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  • 十代の人たち ― どうしたら家庭の平和に貢献できますか
  • 目ざめよ! 1986
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目ざめよ! 1986
目86 1/8 6–7ページ

十代の人たち ― どうしたら家庭の平和に貢献できますか

「助けていただきたくてこの手紙を書いています」。一少女はこのような言葉で手紙を書き始め,さらにこう続けています。「わたしは両親といつもけんかばかりしているように思えます。わたしは独りぼっちです。しばしば憂うつになります。早く何とかしてくださらなければ,わたしは自分の命を終わらせます。……追伸両親に話すようにというような提案はしないでください。わたしの話に耳を傾けてくれる人は一人もいません」。

この少女のように絶望的な気持ちにはなっていなくても,十代の子供の中には家庭で同様のいさかいを経験する人が少なくありません。毎日の手伝い,門限,服装と身繕い,学校の成績,デート,家族の他の成員に対する態度などはいずれも,口げんかのよくある原因です。

しかし,聖書の助言を適用すると,本当に平和に役立つことを知った若い人々は少なくありません。そしてどう考えても,両親と平和な関係を保つことには本当に益があります。(次のページの囲み記事をご覧ください。)では,それを成し遂げるために聖書のどんな助言が役立つでしょうか。

『敬い,従いなさい』

「両親に従いなさい。……あなたの父と母とを敬え(大切な人として尊び,重んじなさい)。……そうすれば,あなたは幸福になり,地上でながく生きながらえるであろう」と,聖書のエフェソス 6章1節から3節は命じています。(日本聖書協会 口語訳聖書)あなたに命を与え,無力な幼児だった時に養い,衣食住を備えて健康管理をするために犠牲を払ってくださった親を敬うべきではありませんか。従順とは,神を恐れる親が求める事柄を,たとえそれが難しくても,行なうことを意味します。これは口で言うのは簡単ですが,実行するのははるかに困難です。しかし,人生経験のはるかに長いご両親の助言に留意するなら,より賢くなり,苦しみを伴う幾つかの心痛から守られます。

確かに,そうするには自分にとって不快な事柄を幾らか行なったり受け入れたりする方法を身に着けなければならないかもしれません。しかし,それは大人の世界で受ける圧力に対処するのに不可欠な訓練です。児童心理学者のポール・ガブリエル博士は,「失意に耐えられる」のは「問題に立ち向かってゆく子供たち」であることを明らかにしました。失望しても取り乱すことなく物事を扱い,避けられないことを素直に受け入れる方法を身に着けています。聖書は,逆境に対処することにより人格を築き上げられるという点を示唆しています。哀歌 3章27節には,「強健な者にとって若い時にくびきを負うのは良いことである」と述べられています。

しかし,ご両親があなたの見解を無視しているように感じられる場合はどうですか。聖書はこう提案しています。(1)口げんかをするのではなく,穏やかに話す。(箴言 29:11)(2)『[耳に]甘い』と言えるような言葉を使うようにする。考慮や助けを要求するのではなく,考慮を払い,助けを与えてくださるようお願いする。(箴言 16:21)(3)道理をわきまえる。「みんながそうしているから」というような的はずれの言葉ではなく,自分の見解を支持する確かな理由を述べるようにする。―フィリピ 4:5をご覧ください。

『自分の心から率直に』話しなさい

グレゴリーは十代の少年だったころ,自分の母親から感情面での支えをほとんど得ていないように感じていました。母親の加える制限は道理にかなっていないように思えたのです。実際には何の根拠もないのに,悪いことをしているとしてしばしば責められました。グレゴリーの感じていた内面的な痛みのゆえに,日ごとにいさかいが絶えませんでした。グレゴリーはエホバの証人の王国会館で一人の奉仕者に助けを求めて近づきましたが,その人はグレゴリーに,母親と話す際に『自分の心から率直に』語るよう勧めました。―ヨブ 33:3,ウィリアム・ベック訳,「今日の言語による聖書」。

「自分が実際にどのように感じているかを母に知ってもらおうと一生懸命努力しました。母の理解と感情的な支えを必要としていたのです。僕は自分が何も悪いことはしておらず,母に信頼してもらえないためにどんなに自分が傷ついているかを,母に理解してもらえるようにしました。やがて母は僕の感情を理解するようになり,親子の関係は改善されました。また,母に従い,母が僕を信用しなくなる理由を全く与えないようにしました」と,グレゴリーは語っています。若い人々の持つ感情的な必要が満たされないと,大抵の場合に恨みつらみが募ります。しかし,両親との心からの対話は家庭の雰囲気を向上させます。

グレゴリーの家庭での事態が改善されたことの価値は,グレゴリーが,増加の一途をたどり,特異な問題を抱える種類の家庭,すなわち片親だけの家庭の子であったことを考えると一層よく認識できるでしょう。

片親だけの家庭

現在のところ,米国の子供5人に一人は片親だけと生活しており,他の国々でも同様の状況が見られます。女手一つで子供を育てるペルーのある母親は,長い時間働いたうえ家事をしなくてはならないという,自分の果たさなければならない膨大な仕事の量について語っています。しかしその母親は,「生活をさらに難しくするのは,子供たちが私の言うことに敬意を示さないときです」と述べています。

あなたがそのような家庭の子供であれば,聖書が「思いやり」と呼ぶものを培うことにより同情心を示すようにしましょう。(ペテロ第一 3:8)従順になりましょう。家事を手伝うだけでなく,親を感情的に支えることによっても,自分が本当の息子や娘であることを実証するのです。あなたのことを顧み,正しく育てようという決意を抱いている人がいることを喜べます。片親だけの家庭にある様々な増し加わった問題に首尾よく対処することにより,より優れた人間になれます。a

確かに,非の打ち所のない家庭などありません。それでも,感謝の目をもって,自分の家庭の積極的な面に専ら注意を向け,平和に貢献するのです。

[脚注]

a 1981年5月22日号の「お母さん,わたしたち二人きりなのね」という記事をご覧ください。

[7ページの囲み記事]

親と十代の子供との良い関係の価値

「[約200の]研究論文の間に見られた一致した見解は,子供たちの学力,指導力,独創的な考え方と,温かくて,互いを認め合い,理解し合う……親子関係とが積極的に結び付けられることを再び明らかにした」―「結婚と家族ジャーナル」誌に載せられた,ジェームズ・ウォルターズおよびニック・スティネットの言葉。

「青年期の若者が麻薬やアルコールの中毒になると,家庭内での当人の役割がその中毒と治療に重大な影響を及ぼしかねない」―「ザ・ジャーナル」誌に載せられたM・ヘイガーの書いた記事,「薬物乱用: 家族の問題」。

「ある研究によると,青年期の若者が親との対話や親から得られる助けに満足していればいるほど,しっかりした自尊心を持つようになる」―「青年期」という本の中のE・アットウォーターの言葉。

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