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目ざめよ! 1984
目84 11/22 29–31ページ

世界展望

分裂をもたらす国家主義

● 日本,イタリア,フランス,米国その他多くの国の作家や芸術家,音楽家,哲学者,精神分析学者,科学者,経済学者,実業家など250人が東京に集まって三日にわたり,国家主義を含む世界的に重要なテーマについて討議した。アルゼンチンの有名な作家であり詩人でもあるホルヘ・ルイス・ボルヘスは,国家主義が世界を分裂させていると述べ,さらにこう付け加えた。「この意味で国家主義は,諸悪の根源である。国家主義は人々を分裂させ,人間性の良い面を破壊し,富の分配を不平等にする」。

輸血からエイズ

● 「38歳の女性が,子宮切除手術を受けるために入院し,退院した時にはエイズにかかっていた」と,サンフランシスコ・クロニクル紙は伝えた。どうしてエイズにかかったのだろうか。「輸血が原因である」。その記事は,輸血によってこの病気は伝染するのではないかという疑いがかなり前から持たれていたことを指摘している。この患者の場合,供血者は同性愛者の男性であることが分かっていた。同記事によると,この病気には同性愛者の男性が一番よくかかり,血液または性的接触によって伝染するものとみなされている。

「侵略」されるスペイン

● 「スペインに対するアラブの侵略は続いている。今回の侵略者は剣ではなくて小切手帳で武装している」と,エコノミスト誌は伝えている。スペインは7世紀間ムーア人に支配され,その支配は1492年まで続いた。しかし今またアラブ人が戻って来て,1983年には65億ペセタ(約108億円)の投資を行なった。しかしこれは,ルクセンブルクやスイスにあるアラブ所有の諸会社から間接に入ってくる多額の資金 ― ほとんどの場合ホテルや銀行を買い取るのが目的 ― と比較すればごくわずかのものである。「銀行家たちの推計によると,マルベリャ周辺とプエルト・バヌス近辺における観光開発事業へのアラブの投資総額は約6億㌦(約1440億円)に上る」と同記事は伝えている。スペインはアラブ諸国から手に入れた石油の支払いにその金を必要としている。

犯罪の減少

● 米国連邦捜査局(FBI)の報告によると,1983年における米国の重大犯罪は7%減少した。23年間で最も大幅な減少である。司法長官はこれを,「すばらしいニュース」と呼んだ。暴力犯罪は1982年に比べて5%の減少,殺人は9%の減少,婦女暴行は1%,強盗は9%,加重暴行は3%の減少を見たことを同報告書は指摘している。

心身の消耗

● 「心身の消耗」は,「ストレスに対する反応」で,神経衰弱を招く可能性があると説明されている。ノラ・マッケーブはクローブ・アンド・メール紙の中で次のように述べている。「今日の[スポーツにおける]競争は,選手の層が厚くなっているためにかつてなく激しいものになっている。試合はより長く,肉体的にも精神的にもより苦しいものになっている。そのために受ける圧力は増大し,けがが増えることになる」。自分の職業に極度に献身し,打ち込んでいる人が心身消耗状態に一番陥りやすい。

有名になる運動家は,大抵非常に若い時から,「金魚鉢の中にいるかのように,報道機関に絶えず監視されている」。そういう人々に,心身の消耗が他の人々よりも多く見られる,と同記事は述べ,心身を消耗していたと多くの人から考えられていたクリス・エバート・ロイドの次の言葉を引用している。「わたしは10年間プロの生活をしてきたが,時折,本当にそれだけの価値があるのだろうか……これが人生のすべてだろうかと,考えることがあった」。

薬物の影響

● ニューヨーク市にあるコロンビア大学の心理学者,デニース・B・カンデルは,サイエンス・ニューズ誌の中で,マリファナを吸う若者は吸わない若者とは違ったところがあり,マリファナを多く吸えばそれだけ強い薬物を使うようになる可能性が大きいと書いている。マリファナを吸うとどんな影響があるだろうか。カンデル女史の話によると,マリファナを吸う人は,大人が普通に行なう活動に参加しようとしなくなる。また「心理学的幸福に関するテストの点は低く,非行に走る傾向がある」。

日本人の寿命

● 日本人はほかのどの国の人々よりも長生きをするとアジア・ウィーク誌は述べている。40歳の女性の平均寿命は81年と1か月,同年齢の男性のそれは76年と3か月になるものと見込まれている。その記事によると,「平均寿命は過去10年にわたり毎年2か月と20日延びている」。

日本の平均寿命が延びている一つの理由は,幼児の死亡率が低いことである。満1歳にならないうちに死亡する赤ちゃんは1,000人に付き7人にすぎない。オーストラリアでは1,000人に付き11人,米国では13人,マレーシアでは30人,タイでは53人,バングラデシュでは135人である。「日本人は他の国民ほどに殺し合うことをしない」ということも,日本人が長生きをする理由の中に数えられている。

ドラッグストアの店主とたばこ

● カナダのある薬剤師は,「矛盾した生活をすることがもうできなくなっていた」と言ってその理由を次のように説明した。「一方では病気を治すための薬を調合し,もう一方では健康を害する品物[たばこ]を売って利益を得ていた。長い間わたしに付きまとっていたものから解放された」。トロントのグローブ・アンド・メール紙はその薬剤師についてさらにこう述べている。「この人は6年前に,24年間販売してきたたばこを棚から一掃したが,どれほど多くの利益もその時に味わった深い安らぎに匹敵するものではなかった」。その薬剤師の話によると,売り上げは少し落ちたが,商売に響くほどではなかった。

児童ポルノ

● 警察は国際的な児童ポルノ一味を摘発した。ニューヨーク・タイムズ紙によると,「彼らの記録はホームコンピューターに保管され,家事手伝いの仕事があるという約束でおびき寄せられた少女たちが関係していた」。この一味は外国からのポルノの注文にも応じていたと同記事は伝えている。「何百もの」女性,未成年者,動物などがポルノに関係していた。十代のその少女たちはどのようにして勧誘されたのだろうか。その記事の説明によると,「立派な男の人が,家に来て掃除をしてくれる14歳,15歳,16歳の十代の女の子を雇いたいと言っているという,古い手口が使われている」。

新しいメートルの定義

● メートルの長さは1799年に最初フランスで,北極から赤道までの距離の1,000万分の1と定義された。1960年には長さのこの基礎単位は,特定の状況のもとでクリプトン86から出る赤みがかったオレンジ色の光の波長の165万763.73倍に等しいと再定義された。しかし,この標準は不正確で,地球と月との間の距離に1.5㍍ほどの狂いが生じることが分かった。この宇宙旅行の時代に,そのような測定単位の誤差は許されない。ブラジルのシエンシア・イラストラダによると,メートルは「光が真空の中で,2億9,979万2,458分の1秒間に進む距離」と再定義された。

水の力

● 人間は長い間海の力を活用することを考えてきた。その願いが今,日本の瀬戸内海にある狭い来島海峡で実現しようとしている。英文読売紙によると,潮の動きで電気を起こす水タービンが既に設置された。そのタービンと高さ14㍍の鋼鉄の枠が海中に降ろされ,秒速7.4㍍の潮流で1.6㌔㍗の電気を作ることが期待されている。

世界で生活費の最も高い都市

● 世界で生活費の最も高いのはどの都市だろう。UPIによると,それは3年連続でナイジェリアのラゴスと日本の東京であった。シカゴ,ジッダ(サウジアラビア),シンガポール,サンフランシスコなどは共に4位であった。ニューヨーク市はコンゴのブラザビルと共に8位。現在のところはドルが強いのでヨーロッパはアメリカ人にとり「物を安く買える」ところになっている。かつて物価が中南米で最高に高くて住みにくい首都とされていたカラカスが,物価の一番安い都市になった。

ホテルの紛失物

● あなたはホテルの部屋に何かを忘れたことがあるだろうか。もしあるとしてもそれはあなただけではない。帝国ホテルには一日に30人ないし40人が,前に泊まった部屋に置き忘れた物を取りに来る。どんな物を置き忘れるのだろうか。英文毎日によると,「半分になったウイスキーのびん,シャツ,パジャマ,ネクタイ,ハンカチ,靴,眼鏡,そして入れ歯まで」あるそうだ。

腐敗しやすい物は24時間保管することが法律で定められている。衣服その他の物品は6か月間保管しなければならない。現金,貴金属,宝石などは24時間以内に警察に届けなければならない。

注意を一言。チェック・アウトする前に部屋の中を徹底的に調べること。

ガンになる人が増えた

● 1940年代の初めに行なわれた第二次世界大戦の間に多くのアメリカ女性が,伝統的に男性の行なっていた仕事を引き継いだ。その女性たちは,当時圧倒的に男性の習慣であった喫煙の習慣も取り入れた。スタイリッシュで,流行に遅れない,自由な女性であるためにはたばこを吸わなければならないという宣伝に負けた。しかし,40年後の現在どんなことが起こっているだろうか。1984年には,肺ガンによる女性の死亡率は,アメリカ女性を死に追いやるガンの中の主要なものとされている乳ガンをしのぐことになろう。ただの流行に何と高い代償を支払うのだろう!

運動対老化

● もし運動家が他の人々よりも長く若さを保つようであれば,その答えは恐らく科学に見いだすことができるだろう。「運動すると,老化に関連した体の機能の低下が遅くなったり,止まったり,逆に体の機能が向上することさえある」と,南カリフォルニア大学運動生理学研究所のハーバート・A・デブリーズ博士は述べている。「運動すると筋肉のやせるのが止まり,心臓の筋肉が強くなり,血管の硬化が遅くなるようだ」と同博士は述べている。

樹木療法

● 「胆嚢の摘出手術を受けたばかりの患者に,病室の窓からレンガの壁を見せるようにすると,その患者は,葉の茂った樹木を見ることのできる患者よりも多量の,そしてより強い鎮痛剤を必要とし,入院期間は長くなり,看護の必要も大きくなるだろう」。デラウェア大学地理学部のロジャー・ウルリックが,ペンシルバニア病院の患者たちの記録を調査してこの結論を得たと,ニュー・サイエンティスト誌は伝えている。樹木を見る患者の平均入院期間が7.96日であるのに対し,レンガの壁を見る患者たちの平均入院期間は8.7日である。しかし,長期の入院患者の場合は,雑踏する街路をながめるのが一番有益かもしれないとウルリック氏は言う。

ブレークダンス熱

● 「ニューヨーク・タイムズ紙はブレークダンスを,フラフープの発明以来の,西半球における最も偉大な文化的革命であるとほめたたえている」と,ジャーマン・トリビューン誌は伝えた。ドイツでは,駅の中央ホールや歩道,ショッピングセンターなどに姿を現わしている。10年ほど前にニューヨークのスラム街で始まったブレークダンスは,体操と空手と宙返りの合いの子である。型は数多くあるが,腕や肩や頭あるいは背中を軸に,脈動するような音楽とかディスクジョッキーの拍子に合わせて旋回するのが普通のやり方である。この記事によると女の子たちは上手なダンサーに夢中になっている。しかしハンブルク出身の15歳のブレークダンサー,ギドは『ねこもしゃくしも踊れるようになったら』このダンスも終わりだろう,「ブレークダンスの人気もあと3か月ぐらいだろう」と言った。

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