入学を認められたが,この女の子はパブリックスクール(寄宿制の私立中等学校)には一度も行っていない。現在ケンブリッジ大学のキングズカレッジ(学寮)にいるニコラス・エバデルの場合も同じである。彼らの両親は,少なくとも当初は家で子供たちを教育する道を選んだ。英国で義務づけられているのは,学校に行くことよりも教育を施すことであり,1,100世帯がこの微妙な違いを活用してきた。ルツの両親は,「私たちは道徳に関する一般の規準を快く思っていなかった」と語った。規律が欠けていることに異議を唱える人もいれば,学校はただ「災難をもたらす」と考える人もいることがサンデー・テレグラフ紙に述べられている。当局者たちは,ある程度価値のある意見として,家庭学習や通信教育課程は合法的ではあっても,それには学校で得られる社会的な「調和」や「幅」が欠けていると述べている。ある親たちは,まさにそうしたものから子供たちを守るほうを選んでいるようである。

医師の問題

● カナダのオンタリオ州にいる1万6,000人の医師のうち,「アルコールと麻薬の問題を抱えていた人,現在抱えている人,将来抱えることになる人は12ないし14%」に上るものと思われる,とトロントのサンデー・スター紙は伝えている。医師の間の麻薬の乱用は,「一般の人々の場合は3,000人に一人であるのに,内輪に見積っても100人に一人と言われてきた」。仕事上の圧力,麻薬やアルコールを手に入れやすいことなどが原因としてしばしば挙げられる。しかし他の要因もある。中毒研究財団の精神科の主任であるフレデリック・グレーサーは,「医学的な状況と訓練が,医師を家庭生活に備えさせるものとなっていない」と述べている。さらに,オンタリオ医科大学のウイリアム・ヘンダーソンによると,医師に備わっている「神のような」イメージのために,医師は助けを求めにくくなっている。アルコールと麻薬の問題を抱える36人の医師に関する一研究では,86%までが,自分たちの問題は自らが医師であるという事実と直接関連していると述べた。

苦もんする英国国教徒

● 前例のなかったことであるが,英国ストーク・オン・トレント市のアルサガズ・バンクの英国国教会の助任司祭と同教会の42名の活発な成員のうち40名が,同教会を離れてローマ・カトリック教徒になった,とロンドンのデーリー・テレグラフ紙は述べている。前助任司祭はこの移動の理由として良心を上げ,「英国国教会の教理上の変化,女性の叙任,結婚の規則に関して提案されている変化……離婚し,再婚した僧職者の増加」が自分の変化の「契機」になったと述べた。しかし,同教会を出た成員の一人は大多数の人の感想を次のように述べている。「我々はカトリック教会に加わるかもしれないが,英国国教徒としての独自性をこれからもある程度保ちたいと思う」。カトリックの一スポークスマンはこの事態を,「ローマに提出しなければならない」かもしれない「非常に扱いにくい問題」と表現した。

アルコール中毒の払う代価

● アルコールの乱用による経済的,社会的,および人的代価はどれくらいになると読者はお考えだろうか。米国議会報告は,アルコールの乱用によって仕事の生産性が明らかに低下することに加えて,米国の自動車事故の半数,殺人の半数,自殺の4分の1,家庭裁判所の扱う問題全体の約4割がアルコールの乱用と関係していると述べている。このような間接的な代価を医療費と合わせると,アルコール中毒はアルコール中毒者一人につき毎年約1万㌦(約240万円)を社会に負担させていることになる。同議会報告は,米国には推定1,000万ないし1,500万人に上る問題飲酒家がいるので,アルコール乱用の代価の合計は,毎年1,200億㌦(約28兆8,000億円)に達するとしている。もちろんこの中には,家族や他の人々が苦悩,苦痛,苦労などの形で支払う代価は含まれていない。

日本人の長寿

● 英文読売が伝えるところによると,昨年の9月の公の発表では日本には100歳以上の人々が1,354人いる。番付のトップにいるのは,「ギネスブック」で長寿世界一とされている118歳の泉重千代さんである。沖縄に住む真栄城松さんと妻マカトさんは,日本人では初めて夫婦として100歳を超えた。1963年に老人福祉法が制定されてから,日本における100歳以上の人々の数は,当時と比べて9倍近く増加した。日本は長寿者の存在に大きな誇りを抱いている。総理大臣は,海外在住の人々を含め,100歳に達する人々に毎年お祝いを贈っている。

コンピューターによる詐欺行為を発見する

● ニューヨーク・タイムズ紙によると,公の調査で,米国の12の政府機関においてコンピューターによる詐欺行為およびコンピューターを悪用した事件が合計172件摘発された。しかし,調査官の一人であるリチャード・クセロウは,この調査は問題の規模と,これらの事件のために政府が負う荷を「甚だしく過小評価している」と上院小委員会に報告した。同調査官の話によると,事件の約半数は偶然に発見されたもので,多くの場合,詐取された金額は報告されている額をはるかに上回るという。クセロウは,「この調査の最大の収穫の一つは,我々がいまだに全貌をつかんでいないことが分かったということである」と付け加え,「このことは,連邦機関のコンピューターシステムに,十分に,あるいは全く制御装置が備わっていないことを意味する」と述べている。

犬はご用心!

● ほかの場所で犬は人間の最良の友とみなされているが,北京<ペキン>ではもはやペットとしては受け入れられていない。当局発行のペキン・デーリー紙によると,「近年北京市内ではますます多くの人が犬を飼うようになって環境衛生が損なわれ,社会秩序に悪影響を及ぼしている」。その結果,昨年の11月以来,入手し難い政府の認可なくして北京では犬を飼うことができず,許可なしに犬を飼っている人々は,犬を殺すようにと命じられた。1966年から76年にかけての文化大革命の際,ペットを飼うことは資本主義的であると非難され,それ以来北京でも,中国の他の場所でもあまり多くのペットは見られなくなった。

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