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  • 世界展望
  • 目ざめよ! 1985
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目ざめよ! 1985
目85 4/22 29–31ページ

世界展望

輸血による死者年間1,000人

● ニューヨーク・タイムズ紙によると,「毎年12万人のアメリカ人」が非A非B肝炎として知られる肝炎の一種にかかり,「そのうちの9万人ほどは輸血によってこの病気に感染している」。その報道はさらに,「これによる死者は毎年1,000人を超える」と述べている。最近,米国の科学者は,この型の病気の原因になるウイルスの正体を明らかにすることに成功した。科学者たちはこれで,問題のウイルスを詳しく研究できることになる。そして,汚染血液を選別する方法を開発し,できれば肝炎ワクチンをさえ開発したいとの考えである。しかし今のところ,この病気は治療不能である。米国の食品・医薬品局のロバート・J・ゲレティ博士はニューヨーク・タイムズ紙に,「5単位以上の輸血を受ける人全体の約10%は非A非Bウイルスに感染する」と語った。

世界中に見られる文盲の問題

● 「世界人口のうち10億人は文盲で,その数は着実に増加している」と,南アフリカのヨハネスブルグ市のスター紙はドイツ国際開発基金(GFID)の報告に基づいて述べている。「多くの国々,それも特にアフリカの国々では,読み書きのできない人が90%を超えている」。ドイツの農学者エバ-マリア・ブルッフハウスによると,ユネスコの支援を受けた国際文盲撲滅キャンペーンは発展途上国でいばらの道を歩んでいる。なぜだろうか。低就学率,高い中退率 ― 就学者のうち学校を卒業するのは3分の1以下 ― および学んだ事柄を実際に使う機会が学童に与えられないことなどがその理由である。

血漿輸血

● 米国で使用される血漿の90%までが正当な使用とは言えない,と米国の国立衛生研究所の招きで首都ワシントンに集まった専門家たちの研究班は報告している。ニューヨーク・タイムズ紙は研究班の責任者ジェームズ・L・タリス博士の意見を伝え,「輸血を受ける患者は毎年350万人に達し,そのうち血漿を輸血される患者は70万人に上るが,その数は血漿輸血を受けてしかるべき人の数よりも63万人多いかもしれない」と,述べている。研究班に加わった人々は,毎年血漿だけで引き起こされるウイルス肝炎は1万件に上ると推定している。

漏れた石油

● 石油漏れ,火災,あるいはコンテナの沈没により1983年中に海上で失われた石油の量は急激に増加し,1982年に対して930%増となった。「石油漏れ情報報告」はその損失を正確に計算し,2億4,180万ガロンとしている。単独の損失として最大級のものはペルシャ湾で生じた8,000万ガロンで,イラン-イラク戦争の際の攻撃により油井が破裂し,修理が妨害された。しかし,石油漏れの大半はタンカーから生じている。流出した石油が大きな心配の種となっているのは,「石油漏れに効果的に対処する科学技術の不備」を示す証拠が見られることである,と同「報告」の編集者であるリチャード・ゴロブは述べている。取り戻せる石油はほとんどない。

動物用抗生物質 ― 新たな危険

● 骨の折れる研究の末,疾病対策センター(CDC)の科学者,スコット・ホルムバーグのチームは,米国中西部の四つの州に住む18人の人々の病気と,飼料の中に抗生物質を入れて用いることとの間に直接の結び付きがあることを確証した。この研究は近年行なわれた他の研究と相まって,動物用抗生物質の使用を禁ずる論議を支えてきた,と多くの科学者たちは述べている。その危険を説明して,サイエンス誌は,「飼料に含まれる抗生物質は弱いバクテリアを死滅させ,よりたくましく,大抵の場合病毒性のより強い微生物を残して,それを繁殖させることになる」と述べている。その微生物が汚染された食品を通して人間に移ると,「それら薬に耐性を持つ有機体に対して,ありきたりの抗生物質療法は効果がないために,病気の長引くことがある」。飼料用抗生物質の使用禁止に反対する大勢の人々はこれらの研究の重みは認めるものの,使用禁止になれば食肉の価格が上がることになると反論している。

太陽が昇ると,雑草が消える

● 米国イリノイ大学の科学者たちは光によって活性化する除草剤を開発した,とサイエンス・ニューズ誌は伝えている。この除草剤の主成分はALAとして一般に知られる単純なアミノ酸で,どんな動植物の細胞にも存在する。通常,植物はALAを使って,テトラピロールと呼ばれる,光に反応する化学物質を作り,それが光に当たると葉緑素を作り出す。ところが,夜間にALAと活性剤を植物に噴霧すると,余分のテトラピロールが生成され,それが日の出と同時にいっせいに反応する。大抵の植物は数時間以内に枯れる。この除草剤の開発者の一人であるコンスタンティン・A・レベイズ博士は,「植物は目の前で文字どおり縮んでゆく」と述べている。小麦,カラス麦,とうもろこし,そして大麦には著しい影響はない。しかし,ALAは一般的なタイプの雑草の多くを枯らす。

北極での汚染

● 米国アラスカ州アンカレッジで開かれた,年一回の北極科学会議の汚染問題公開討論会で,科学者たちは北極に現在見られる大気汚染のひどさに対する失望感を表明した。北極圏の土地の75%を占めるソ連が公害の元凶の筆頭に上げられており,ヨーロッパと英国がそれに続いている。汚染物質の影響は北極の厳しい環境により深刻化することが示された。北極に関する研究が20年にも及ぶ学者,ウィリアム・ゾラは,「北極ではあらゆる物がぎりぎりのところで維持されている」と述べた。今年は北極での汚染をテーマにした国際会議が計画されている,とニューヨーク・タイムズ紙は伝えている。

コンピューターの分野の海賊版

● ジャーマン・トリビューン紙によれば,米国にあるコンピューターのソフトウェアの会社は,自社のプログラムがコンピューター業界の海賊版製作者に複製されるため,毎年10億ないし30億㌦(約2,600億ないし7,800億円)の損失を被っている。コンピューター業界の海賊版造りは,米国,フランス,ドイツ,シンガポール,台湾省および韓国で非常に盛んである。「問題は悪化の一途をたどっている」と,業界のスポークスマンは言葉を加えている。これまで,海賊版製作者たちはプログラムの複製を阻止するための装置を出し抜く方法を見つけてきた。どんな手が打てるだろうか。幾つもの国で,そのような海賊版造りを非合法化する法律が制定されている。しかし,一スポークスマンは敗北を認め,コンピューター会社は「新しいソフトウェアを開発しつづけ」,海賊版を時代遅れにしてゆくしかないことを示唆している。

『テントウムシを動員する』

● ドイツのハンブルク市で開かれた国際昆虫学会の席上,ベルント・ホイデマン教授は,農林業で害虫駆除のために化学薬品が使われすぎている,と述べた。ジャーマン・トリビューン紙の伝えるところによると,同教授は,「害虫を生物学的に退治するためにはテントウムシなどの昆虫を動員するほうが優れた結果が生まれ」,害虫による打撃は「輪作とより多くの種類の穀物を植えることにより大幅に減らす」ことができる,と語った。野生の植物をなくした単作農地および収量の多い作物のために,害虫駆除の自然の効果が上がらなくなっている。その報告は結論として,「ヨーロッパの農家の人々が自国民の必要とする食糧だけを生産するとしたら,化学的な害虫駆除は10ないし20年以内にやめることができる」と述べている。

「超強力淋病」

● 「最近まで,淋病の治療にはペニシリンが用いられてきた。ペニシリンを使うと,淋病は数時間で,梅毒は数日で治ったと言われている」。そう述べるのは,ギリシャのアテネで発行されているアテネ・ニューズ紙である。ところが今では,「超強力淋病」と名づけられた新種の淋病に,「ペニシリンを非活性化する物質を生産する能力がある」とその報道は述べている。病気を抑えるために,カナマイシンやスペクティノマイシンのような,もっと高価な抗生物質を代わりに使わなければならない。ところがそれらの抗生物質は,性行為感染症としては最も危険な病気である梅毒を治療するのには役立たない。アジア地区の医師たちは代わりになる抗生物質が「超強力淋病」の治療に効くことを指摘しているが,アジアでは梅毒がそれ以上に広まってきている。

はと用の“かかし”

● 東京近郊の三鷹駅には,大きな“目玉”をあしらったくるくる回る旗を連ねたものがお目見えし,はとを追い払うのに役立っている。その結果,はとの糞を落とされた被害者から駅当局に毎日のように寄せられていた苦情が来なくなった。「駅では,いつも鳥の集まっていた6か所に,旗を40枚つるした」と英文毎日は伝えている。「目玉に似せて,派手な黄色の地に三つの黒い同心円,その中に二つの半月形を描いたこの旗は,風が吹くとくるくる回る」。この旗は,はとの糞に悩まされる日本の無数の建物や寺院に希望を差し伸べるものとなるかもしれない,とその報道は述べている。

ホットドッグの危険

● 食べ物による9歳以下の子供の窒息103例を対象にした調査によると,食べている時の窒息死の原因として筆頭に上がっているのはホットドッグである,とアメリカ医師会ジャーナル誌は伝えている。ニンジン,クッキー,アメ,およびナッツなどの食品も死因として上げられているが,そのような窒息死全体の17%はホットドッグが原因とされている。ニューヨークのデイリー・ニューズ紙によると,米国のボルティモア市にあるジョンズ・ホプキンズ大学のスーザン・P・ベーカーは,「子供の気道を必ずふさぐものを作りたければ,一口分のホットドッグがよい」と述べている。「4歳以下の子供に,ホットドッグを丸々一つ与えて食べさせてはならない」と同女史は述べている。

中国の“資本主義”

● 中国共産党は最近,ウォール・ストリート・ジャーナル紙が「画期的な経済計画」と呼ぶものを発表したが,それは「ほとんどだれも可能だとは思わなかったほどまでに,2億人の都市生活者をさらに資本主義の道へと進ませる」ものとなる。この計画は,「ソ連式の中央計画の大半を」放棄するものである。その記事はこう述べている。「今後数年間,100万を超える国営企業や工場が政府の計画や保護から切り離され,各々独自の経済的な長所や才能に応じて浮き沈みすることになる」。しかし,製鋼業のような基幹産業は政府の管轄下にとどまる。現在のところ,政府の支給する補助金により,衣食住および交通や教育の費用が人為的に抑えられているが,中国国外の専門家たちは,この新計画を実施すれば物価は上がり,混迷期が生ずるであろう,と推測している。しかし,経済問題担当の元国務次官補ロバート・ホーマッツは,「中国がこの方向を堅持すれば,我々は20世紀における驚くべき経済上の出来事を一つこの目で見ることになる」と述べている。

1,800年前のメロディー

● 中国でこれまでに発見された最古の楽譜は,五弦の楽器のために書かれた譜の刻まれた木片で,約1,800年前のものである,と中国の週刊ニュース雑誌「北京レビュー」は書いている。それは1920年に発見されたが,蘭州<ランチョウ>大学の歴史学者,ニュウ・ロングフェイが最近になってその楽譜を調査し,翻訳するまで,60年以上にわたって無視され,たなざらしにされていた。この学者は,そのメロディーは優雅で,美しいと述べている。

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