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  • 血液の売買
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  • 胎盤を利用
  • 検査されていない化学物質
  • 「ぺちゃんこになった動物」
  • 電池公害
  • 性に関する英国の道徳的慣習
  • オーストラリアのネズミの災い
  • 復興は足踏み
  • ブレークダンスの危険
  • 洗剤にご用心
  • 長城を取り戻す
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    目ざめよ! 1986
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    目ざめよ! 1986
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    目ざめよ! 1995
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目ざめよ! 1985
目85 1/22 29–31ページ

世界展望

災害による死

● ニューヨーク・タイムズ紙の伝えるところによると,「洪水,干ばつ,地震,ハリケーン,火山の爆発など,世界の自然災害による死者の数は増加の傾向をたどっている」。スウェーデン赤十字社の後援で行なわれたある調査が示すところによると,1970年代にはその前の10年間に比べて自然災害が50%増加し,災害による死者の推定数は5倍に増え,毎年11万4,000人に達している。思慮に欠けた土地利用ゆえに「極端な気候条件のもとで土地の回復力」が低下したのと貧困とで,仕方なく「災害の起こりやすい地域に住む人々が増加の一途をたどっている」のが原因だと言われている。両方とも人口の急速な増加によって悪化している。

「1970年代には平均して1年に推定4,400万の人々の生活が災害によって崩壊し,それも非常な損害と苦しみを伴う場合が多かった」とニューヨーク・タイムズ紙は述べている。予防対策を施していれば災害の影響を少なくすることができたのだが,それが十分に優先的に行なわれていないと専門家たちは言う。当局者の話によると,1983年は洪水と干ばつで「災害の当たり年であった」。

命取りの残り物

● 「どんな戦争においても,使用される弾薬全体の平均約10%は不発に終わる」と,ストックホルム国際平和問題研究所のアーサー・ウェスティングは,スウェーデンの雑誌「アンビオ」に書いている。「これらの『戦争の残り物』は,紛争が終わった後も長いあいだ生命や身体を脅かす危険なものである」。その例として,1978年にフランスの爆弾処理班が掘り出した第二次世界大戦の不発弾約1万3,000発,米国がインドシナ半島に残していった推定2,300万発の砲弾と200万発の爆弾が挙げられている。戦後は,民間の船舶や野原で遊ぶ子供たちに犠牲者が出ている。ウェスティングは,「もっと信頼できる信管と,腐敗して土に還元できるような爆弾 ― 時がたてば武器としての効力を失う爆弾を研究するよう」武器の設計者たちに要望している。

血液の売買

● 血液は石炭や鉱石や石油のように「工業用原料」であると,ドイツの科学雑誌「ビルト・デル・ビッセンシャフト」は述べている。世界的に見て血漿を一番多く買い入れる国はどこだろうか。同誌によるとそれはドイツ連邦共和国で,血液から生産される医療用の化合物の一人平均消費量が最も高い。しかし,血漿の国際取り引きには危険が伴う。商業ベースで扱われる血漿は多くの細菌 ― とりわけA型肝炎ウイルス ― の運び役になる場合が多い。「アメリカの供血者たちの社会的背景」を心配する声も上がっている。

自滅的な観光事業

● 何十年ものあいだ観光客たちは,エジプトのルクソルの近くにある,地下の岩に掘られたファラオの大きな墳墓の中の鮮やかな絵に,驚きの目をみはってきた。「その墳墓の壁画は30世紀あまり,驚くほど良い状態を保ってきた。しかしあと何年かすればそれらの絵も消えてなくなるであろう。専門家たちは,10年から30年の寿命であろうと言っている」と,フランクフルター・アルゲマイネ紙の一記事は伝えている。なぜだろうか。それらの墳墓はエジプトの砂漠の乾燥した気候のおかげで保存されてきたのだが,今では何千人もの観光客の息や汗で湿度が高くなったり,重い観光バスが来るために壁にき裂が入ったりして危険にさらされているからである。ワールド・プレス・レビュー誌は同紙を引用して次のように書いている。「ルクソルには産業がない。12万人の住民のほとんど全部が観光事業で生計を立てている。墳墓の保存に努める人々よりも彼らの数の方がはるかに多い。しかし,20年ほどのうちにもし壁画が消えてなくなったら一体だれがやって来るだろうか」。

胎盤を利用

● 「いま人の胎盤は“蛋白質の豊富な”化粧用クリーム,ボディー・ローション,シャンプーなどに使われている」と,パレード誌は伝えている。「胎盤はリューマチ性関節炎,皮膚病,目の病気や婦人科の疾患の治療にさえ使われているし」,一部の薬品や軟膏,ワクチンなどにも使われている。胎盤つまり後産は重さ450㌘ほどのものであるが,以前はどこの病院でも捨てるものとされていた。ところが今では,酵素(蛋白質)またはホルモン抽出用に一個50㌣(約120円)ないし75㌣(180円)の値段で売られる場合が多い。「現在,胎盤の用途は医学の面で135ほどに上る」とパレード誌は述べている。

検査されていない化学物質

● 「さまざまな商品,工程,食品,化粧品,殺虫剤や薬品などに用いられているかなりの数の化学物質について,それらに関する毒性データは皆無に近い」と,ニューヨーク・タイムズ紙は伝えている。「人間への影響の度合いに関する情報はさらに少ない」。30名を超える専門家が3年かかって調べた結果こうしたことが分かったが,それによると,使われている化学物質つまり成分の60%以上については,保健査定を部分的に行なうためのデータさえ十分にはない。多くのものは一度も検査をされたことがないようである。「この調査報告は,健康にとって危険であることを証明してはいない」と,委員会の毒性データ調査を指導した毒物学者のジョン・ドウルは述べている。「しかし私はこの結果に恐れを抱いている。そこには非常に大きな健康上の問題,全く予期しない隠れた問題が幾つかひそんでいる。……データがないということは非常に困ったことだ」。

「ぺちゃんこになった動物」

● 米国のハイウェーで特定の種類の動物がよく死んでいるのはなぜだろう。生物学の教授,ロジャー・クヌートソンによると,その答えは動物のある特殊の行動特性にあり,その地域にそれらの動物が住んでいるというだけの理由によるのではない。アイオワ州で一番よく車にひかれている動物の一つは,しまのあるスカンクであると同教授は言う。彼らは生来の防御戦略として,一歩も引き下がらずに悪臭を噴射する手段に頼るからだ。テキサス州ではアルマジロの死骸をよく見かけるが,それは,体を丸めてよろいを着たボールのようになる本能があるためだ。不幸なことに,そうしてみたところで自動車の衝撃に耐えることはできない。ヘビは夕方近くになると暖かい,平たい岩を捜す傾向があり,ハイウェーの舗装道路がその必要を満たしてくれるためたくさんのヘビが殺される。春になるとヒキガエルがひかれていることが多い。交尾期に入るので,交尾活動の相手と池を求めてハイウェーを横切るからだ。

電池公害

● ニューヨーク・タイムズ紙の伝えるところによると,日本の製造業者は「1983年に28億5,000万個の電池を生産した」。そのうちの30%ないし40%は輸出されたが,「日本人は一人につき1年間に約15個の電池を使う」。捨てられたたくさんの電池をどうするかが日本では大きな問題になっている。「ほとんどの電池に使われている毒性を持つ金属である水銀が,ごみ捨て場の周囲の土に染み込んでいる」とニューヨーク・タイムズ紙は伝えている。「日本は,計算機やカメラ,ポータブル・ステレオ,時計などの電源である乾電池によって徐々に汚染されている」という心配が生じている。この問題を解決する努力の一環として,多くの都市では,使用済みの電池を他のごみと分けておいて別個に収集する方法を取っている。しかし,すでに収集してドラムカンにつめてある何トンもの電池をどう処理すべきか迷っており,政府に対策を求めている。当局は電池業界に水銀を使わない電池を開発するよう勧めている。

性に関する英国の道徳的慣習

● 「教会に通う十代の若者を対象とした調査で,結婚していないのに性交渉を持つのは間違いであると考える若者は,英国国教会の場合わずか28%であることが明らかになった」と,リバプール・デーリー・ポスト紙は伝えている。「ローマ・カトリックの若者たちもほとんど同じほど自由な考えを持っており,結婚関係外の性関係に反対の意見を持つ者は32%である」。英国の15歳以上の独身の女性6,000人を対象に行なった別の調査によると,それらの女性の20%が16歳までに処女を失っている。そしてほとんど全部が,結婚する前にボーイフレンドと一緒に寝るのは何も悪いことではないと考えている。彼女たちの60%は,1週間に少なくとも2回性行為を行なっている。また,18歳以上の女性を対象にした3番目の調査によると,花嫁は処女であるべきだと考えている人はわずか28%で,大多数の人は性の経験があるほうがよいと考えている。

オーストラリアのネズミの災い

● オーストラリアでは,5年続きの干ばつの後の豊作でネズミの数が爆発的に増加した。「ネズミは,ニュー・サウスウェールズ州,サウス・オーストラリア州,ビクトリア州などの穀物地帯を群れをなして走りまわっており,北上してクイーンズランド州にもなだれ込む勢いを見せている」と,ニュージーランドのオークランド・スター紙は伝えている。「大抵の州の農民は,牧場や穀物を作る囲い地からネズミを締め出す努力を放棄してしまい……その代わりに家や物置きや車や機械の中にネズミを入れないようにすることに注意を集中している」。農家のイヌやネコさえあきらめているということだ。農民たちは,災いを食い止め,来年の夏の作物を救う,冷たくて雨の多い厳しい冬になることを祈っている。

復興は足踏み

● 「バビロンにはイラクとイランの戦争の砲声は聞こえてこない。ここはかつてペルシャの皇帝キュロスの軍隊がエルサレムへ向けて意気揚々とかっ歩した所である」と,インターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙は述べている。「しかし紛争の影響はここにも及んでいる」。古代バビロンの栄光を再現するイラクの試みは戦争によって足踏み状態になってしまった。今では訪問者たちは,再建された門の中に言葉もなく案内され,かつての誇り高きバビロンの散乱した遺跡を見つめる。案内人も,そのあたりを片づけていた管理人も今はいない。戦争へ,あるいはもっと緊急な事柄に携わるために90㌔ほど北のバグダッドへ行ってしまった。

ブレークダンスの危険

● 最近の流行でけがの数が増えていることから考えると,ブレークダンスと命名したのはふさわしかったかもしれない。このダンスでは体が耐えられないほどに押されがちなので,骨折したり,じん帯を切ったり,もっと大きなけがをしたりすることもあると医師たちは警告している。25歳のある男性は難しい離れ業を試みて首を折り,四肢麻卑にかかった。また,片手で体の重みを支えようとしているうちに腕を折った人もいる。カイロプラクターも,このダンスをすると背骨をひどく損傷することがあると警告している。体調をくずしている人や,年のせいで柔軟性のない人々は特にひどいけがをしやすいと医師たちは言っている。

洗剤にご用心

● 洗剤で洗った皿をすすがないと,保健上危険なのではないかと考えられている。デーリー・テレグラフ紙が伝えたように,ロンドンの大学病院のある研究チームはラットで実験を行ない,ラットに与える飲み水の中に薄めた洗剤を加えると「胃や腸の内壁の細胞が損なわれ,かいようができ,腸壁が薄くなって透明になる」ことを発見した。皿や食器類に残っている少量の洗剤が人間に同様の影響を与えるかどうかは定かでないが,研究者たちは,特に乳児を考慮に入れてその可能性について警告している。哺乳びんをよくすすぐようにしないと,未熟な腸を損なうに足る量の洗剤が乳児の体内に入る恐れがあると彼らは見ている。

長城を取り戻す

● 長いあいだ中国の象徴,国の遺産と考えられていた万里の長城は荒廃している。北京の北方の長城を空から調べると,そのまま残っているのはわずか6分の1で,3分の2は全く荒れ果てている。そのため長城を修復する努力がいま払われている。ニューヨーク・タイムズ紙の伝えるところによると,「北京市外に住む農民たちは,家や豚小屋を作るために持ち去った長城のかけらを戻すように求められている」。それを奨励するために,当局は農民に代わりの建築資材を供給することを申し出た。長城修復の努力はまず北京の北80㌔の地点,つまり八達嶺<バーダーリン>に集中的に注がれる。2,400㌔に及ぶ他の部分に修復を延長するだけの基金が集まることが望まれている。今日観光客たちが訪れる長城は,信頼できる筋によると,16世紀に明朝によって築かれたと言われている。

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