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目ざめよ! 1984
目84 6/22 29–31ページ

世界展望

無輸血手術

● AP通信の伝えるところによると,当初はエホバの証人だけに用いられた輸血せずに行なう心臓切開手術の技術がニューヨーク州バッファロー市の小児科病院でほぼ100人の子供に対して用いられ,成功を見た。この心臓外科の医長は,「これらの[証人たちの]患者でこれほどうまくいっているのなら,ほかの患者にも行なってみるのはどうかと我々は考えた」と述べている。その技術としては,小児の体温を通常の摂氏37度から摂氏約24度にまで下げることが含まれており,こうすることによって,血の流れを通常の半分に抑え,失う血液を減らすことができる。小児の血液はまた,血液と同量あるいは血液より幾分多目の,ミネラルと栄養分の含まれた溶液で薄められる。この薄められた血液には酸素を運搬する能力は通常の3分の1ほどしかないが,薄めない血液よりも循環がよく,手術中に肺や腎臓にかかる負担も少なくなることが認められている。これらの発見は医師たちにとって「一種の驚き」であった。

世の終わりがまた近づく?

● 「原子科学者会報」誌の特色となっている“世の終わりの時計”が今年の1月にまた1分進められ,午前零時3分前となった。針が進められたのは18人のノーベル賞受賞者を含む47人の著名な科学者たちの助言によるもので,軍縮会議が延期され,超大国間の軍備競争に衰えが見えないためである。同誌によれば,備蓄されている核兵器の単なる数よりも「不気味なのは,核保有国の指導者たちが,これらの武器を今にも使いそうな話し方をし,そのように行動していることである」。この“会報の時計”は「人類に迫っている核による世の終わりの脅威」の程度を示すために幾十年かの間に進められたり遅らされたりしてきた。今回は午前零時3分前に進められたが,これはここ30年間なかったことである。

国連の予算

● 国連の平和維持能力は明らかに下り坂だが,その運営費は下り坂ではない。国連事務局の職員は,1948年には3,982名だったのが,現在では1万6,000人になっている。その年間予算は現在約40億㌦(約9,600億円)となっているが,その4分の3以上は世界中の5万人近い職員の給与の支払いに充てられる。今後2年間に,建物の運営と維持のために2,330万㌦(約55億9,200万円),電気・ガス・水道などのために1,900万㌦(約45億6,000万円),エレベーター運転のために約200万㌦(約4億8,000万円)が費やされる見込みである。同機構はこのほかにも,印刷業務のために1,000万㌦(約24億円),イメージアップを図るための運動に7,000万㌦(約168億円)を用いる。国連の資金は加盟国の寄付によって賄われているが,米国の納税者は必要経費全体の約4分の1を支払っている。

道徳上の疫病

● 「英国で性道徳が低下しているため,女性のガンが流行する恐れがある」と,リバプールのデーリー・ポスト紙が述べている。「英国医師会ジャーナル」誌は,過去15年間に40歳以下の女性で前ガン状態の症状の見られる人が3倍ないし4倍になったことを伝えている。研究者たちはそれを,「今日の“非常に浮気な”人々が性の相手を幾人も変えてきたと思われること」によるものと見ている。一人の婦人科医は,「テレビで毎晩のようにあからさまに描かれる,性道徳に関する慣習に倣う人々の」中に子宮頸ガンが急激に増加している点について注解し,「19歳の少女の頸管スミア(ガン検査の標本)が陽性を示し,20代半ばで死亡する例がある」と述べた。英国では毎年2,000人以上の女性が子宮頸ガンのために死亡する。

ブラジルで衰退する教会

● 「ブラジルは世界最大のカトリックの国だが,カトリック教会が信者を失うのに比例して成長している,人気のある分派にとって,ブラジルは今パラダイスとなっている」。オー・エスタド・デ・サンパウロ紙の「がらがらの教会」と題する連載記事の中にそのような見出しが掲載された。いつ来てもがらがらの教会では司祭がどんどん減少している,と同紙は述べている。それとは対照的に,東洋の哲学,ペンテコステ派の運動,ブードゥー教,心霊術などが台頭し,集会場はあふれんばかりに人が集っている。法王ヨハネ・パウロ2世は最近,同教会を離れた人々に対する懸念を表明し,「彼らが再度カトリック教会内で重要な役割を得るよう」そうした人々に「特別な関心を示す」よう僧職者と平信徒の双方に訴えた。その記事は,とりわけ政治問題に対する干渉と,霊性の欠如が多くの人の心を冷えさせたと主張している。

現代のストラディバリウス?

● 科学者たちは多年にわたり,ストラディバリやグアルネリのような17世紀と18世紀のクレモナの名人たちが作った美しいバイオリンの音色の秘密を解き明かそうとしてきた。テキサス農工大学の生化学者,ジョセフ・ナギバリーは,グアルネリのチェロを綿密に調べ,木製の共鳴胴の部分に,普通の乾いた木の場合には自然の接着剤で閉じられている穴が所々に開いていることを発見した。「胴に間隙がある場合とない場合とでは明らかに響き方が異なる」と,ナギバリーは述べた。そしてこの生化学者は,「クレモナで用いられた木材が山地から海まで流され,そこでアドリア海の塩水の湾につかった」ことを理解した。塩水がその接着剤を溶かし,共鳴胴に空気室ができたものと思われる。ナギバリーは自分の実験室で同様の過程を経させた木材を用い,4丁のバイオリンを作らせた。どんな結果になっただろうか。ナギバリーと他の科学者たちおよび演奏家たちは,これらのバイオリンが音色においても音量においてもクレモナ製の楽器と十分肩を並べられることを確信した。

赤ん坊投げ捨て

● 「赤ん坊投げ捨て」の波がジンバブエ国民を震え上がらせている。ジンバブエのサンデー・メール紙によると,1983年の最初の8か月間に「少なくとも50人の赤ん坊が捨てられているのが見つかった」が,「他にもどれほど多くの赤ん坊が[発見されることもなく]捨てられて死亡しているかだれにも分からない」。「捨てられる」では恐らく言葉が優しすぎるだろう。未婚の母が「何の罪もない乳飲み子をアリ塚に埋めたり,川の中にその子を投げ込んだり,生まれたばかりの体をめった切りにしたり,そのような遺体をトイレに流そうとしたりすること」に関係しているのを知ると,その恐ろしさが実感となる。国は,小学校での性教育や,未婚の母のための施設を増やすことなどの解決策を推奨しているが,ほとんど役立っていない模様である。

市の化粧直し

● ニューヨーク市の職員の中には,同市の火事に遭って人が住まなくなった多くの建物について,余りに体裁が悪すぎると感じている人がいるらしい。それで,ニューヨーク・タイムズ紙の報道によると,「よろい戸,鉢植えの植物,ブラインド,窓覆いなどが転写印刷された[全部で約10万㌦(約2,400万円)相当の]大きなビニール」で見苦しい部分を覆うことによって,「中に人が住んでいる」感じを出そうという,「荒廃した区画のイメージを良くする」ための計画が推し進められた。当然ながら,なぜこれほど多額のお金を建物の改築ではなく転写印刷に用いるかという疑問が生じる。市長は,こうした区画を再建できる十分の資金が見つかるまで,市の側としてはこれが「気に掛けている」ことを示す方法だ,と述べている。しかしタイムズ紙はこう伝えている。この投資の仕方は,「市当局がこうした区画の問題に取り組むことに関心を持たず,不快な現実を隠したいと考えていることの象徴であろう」。

日本人の厚生事業

● 厚生省の報告によると,今の日本には10万人につき医師が149人,歯科医が54人,薬剤師が105人いる。ということは,1985年までに10万人につき150人の医師を設けようとする厚生省の目標が,予定よりもかなり前にほぼ達成されたことを意味する。実際のところ,「厚生省は,もし医師が現在の割で増え続けるなら,間もなく医師が過剰になることを気遣っている」とアサヒ・イブニング・ニューズ紙は述べている。こうした事実にもかかわらず,七大都市と農村部での研究から,都市部の人々が腹部と胸部のガンで死亡する危険は高まっており,農村部では胆のうのガンによる死がやはり増加していることが分かる。厚生省が発行した1982年の人口統計は,日本における死者全体の約4分の1はガンによるものであることを示している。

鳥は感じ取っていたか

● 1983年に米国コネティカット州のミアヌス川に架かる橋の一部が30㍍にわたって崩れたことは広く報道された。ニューヨーク・タイムズ紙によれば,1978年には5万2,000羽のホシムクドリがその橋の下をねぐらにしていたと考えられている。1979年に橋の下をねぐらにしていたのはわずか1万2,000羽で,1980年にはそれが6羽に減少し,それ以降は1羽も見られなくなった。したがって,ホシムクドリは何を感じ取っていたのかという疑問が生じる。オーデュボンの人々は,我々は「鳥にインタビューをすることはしない。鳥の数を数えるだけだ」と述べた。

ロボットが活躍

● すでに3万台以上の産業用ロボットが世界中で使用され,その数は1990年までには30万台にふくれ上がる可能性がある,とジャーマン・トリビューン紙は述べている。そのうちの約60%は米国と日本にある。ドイツは全体の11%を有しており,急速に追い上げている。これまでのところ,ロボットは主に自動車産業に用いられている。例えば,フォルクスワーゲン社では,「ロボットは生産過程の14ないし25%の仕事を行なっており」,その数字は60%に上昇するものとみられる。現代のロボットの品質は「ますます手先の器用な,理知的な」ものになっているといわれ,テレビカメラを目として品物を選別し,新しい仕事に適応することができる。科学技術が非常に早く発達しているため,2年前に突破口とみなされたものが今では時代遅れになっている。

痛み探知機

● 幾年もの間,法律および医学専門家たちの直面してきた大きなジレンマは,痛みを訴える本人の言葉の正確さを見定めることであった。その人は本当にひどい痛みを感じているのだろうか,あるいは多額の示談金を得ようとしてそのふりをしているのだろうか。痛みを探知する新しい手法 ― サーモグラフィー ― は答えとなるかもしれない。「この技術は,赤外線探知機を用いて,皮膚の温度分布をカラーの映像にするものである」と,カナダのグローブ・アンド・メール紙の一記事は述べている。X線では探知できない軟らかい組織の痛みは,筋肉のけいれんや血管の狭窄によって生ずる温度の相違のため,赤外線の画像に示される。米国の幾つかの州の裁判所ではサーモグラフィーを証拠として受け入れ,オンタリオ州の最高裁判所も最近それに倣った。このように,サーモグラフィーは正直な負傷者には祝福となり,仮病を使う人を暴く助けになるかもしれない。

強力な蚊殺し

● 科学者たちは,「数分以内に[蚊の]大軍を一掃できる新兵器」を開発したと考えていることがサンフランシスコ・クロニクル紙上で発表された。それは化学的な誘導体ではなく,幼虫駆除剤で,「発ガン性がなく,周囲の植物にも動物にも害がない」とその記事は述べている。これまでのところ,それは「蚊の幼虫と,他の二,三種類の害虫の幼虫だけに有害」と見られる。それには「非常な効果がある」と昆虫学者たちは結論を下している。

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